『江戸の旬・旨い物尽し』を読む
日本人が三食とるようになったのは、江戸も元禄。
17世紀の終わり頃かららしい。
以下でいう〝江戸〟とは、江戸時代の江戸の町のこと。
江戸の人々は、何を食べていたのか。
こんな喫茶店で読み始め。
取り上げられているのは、江戸時代の都会(江戸・大坂(阪)・京都)人の食。
何を食べていたのかに答えるのは簡単。
流通手段・貯蔵技術・栽培技術・漁獲技術レベルの低かった時代なのだから、干物・漬物・塩蔵品でなければ、今 近場でとれるもの、すなわち、旬のもの。
江戸には、ソバ屋をはじめとする屋台・食い物屋が多く、外食の場が多かった。
また、おかずは行商人が売りにくる。
水まで売りにくる。(注)
各家庭では、ご飯を炊いて、味噌汁を作るくらい。
東京の古い商店街に惣菜屋が多いのは、その名残なのかも。
江戸には〝おふくろの味〟はない。
本夕、読了。
おかゆもお茶漬けも、添えるのは塩味のきいたものだろう。
ただし、おかゆ・お茶漬けは上方の食。
江戸では好まれなかったそう。
江戸ではおかゆにサトウをかけて食べたと。
私の味覚は江戸人に近いのかもしれない(^^;
(注)
江戸は大変に便利な町。
御用聞きがくるし、あらゆるものが行商されていた。
さらに、損料屋と呼ばれる、今で言うところのリース店が江戸の生活を回していた。
ふんどしに至るまで借りることができた。
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