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2016年4月12日 (火)

『稼ぐギャンブル』を読む

「月に40万」
と言う仕事仲間がいる。

頭に「競馬で」
、お尻に「稼いでいる」が付く。

この人、競馬新聞なんか読まない。
血統どころか、馬の名前も騎手の名前も知らない。
賭けるために使う情報はオッズ(配当)だけ。
Excelのセルに、締め切り間近のオッズを入力。
で、締め切り直前、Enter。
彼のパソコンには、オッズ入力後にEnterキーを押すと、当たりを予想した馬券をネットで購入できるマクロが組まれてある。

統計学の知識を使っているのは確かだが、それだけでもないらしい。
時々、実績をチェックしてパラメータをいじるのだというのだが、私には彼が何を言っているのか分からない(^^;

賭けるのは、中央競馬開催の土日のみ。
2日24レースのために、彼がパソコンの前に座るのは延べで3時間もないはずだ。

月曜の朝、彼は言う。
「競馬で月に40万稼いでいる」

 

Gambleこんな喫茶店で読み始め。


著者は、お笑いトリオのインスタントジョンソンのじゃい。(注)

競馬の還元率(回収率)は法律で決まっていて、75%。
パチンコは店が決める。
80%くらいらしい。
マージャンは、技量が同じ4人で囲めばチャラ。

以下は、本書に出てくる数字を機械的に計算してみたモノ。
本業ではなく、全てギャンブルで上げた数字。

皐月賞・安田記念・天皇賞と3週連続で当て、コルベットを買う。
3週で1000万。

競馬・パチンコ・マージャン。
10年で3000
万。
それで、マンションを買う。


その7年後、賭博の神にほほえまれている彼、それが2700万で売れる。
その7年間でギャンブルでの稼ぎが2300万。
合せた5000万でマンションの買い替え。

最初の10年が、年300万。
次の7年が、年330万。

私の仕事仲間の実績が年480万だから、この程度は稼げるようだ。

研究。
研究。
研究。
そして、冷静。
ただし、博才がなければダメだと。

インスタントジョンソンのじゃい氏、ギャンブラーとしてのウデが買われ、競馬・パチンコ誌への執筆が多いようだが、本業の芸人活動が増えるとギャンブルの稼ぎが減るという。

私の話。
若い頃、ある仕事で大チョンボ。
後始末をするために大慌てでデスクを離れようとしたら、上司が呼び止めた。
「コンちゃん、オマエ、運はイイほうか」
私、「運が良ければ、こんなコトやってません」

上司、運のイイ同僚を運のない私のサポートに付けてくれた(^^;
ほどなく、トラブル収束。

博才がないのに、私の魚釣りはギャンブルそのもの(^^;
毎度、負けている(^^;

(注)
インスタントジョンソンのじゃいを知っている人がどれほどいるのか。
私は、この本を読むまで知らなかった。
しかし、本書中にはサラっとしか書かれていないが、お笑い芸も真剣・熱心に研究に取り組んでいることをうかがわせる。

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