『クイズで覚える「ものの名前」』を読む
随分以前のハリウッド映画の『GODZILLA』。
冒頭、日本の漁船が未知の巨大動物に襲われ沈没する。
生存者はただ一人。
その彼が、病院のベッドでうわごとのようにその動物の名を言う。
「ゴ・・ジ・・ラ・・」
ンなことはあり得ない。
誰も知らない動物だ。
その名を言えるはずがない(^^;
エンターテイメント映画。
主役の名を登場させるための演出に、アレコレいうのは野暮というものだろう。
ところで、日本人の言葉のスタートは、〝マンマ(ご飯)〟、〝ブゥブゥ(水)〟(だと思う)。
〝マンマ〟が〝裏ごし野菜〟や〝すりおろしリンゴ〟を、また、〝ブゥブゥ〟が〝ぬるま湯〟や〝水〟と限定した具象名詞を表すのではないことは、赤ん坊をあやすママでなくとも知っている。
もう少し大ぐくりな概念、つまり、〝マンマ〟は空腹を満たすモノを、〝ブゥブゥ〟は渇きをいやすモノをといった、現象に対応するモノの性質・機能を表している。
いや、もっと包括的。
〝マンマ〟とは〝空腹〟のことを、〝ブゥブゥ〟とは〝渇き〟のことを表している。
ヒトは固有名詞・具象名詞の前に、抽象名詞を理解するのだ。
ただ一人の生存者に、「ゴ・・ジ・・ラ・・」と極めて限定・特定された固有名詞を口にさせた映画監督は、認識と言語について深い知見を持つヒトに違いない。
って、以上、初めから6行目以降は、大ウソ(^^;
こんな喫茶店で読み始め。
缶詰の製造記号、
JCはタラバガニ
ORはパイナップル
なんていうのは、知らなくても全然気持ちが悪くない。
腕時計やズボンのベルト。
グルっとまわして余ったベルトを差し込む小さな輪っか。
一つは止め具の直ぐそばにあって動かない。
もう一つは自由にスライドする。
前者は定革(ていかく)。
後者は遊革(ゆうかく)。
これを知ったことで少しホッとする(^o^)
本夕、読了。
花をつけた草木、その名を知れば山歩きの楽しさが増すはず。
と、思って、ポケットサイズの植物図鑑を持って山に入るのだが、ページを開くことなく下山するのが常(^^;
花咲く草木の名を知ることよりも、私は自然を感じていたい、ってか(^^;
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