『カラスの常識』を読む
車の進行方向前方にいるカラスは、車が近付くと隣の車線に避ける。
カラスは車線の意味を知っている(ような気がする)。
絵鞆のカラスは、岩壁からカラスガイを剥ぎ取り、それを高いところから落としてカラを割る。
貝殻の中には食べ物があることを知っていて、その取り出し方も知っている。
ただし、生きた貝からエサを得るには、時間が掛かる。
だから、滅多にやらない。
もっと楽をできるエサ場を知っているのだろう。
こんな喫茶店で読み始め。
著者は生態学を専攻した後、番組制作会社に就職。
NHKの自然番組の制作に多く携わったヒト。
カラスはヒトに近いところに棲むから、我々の目にもよく入る。
題名の通り、内容は『カラスの常識』。
本書に書かれている程度のことは、我々をそれほど驚かすものではない。
私の読んだのは第4刷本。
4刷目なのに、著者も編集者も校正の怠慢が過ぎる。
例えば、以下。
東京23区から出る生ゴミは年間65万トン。
カラスの食餌量は1日100グラム。
著者は、「これを元に単純計算する」と書き、23区の生ゴミで、
一億七八0八万羽
のカラスが生存可能だとはじく。
ひと桁おかしい。
一七八0万羽。
ほかにも、おかしな記述がある。
本夕、読了。
教科書として使うのにふさわしいのは誤記・誤植の多い本だ、と言った教師がいた。
本も、教師の言うことにも、無邪気に信用せず、疑問を持ち、確認することで学生は鍛えられると。
教師の怠慢のような気がしないでも・・・(^^;
今夕、KON-chan号を下架・係留。
日が沈み。もうじき水平線から赤色が消える。
今日 出航した艇長らの言は、「いない」、「ひとアタリもない」等々。
他の釣り人の言うことを、信用せず、疑問を持ちっていう態度は、私の常(^^;
氷を20キロ搭載した(^o^)
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