『腸は考える』を読む
とある日のこと。
猛烈な便意。
ところが、10分ほど便器に座るも出ない。
それで個室から出ようとする。 と、ふたたび猛烈な便意。
だもんで、5分ほど便器に座り直す。 が、出ない。
だから個室から出ようとする。 と、みたび猛烈な便意。
またまた、5分ほど便器に座り直す。 が、出ない。
それで個室から出ようとする。 と、よたび猛烈な便意。
またまたまた、5分ほど便器に座り直す。 が、・・・
これが出社直後のこと。
そして、
→猛烈な便意→座る→出ない→個室から出ようとする→
↑_________________________________________↓
のループが60回か70回続いた(^^;
このループの30回目あたりで、信じてもらえないかもしれないが、「死のう」と思った。
「死んだほうがマシ。死ねばラクになれる。死のう。ベルトで首を吊って死のう。」と。
それほどに苦しかった。
しかし、ヒトたるもの、死を決意するきっかけが〝猛烈な便意〟というのでは、あまりにもカッコ悪いではないか(^^;
まだ、発症3時間ほどしか経っていない。
闘病(便意の消えないことが〝病〟と言えるものなのかどうなのか)時間としては短かすぎて、この こらえ性のなさが物笑いのタネになるのがオチ。
今、私がこうして生きながらえているのは、便器に座っての、カッコいい・カッコ悪いのその程度の自己問答のすえゆえ(^^;
その とある日、個室に こもったままで7時間以上(^^;
こんな喫茶店で読み始め。
犬を開腹、胃の出口に塩酸(胃液)を垂らす。
と、膵臓(すいぞう)から十二指腸に膵液(すいえき)が流れる。
その実験に成功した時、著者はその流れ出る膵液をなめる。
そして、塩酸を中和する重曹の味がすることを自分の舌で確かめる。
半分ほど読み進んだあたりからは、10代の頃並みの記憶力を要求される。
何ページか前に書かれてある用語・図を憶えていないと、今読んでいることが全く理解できなくなる。
私は今はもちろん、10代の頃もニワトリ頭(^^;
今読んでいるページを理解するためにページを後戻りすること百回は必要(^^;
百回はページの後戻りが必要なのに、6回か7回で止めた。
EC細胞だとかG細胞だとかガストリンだという、ほんの幾つかの用語が頭に残ったのみ。
ということで、本書の後半は分った気分が全くなし(^^;
ヒトの腸は解剖学的には昆虫の消化器、さらには腔腸動物(クラゲ・イソギンチャクのように口と肛門の区別のない生き物)の消化器と変わらないらしい。
私に分ったのは、この程度(^^;
本夕、読了。
冒頭の話の続き。
その後、何をしたってこともないが、この症状の再発はない(^o^)
コメント
猛烈な便意を抱えたまま首をつれば、大変汚い死にザマになるので、それだけは止めて下さいませ(笑)。
投稿: 夫婦釣り | 2016年7月20日 (水) 06:06
夫婦釣りさん、こんにちは
ですね。
全ての筋肉がゆるみ、あらゆるものが上から下へ。
大小便が漏れ出て、汚いことになるようですね。
それでも、あの時は本気で死のうと思いました(^^;
わずかばかり持っているイイカッコシィーの感情が首吊りを思いとどまらせました。
尿路結石でとても痛い思いをしたことがありますが、そんなのとは比べ物にならない苦しさ。
あの便意の継続の苦しさを経験した今は、虫歯が同時に20本痛み出しても500時間は耐えられると思います。
ボーズの連続なんか〝屁〟でもありません(^^;
投稿: KON-chan | 2016年7月20日 (水) 08:27