『答えられそうで答えられない語源』を読む
ヒトは言葉を話すように生まれついている。
という学説があるとのこと。
言葉の発生は不思議なことだ。
一番最初の言葉は何だったのだろう。
〝Oh〟だったのか〝Wow〟だったのか〝チッ〟だったのか〝ギャー〟だったのか・・・
こんな喫茶店で読み始め。
取り上げられている語は600を超える。
ただし、著者いわく、
本書は、
・権威もなければ
・見識も伴わない
語源は、
・あやふや
・諸説紛々
金字塔(きんじとう)。
広辞苑だと、
①ピラミッドの異称
②不滅の業績
中日辞典(小学館)だと、
①ピラミッド
②不朽の業績
そして、いずれも、〝金の字の形に似ている〟ことからピラミッドを金字塔というのだという旨の説明が付いている。
本書によれば、ピラミッドを〝金字塔〟と訳したのは、日本人。
大正初期のことだと。
となれば、漢語(中国語)へは、日本からの輸出ということになる。
ホントかなァ(^^;
著者は「はじめに」で、こう書いて牽制している。
「根拠を挙げよという苦情にはゴメンナサイ」
本夕、読了。
ピラミッドを、
全字塔
公字塔
八字塔
と訳さなかったのは、訳者の見識。
〝金字塔〟でなければ、不滅の業績・不朽の業績と意味付けできない。
ところで、ピラミッドときたら、スフィンクス。
大正初期の日本人、Sphinxをスフィンクスとカタカナに置き換えただけ。
やはり、ピラミッドを金字塔と訳したのは日本人ではないような気が、・・・
スフィンクス、漢語(中国語)では〝獅身人面像〟。
まんまなのだが(^^;
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