私は〝そんな釣師〟ではない(^^;
8時、出航。
長い波長のゆったりとしたウネリ。
1500キロはるか南東の台風の作った波、土用波だ。
【画像:上】
海上はもや。
そのもやった港口沖に、海技訓練生を乗せた帆船日本丸と大成丸。
【画像:下】
やがて晴れわたり、夏の陽射し。
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
私の経験範囲内での話。
姿が見えているのに、掛けるのが難しいサカナの筆頭はブリ(イナダ)。
振り切れてナブラの手前の海面に落ちたフローティングミノーにバシャっと反応したことがある。
ってことで、反応のあったあたりにミノーをキャストしても、スカ(^^;
船のすぐそばでナブラが湧き、しぶきが顔にかかるような高活性。
なのに疑似餌には全く反応しないことがある。
そういう海域から1本引き出す工夫のできるヒトが、ウデのいい釣師。
絵鞆にはそんな釣師が何人かいる。
私は〝そんな釣師〟になれない(^^;
今日の話。
パシャというブリのライズを何回か見た。
騒ぐ鳥も何回か見た。
シンキングミノーを放った。
高速リトリーブ。
ポッパーを放った。
高速リトリーブ。
ジグを沈めた。
高速ガチャ巻き。
13時、沖上がり。
私は〝そんな釣師〟ではない(^^;
ボーズ(^^;
コメント
いつも拝見させて頂いております。
名前は忘れましたがロンドンの東の薄汚い港だったか、サンフランシスコだったか、忘れましたが、愚生が見た日本丸は確か5本マストだったような記憶が・・・、あとでアナログ写真を引っ張り出してみます。
停船していた、日本丸の形容しがたい美しさに、しばし見惚れていた記憶がかすかにあり、とても懐かしく思います。
投稿: 4 | 2017年8月 1日 (火) 22:56
与作さん、こんにちは
お久しぶりです。
現日本丸同様、前代も4本マストだったかと。
バウスプリット(船首の長い角)にも帆(ジブ)を張りますから、満帆にすると5組の帆になりますね。
ディンギー(競技用の小型ヨット)訓練を受けたことがありますが、操船がうまくいくかどうかは別として、ヒトは習わなくても本能で風をつかまえることができます。
ヒトというのは大した動物です。
体育会学生は就職に強いと言われていますが、ヨット部と山岳部だけは企業から敬遠されるのだとか。
長い休暇を欲しがるのが理由でしょう。
予備行動日を長く必要とする計画があるようなないような、遊びなんだかスポーツなんだか分からない世界でもありますから。
シーマンとクライマーのプライドというのも、手の付けられないところがありますし(^^;
当日、日本丸は入港接岸しました。
セイルドリルは行われなかったようですが、電飾されました。
美しい船です。
投稿: KON-chan | 2017年8月 2日 (水) 00:20
おはようございます
感性の豊かな若い時に、鐘の音じゃありませんが、諸行はなんたらの、人の世の本質を知ってしまった愚者ってものと、金の値しか知らない巧者ってものの比較論ではありませんが、前者にはいっぴき狼的な、おのれの実力勝負にでるタイプが多いのではないでしょうか。
平時ならともかく、有事には・・・・、
起業家によくみられますね、組織には必要な人材で、こんな愚者のいる組織は強いはず・・・。
村上水軍、海援隊、東郷平・・、咸臨丸、堀江ケンイチetc、少しだけ覗きましたが、マストの数もまともに数えられない、素人です。
ましてや、せっかくのtechnical termを理解できず、申し訳ありません。後ほど調べてみます。
御教示の程、ありがとうございます。
それにしても気品の感じられる、高貴な帆船ですね、
船乗りのダンディズム、シーマンシップはこんな船で磨かれるのですね。
投稿: 3 | 2017年8月 4日 (金) 07:39
かつてはセイルドリル(総帆展帆)は裸足に作業帽で行ったようです。
今でも裸足。
でも、さすがに今は安全帯を装着、ヘルメットをかぶっての作業です。
今や日本丸に乗り組む訓練生には女性もいます。
海自には護衛艦長に、海保には巡視艇長に女性がいますね。
シーマンシップはシーパーソンシップとでも言うんでしょか。
私は解析とか考察とかできないので、生理的に感じるだけですが、金の値しか知らないと言うか、ふたこと目が高いとか安いとかと言う人はイヤですねェ。
モノの価値を金銭で評価するってのが、ダンディじゃありません(^^;
投稿: KON-chan | 2017年8月 4日 (金) 20:12