温泉帰りの釣り
昨夕は、登別温泉で絵鞆マリン倶楽部新年役員会。
私も参加させていただきました。
朝風呂につかって、朝飯食って。
11時、出航。
今時期は、ウルサイほどに魚影が濃いはずのスケソウ。
今季は、ごく薄い。
ベテランに聞くと、スケソウが濃くなったのは最近のことで、以前はホッケが濃かったのだそう。
ここでベテランの言う〝最近〟とは〝ここ30年〟、〝以前〟とは〝30年前〟のこと。
豊浦地区への入植は、19世紀の末から。
それから、〝噴火湾 最後の大漁年〟と呼ばれる1947年までの半世紀、豊浦町の礼文華・小幌あたりでは、〝噴火湾のゴミ〟と表現されるほどイワシが獲れたようだ。
そのイワシを追ってイカが、そのイカを追ってマグロが〝獲れて、獲れて〟だったと。(注)
50年なのか100年なのか5000年なのか周期は知らないが、KON-chan号進出海域にやってくるサカナには循環があるのかもしれない。
ないのかもしれない(^^;
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
沖根。
出航時は青空が広がり、風もなかったのだが・・・
沖に向かうと、黒く厚い雲。
間もなく、雪。
不釣(^^;
私の場合、サカナが来る来ないの循環は全然関係ない。
ウデ。
始めて竿を出した日から、一向にウデ上がらず(^^;
12時30分、沖上がり。
(注)
当時、マグロ漁獲量北海道一の海域は釧路沖。
その次が噴火湾。
戦前、噴火湾で行われていたマグロ漁の様子を動 画 で見ることができる。
↑
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本動画の終わりのほう、4分10秒あたりからが噴火湾で行われていたマグロ漁の様子。
数もスゴイが、デカイ。
同時期、噴火湾では捕鯨も行われている。
もうすこし古い時代、南茅部の尾札部(おさつべ)だから噴火湾とは言えない海域だが、網を仕立ててマグロを獲っていた歴 史もある。
網の沖出距離は百七十間(306メートル)だったとあるから、オカからすぐそこをマグロが回遊していたようだ。
コメント
フィルム見ました。イヤ~驚きました!マグロがこれ程までに捕れていたんですね~。
投稿: 夫婦釣り | 2017年1月14日 (土) 16:26
夫婦釣りさん、こんにちは
室蘭も寒いです。
出航時は空気が澄み、室蘭岳・羊蹄山がクッキリ見えていたのですが、沖に向かっている内に厚い雲におおわれ出し雪が降ってきました。
海水温が8℃台まで下がりました。
今日は、様子見。
でも、明日はシケですね(^^;
氷見の寒ブリが有名ですが、日本海に Г型に突き出た能登半島が網の役目をしています。
噴火湾も太平洋に定置網を仕掛けたような形をしています。
今は津軽海峡の南側を回遊するマグロですが、これが北側に寄れば噴火湾にマグロが入るのかもしれません。
あるいは、ヒトがそんなマグロをすでに とり尽くし、噴火湾に入るマグロはもういないのかもしれません(^^;
投稿: KON-chan | 2017年1月14日 (土) 17:24