『超明解!国語辞典』を読む
天候に恵まれた連休。
噴火湾は、ワラサで大騒ぎ。
竿を担いで、それ行けッてところだが、野暮用。
連休後半、羊蹄を下ってのちは小樽。
小樽の、こんな喫茶店で読み始め。
文春新書。
・岩波国語辞典
・角川必携国語辞典
・三省堂国語辞典
・集英社国語辞典
・小学館新選国語辞典
・三省堂新明解国語辞典
・大修館明鏡国語辞典
の7つの小型日本語辞典について語られる。
本書の初めのほう。
類義語の「会議」・「会談」・「協議」についての検討。
〝会って〟〝寄り合って〟話し合うという語釈を載せる辞典が多い。
著者は、それが必要だと考える。
しかし。
以下は私の愚考。
首脳会議・首脳会談とは言うが、首脳協議とは言わない。
職員会議とは言うが、職員会談・職員協議とは言わない。
どうも、「協議」は他と性格が違う。
そして話し合うヒトの格は、会談>会議。
さて。
電話による会議、電話による会談、電話による協議とは言わないか。
(政府首脳間の)電話による会談
(各機関関係者間の)電話による協議
等という文章は、新聞で見た(ような気がする)。
電話による会議・電話会議、その発展型の電話議事録という言葉はどうだろう。
新聞では見たことがない(ように思う)が、私の回りでは日常語。
「会議」・「会談」・「協議」を行うのに、何も〝会ったり〟〝寄り合ったり〟という条件は必要ないような。
ところで、国語辞典は、日本語の規範(鑑:かがみ)たり得るか。
〝言葉は生き物〟という言い訳のもと、私なんかだと〝誤用〟だとか〝乱れ〟を感じることもなく聞き・話す日々。
あまりうるさいことを言うと、万葉仮名時代の言葉を話さなくてはいけないことになる(^^;
まァ、成り行き、自然体でいいのではないかと。
だけど、何となく気持ちが悪くて、以下の用法を私自身は使ったことがない。
・(感動で)鳥肌が立つ
鳥肌が立つのは寒い時や恐怖に出会った時。 感動で鳥肌は立たない(^^;
・鉢植えに水をあげる
〝やる〟の丁寧語が〝あげる〟。 鉢植え相手に丁寧語を使うのは(^^;
・(掛かった魚のヒキが)トルクフルだ
トルクは、力×長さ。 そもそも、torqueという英単語はあるが
torquefulという英単語はない(^^;
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