『怪しい広告潜入記』を読む
ひと昔前、公衆電話ボックスや電柱にアヤシイ広告がたくさん貼られていた。
夜の繁華街を歩くと、名刺サイズのアヤシイ広告を配る人があっちにもこっちにもいた。
アヤシイ、アヤシクナイを含め、今でも客引きはいる。
本書は、新聞の三行広告や雑誌に載せられているアヤシイ広告の掲載元を取材したり、実際に購入したりした話。
こんな飯屋で読み始め。
著者は都内の某JR駅近くで、〝300万円で腎臓買います〟という電柱広告を見たことがあるという。
出版社のバックアップのないフリーライター。
だから、取材経費は著者の自前だし、何かあっても救済(救助・救命)のツテがない。
あまり大きな話はないし、〝怪しい〟が〝アブナイ〟話も出てこない。
〝300万円で腎臓買います〟という、〝怪しく〟かつ〝アブナイ〟広告主への取材などは当然ない。
取材しているのは、例えば、
・裏ビデオ(裏CD)
・乱交パーティ
・激安中古車
など。
広告に出ている電話番号にアクセスすることが、行動のスタート。
意外なことに、
・通販で購入した裏ビデオ(裏CD)は、ちゃんと裏ビデオ(裏CD)
・乱交パーティでは、広告に掲載されている料金で乱交に参加できる
・激安中古車は、確かに激安
著者はいくつかの教訓を書いてくれている。
・儲かる話はガセ
・裏CDは、関西の会社のものが裏切らない
・激安中古車を買うのなら、国産はダメ。
買うなら外車。(ただし、メンテナンスのウデを持っていることが必要)
私は怪しい広告熟読者(^^;
『あそこで釣れる』、『こうやれば釣れる』という〝アヤシイ〟話に飛びつくのも私(^^;
本夕、読了。
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