『テレビじゃ言えない』を読む
著者は言う。
インターネットは、〝バカのための拡声器〟
インターネット社会は、〝バカが簡単にモノを言う社会〟
だと。
御意。
こんな喫茶店で読み始め。
著者は、ビートたけし。
特別にヒトと違ったコト、突飛なコトを著者が言っているわけではない。
しかし、確かに〝テレビじゃ言えない〟。
TV放送時は、カットされるかピー音をかぶせられるか。
ネット社会は、〝普通のヒト〟が、
芸術家(のつもり)に
写真家(のつもり)に
評論家(のつもり)に
パフォーマー(のつもり)に
その他モロモロ(のつもり)に
なれる世界。
ネット上に並ぶ、それら〝普通のヒト〟たち。
その〝普通のヒト〟のレベルの幅の範囲内に自分もいて、それで安心できたりする(^^;
著者に言わせると、このあたりにウヨウヨいるヒトが〝バカ〟(^^;
ネット上に、あれこれ見せて、語って はしゃいでいる〝バカ〟。
反応しているだけで、何かを考えているわけではない。
それが、アナタ、キミ、そしてボク(^^;;
著者、あやうげなヒト。
しかし、生放送で問題発言をしたと聞いたことはない。
著者の考え方は一貫している。
それが教条主義的でも原理主義的でもなく、応用のきく柔軟性を持ち、感情のまま・思い付きを言っているようで堅い理性が裏にある。
バカは発信する
けれども、バカは読まない
とも、著者は言う。
御意。
本夕、読了。
本書の最後の文は、
「だけどオイラは、そんなバカヤローであり続けたいと思うんだ。」
著者は、バカを自覚できる、大変に頭のいいヒトだ。
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