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2017年1月12日 (木)

『空気の発見』を読む

この世を作っているモノは何か。
古代インド人は、それをだと考え、古代ギリシャ人は、空気だと考えたという。(四元素説)
〝地〟は〝土〟、〝風〟は〝空気〟と同じとみなせるから、古代ギリシャ人と古代インド人の感性は近い。

古代中国人は、この世を作っているのはと考えたようで、空気に代わって(樹)木・金(属)が入る。(五行説)

古代印欧語族と古代漢語族の感性の違いを知るのも面白そうだが、本書とは無関係。

夏休み期間中の月曜から土曜の午前、NHKラジオで『夏休み子ども科学電話相談』が放送される。
子どもから必ず出される質問が、「空はなぜ青いの」、「高いところはなぜ寒いの」。
どちらも〝空気〟があるからなのだが、これを小学生に理解させるのは難しい。

空気に重さがあることを証明したのはガリレイ。
1600年頃。
空気中で最初に発見された気体は、酸素でも窒素でもなく二酸化炭素。
1750年頃。
その次が窒素、二酸化炭素発見から20年後。
そのすぐあとに酸素。

「空はなぜ青いの」かが分かるまでには、さらに100年を必要とする。
日本の年代で言うと、明治になってから。

 

Airこんな喫茶店で、読み始め。

私の読んだのは2011年改版だが、初版は1962年。
古い本でも絶版にもならず、版を重ねている。

本書中、読者への呼びかけの言葉は〝きみたち〟。
中学生を相手に書いた本だろう。

まァ、このくらいが、私の理解可能範囲(^^;

本夕、読了。

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