羊蹄を歩く 7
道道97号から喜茂別(比羅岡:留産)コース登山口に至る道は、車のすれ違いができないほどの狭いダート。
カーナビも案内してくれない。
羊蹄4コースの内、喜茂別コースは使う人の最も少ないルート。
他ルートより火口縁に至るまでの距離が短い、それはつまり急登ルート。
ということで敬遠されるようだ。
が、傾斜がきつければゆっくり脚を使えばいいだけのこと。
大きくて深い段差が他ルートより少ないので、私の脚だと喜茂別コースが一番歩きやすい。
本日、喜茂別コースを登下山。
【画像:1枚目】
登山口の標高は360メートル。
そこから40分ほど、カラマツの人工林の中を歩く。
そののち登り。
夕べは雨だったのだろう。
靴が滑った。
1200メートルを超すあたりまでは、エゾゼミ100万匹の鳴き声。
騒音とは感じさせないが、だからと言って詩情を与えもしない鳴き声だ。
なぜなら、強弱変化もリズムもないA♭の単一音階の単調音(^^;
【画像:2枚目】
ロープ場が7ヶ所。
登りではロープ不使用。
しかし、下りではこのロープがバネ性能の劣る私のヒザにありがたい。
このルートを登り詰めると、最高点(1898メートル)に直結する。
登頂時はガスっていたが、やがて1500メートルより上は晴れわたった。
【画像:3枚目】
最高点に立ってのち、父釜(大火口)を巡る。
途中、測候所跡で食事休憩。
向かいにニセコアンヌプリ(1308メートル)が見えるはずなのだが、雲海の中。
【画像:4枚目】
リスの多い山。
目が合った(^o^)
羊蹄山頂のエゾシマリスの冬眠期間は、7ヶ月。
【画像:5枚目】
オノエリンドウは、もう終わり。
これだけしか見つけられなかった。
山歩き時間、10時間00分。
23834歩。
累積獲得高度は、2852メートルになった。
全給水量は、
・900CC
測候所跡で、
・ハウス 温めずにおいしい野菜カレー 1パック
・ライ麦パン 1枚
・コープさっぽろ カットフルーツ 1パック
・森永Piknik エスプレッソ 200CC
歩行中に、
・グリコ ビスコミニパック 2パック
コメント
明日、向かいの親父さんと、駒ヶ岳へ行きます。
明日は、大沼でキャンプして、赤井川から登る予定。
2-3時間で、噴火のためか、馬の背だか、全部は
歩けないみたいです。またまた、飲んだり食ったりの
ゆっくり登山になりそうです。
親父は、夕食は、ハンバーグにしたいと言ってました。
と言っても、自分では作れないと思う。
明日の夜は、親父と同棲生活になりそうです。
テントは面倒なので3人用を1張りです。
投稿: T.kawa | 2015年8月24日 (月) 18:02
まあ、それにしても、何事もないように
羊蹄山に登ってくるとは、あきれるほど
すごいですね。
投稿: T.kawa | 2015年8月24日 (月) 18:03
T.kawaさん、こんにちは
地球岬沖に浮かんで見る駒ケ岳は青く見えて、登山意欲を刺激しますね。
ただ、山体が新しい火山ですから砂礫や浮き石で滑りそうに思います。
お気を付けて。
キャンプかァ、T.kawaさんはいいテントを持っているし、料理も上手いし、いい一夜を過ごせるでしょう。
最後に大沼に行ったのは'12年。
3年前ですが、まだ中国語やタイ語が聞こえてきませんでした。
今はどうでしょうね。
ゆっくり脚を使えば、羊蹄山、難しい山ではありません。
日の長い今時期なら、ゆっくり脚を使って食事休憩時間をたっぷり取っても日のある内に下りてこれます。
羊蹄登山時には最低2リットルは水を持っていけと言われているらしいですけれど、私、2リットルも水を必要とするほどの汗をかく速度で上がりません。
前に出して登りに使う脚は疲労するのですが、後ろの脚は次に前に出すまでに疲労回復。
その繰り返しみたいな、ホントにゆっくり歩きです。
稼がなくてはならない位置エネルギーはmgh。
これは体重に比例で、体と背負うザックを軽くする以外はどうにもなりませんが、運動エネルギーはmv^2/2。
2乗できく速度を落とすのですから、効果てきめん。
ゆっくり脚を使えば、羊蹄、毎日でも登れると思います。
ゆっくり過ぎるので、ソロでなければ、こんな歩き方はできないでしょうけれど(^^;
投稿: KON-chan | 2015年8月24日 (月) 20:12
駒ヶ岳は、1時間10分で、上がりました。
樽前のように火山灰の平らな道を
6合目から上がるので、極楽です。
なんだか、登った気がしませんね。
上は、噴火の可能性が有るとのことで
登り切ったところだけ50メートル四方
のみしか、歩けないので、まったく良いとこなしです。
まだ、登らない方がいいかもです。
キャンプ場は、とても綺麗で、その上無料でした。
投稿: 川染 利夫 | 2015年8月26日 (水) 18:52
キャンプ場が快適だったようで、何よりでした。
噴火湾側から見ると登山意欲をわかせる山ですけれど、活動中の山ですからねェ。
地質学的時間スケールで考えれば、日本中どこでも噴火造山活動中みたいなものです。
どの山もそうですけれど、下で眺めて感じるのと、いざ山に入って感じるのとは大違いですね。
ギョってなったり、なごませてくれたり。
これからは気温も下がり、歩きやすくなりますね。
私は、もう1回羊蹄に上がるつもりです。
投稿: KON-chan | 2015年8月27日 (木) 00:21
そーですよね。何時噴火してもと言う感じですよね。
若いときに2度ほど登っているのですけど
やはり、今回が一番辛かったかも。やはり、年なんですね。もちろん、全体としては楽にあがれるんですけどね。
今年は、すごく天気の良いときにアンヌプリに
もう一度登ってみます。去年は雪の降りそうな
最悪の天気でしたからね。
すっかり、羊蹄山の主になりそうな勢いですね。
投稿: 川染 利夫 | 2015年8月27日 (木) 12:52
そうそう、昨日、駒ヶ岳で会った、山ガールが
先週、羊蹄山に登ったんだけど、
もう二度と登らなくても良いかなと言ってました。
戻ってきたら、足がぶるぶる震えて、ひどかった
と言ってました。
投稿: 川染 利夫 | 2015年8月27日 (木) 12:55
日本列島は北から南までびっしり火山が並んでますからねェ。
地殻の弱いところから、マグマやガスを出せるだけ出して地下の圧力がしずまったように見える山に我々が登っているわけで。
日本に生まれた者は好きも嫌いもなくここに住んでいますが、火山のない国の人から見れば日本は異様に見えるでしょうね。
この小さな島国は火山でできているわけで。
世界地図をA4サイズくらいで見ると、ホント、そう思います。
山はやはり天気ですね。
スカッとした晴天がほしいところです。
投稿: KON-chan | 2015年8月27日 (木) 17:09
大きなカメラを持って花を撮りながらスタスタ上がっていく、カッコイイ、山ガールいますね。
山オバさんも速い。
羊蹄山は、長いですからねェ。
日帰りが基本ですしね。
私も登って下りてくる時は、『もう十分』という気分です。
最初に登った帰り道は、クルーズコントロール付きの車が欲しいと正直思いました。
でも不思議ですねェ、山から下りて何時間かたつと1500メートル高度を上げる大変さを忘れてしまっちゃうンです。
で、また出かけて登って、下りながら『もう十分』。
私は今、その循環にはまっています(^^;
投稿: KON-chan | 2015年8月27日 (木) 17:11