« 『オッペケペー節と明治』を読む | トップページ | ホッの釣り »

2018年3月10日 (土)

冬山を歩く 15

風が落ちた。
が、沖に出て行ける海況ではない。

山へ。

 登り:西尾根コース
 下り:水元沢コース

2月25日の逆回り。

18031001【画像:1枚目】
気温が上がり、木曜の昼から金曜の朝にかけて里は雨。
雪も随分減った。

だから、山も。
と、里の気象と山を単純にシンクロさせて考えてはいけない。
800メートルから上は、別世界。
むしろ、雪が増えた。

ツボ足なのだが、表面がクラスト(氷化)し締まった雪なので歩きやすい。

この樹氷の枝をくぐって山頂へ。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は氷点下1℃。

ここで、雪を沸かし、コーヒーを淹れた。

18031002

【画像:3枚目】
水元沢ルートの596メートルコルへとつながる広い雪の斜面。

ウサギの足跡もない。

【画像:4枚目】
背中は鷲別川の源流の沢へ下りる斜面。

画像ずっと奥のダケカンバ。
その1本に、ツタウルシがからみついている。
これが、秋になると紅色鮮やかに。

一昨年の秋。
私が いま立っている ここに緋毛氈を敷き、ひとり野点(のだて)をするソロの女性登山者を見たことがある。
美しい秋だった。

「お前は、本当にそれを見たのか」と問われると、返答に窮する・・・
私は、まぼろしを見たのかもしれない・・・

なんぞと、白い世界で紅色の思い出にひたっていられる時間は せいぜい3秒。

このあたりから腐った雪で、どうかすると腰まで埋まる(^^;
かと思うと、右脚だけが太ももまで埋まり、左脚は埋まらない。
その逆だったり。

この先、ザックにくくり付けてきていたスノーシュー(西洋かんじき)を履いて歩いた(^o^)

北から南へと飛ぶサーブ340の双発ターボプロップ音が。
ここは、丘珠と函館を結ぶ〝V2〟航空路の ほぼ真下。

Gpslog

山歩き時間4時間45分。
16072歩。

全給水量は、
 ・150CC

室蘭岳山頂で、
 ・可否茶館 ブルーマウンテン№1 1ドリップ

« 『オッペケペー節と明治』を読む | トップページ | ホッの釣り »

コメント

室蘭市内は雪がありませんが、山は真冬の様相ですね。
しかし、春が近づいている感じが分かりました。(^◇^)。

投稿: きーさん | 2018年3月11日 (日) 21:04

きーさん、こんにちは

この時期、空気がかすむのですが、この日は澄んだ空気が流れてきました。
この冬の室蘭岳は、随分と雪が積もりました。

あの鐘を見おろすことができるくらいに。
まだしばらく、私の山歩きは雪を踏んで、ということになりそうです。

投稿: KON-chan | 2018年3月12日 (月) 00:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 冬山を歩く 15:

« 『オッペケペー節と明治』を読む | トップページ | ホッの釣り »