春山を歩く 5
釣行日和。
が、KON-chan号整備中。
本日休航。
春、他の花に先立ち野山に開花するのはエゾエンゴサクやエンレイソウなど。
それらを spring ephemeral(スプリング・エフェメラル)と呼んで、春の喜び・春のはかなさ・春の可憐さの象徴とする(人もいる)。(注)
スプリング・エフェメラルをそこ ここに見ながら、山を歩く。
登り:西尾根コース
下り:水元沢コース
【画像:1枚目】
西尾根825メートルピークに向かう途中、600メートルにて。
昨年、このあたりから西尾根825メートルピークにかけて群生するシラネアオイが開花したのは、5月の末だった。
この春、この山にはまだ雪が残っているが、シラネアオイの開花は早かった。
このあたり、そのあたりで花が咲く。
あそこで、ここで花が咲く。
【画像:2枚目】
700メートルにて。
ここまで上がると、やっと芽吹きが始まったところ。
芽吹き出したダケカンバの向こう、911メートルのピークを目指す。
暑い。
【画像3枚目】
室蘭岳山頂にて。
山頂寒暖計は16℃。
快晴。
展望良く、洞爺湖の向こうに羊蹄山、ニセコアンヌプリから西へ延びるニセコ連山。
手前に、先日登った伊達紋別岳・稀府岳、体を返すと駒ケ岳、はるかに恵山。
さらに体を返すとカムイヌプリ。
【画像:4枚目】
水元沢の急傾斜を下りて滑滝。
滝壺の水で顔を洗った以降は、鷲別川の源流の渡渉を繰り返して高度を落とす。
沢を走る流れの音。
鳥のさえずり、3種。
4種。
いや、5種。
日だまりで、ハネを立て広げするタテハ。
早くもミドリシジミが。
【画像:5枚目】
早瀬近くに、エゾオオサクラソウ。
給水は、400CC
・三菱食品 クレープスティックチョコ 4本
・イトウ製菓 カルケット 4枚
山歩き時間4時間00分。
19360歩。
(注)
ephemeral は はかない・短命なという意味。
spring ephemeral で冬が明け、他の花に先だって咲いて、たちまち姿を消す花という意味合いで使われる。
その意味ではエゾエンゴサクやエンレイソウなどよりもっと早く咲く福寿草もその範疇だが、福寿草だと花が強すぎて雰囲気が違う。
シラネアオイもしかり。
花が大きくて、その上に葉が大きくて はかなさからは遠い感じで、やはり雰囲気が合わない。
ところで、ephemeralは、名詞ephemeraの形容詞形。
多分、spring ephemeralは誤用法。
spring ephemeraが正用法ではないかと思う。(ウソかもしれない)
なお、本記事では慣用に従ってスプリング・エフェメラルと記載した。
コメント
前回はまだ雪があったのに、室蘭岳もすっかり装いが変ったようですね。
免許更新中で釣りに出れません。明日、室蘭岳に
鐘鳴らしに行きます。(前回の忘れ物)
あすは、夏コースから西尾根コースを狙います。
投稿: きーさん | 2016年5月14日 (土) 20:42
きーさん、こんにちは
今日は昼チョット過ぎに駐車場まで戻ってきたのですが、随分、車で混んでいました。
最高の登山日和でしたからね。
とても暑い日でした。
私も明日は室蘭岳かなァ。
山でお会いしましょう。
投稿: KON-chan | 2016年5月14日 (土) 21:30