対象魚を変えてもらった
三寒四温。
今は春に向かう頃に使うことが多いが、本来の意味は大陸の気圧が、ほぼ7日周期で変動する真冬の気候のことなんだと。
中国東北部の古い民衆言葉のようだが、現代気象学でも裏付けがとれている現象。
津軽海峡から向こうにはあまり当てはまらないようだけれど、地球岬海域には当てはまる(ように思う)。
ただし、地球岬海域の場合は、「三寒四温」ではなく「1.5ナギ5.5シケ」(^^;
で、7日±3日、つまり4日から10日くらいを周期に天候が循環している(ように思う)。
だから、一度週末がシケると、翌週末もシケることが多い。
逆に、週末がナギると翌週末は前後3日を含めたどれかはナギることが多い。
例えば、日曜がナギだと、翌週の木・金・土・日・月・火・水のどれかはナギることが多いといったパターン。
木曜から翌週の水曜だと7日間、1週間全部じゃないか、と言うなかれ。
私がチェックしている範囲内で言うことだからウソかもしれないが、週間予報を行う気象機関・会社の1週間先の予報と結果を照らし合わせると、当地の冬季間はこの程度の精度。
『乗せてくれ』メールの着信が8日前。
この時期、明日の予報ならともかく、明後日の予報となると、もう私は信じない。
ましてや8日前。
なので私からの返信は、『当日、ナギならどうぞ』。
で、その当日っていうのが今日。
良ナギ。
6時50分、出航。
【画像:上】
本日の同乗は、8日前にメールをくれたHさん。
すでに職を退き14年、悠々自適。
在職中は、随分お世話になりました。
サケなら年間100本は掛けるという名人。
アフリカのアルジェリアでの仕事が長く、当時は在地の習慣にならいヒゲをたくわえていましたが、今日はヒゲなし。
ヒゲはないけれど、髪の毛はあるのでボーズはないかな、ッと。
【画像:中】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
モヤって、オカがかすむ。
アザラシ多数。
Hさん、マスとかソイとかと言う。
私だって、マスやソイを掛けたい。
が、でも、某大型遊漁船長からいただいた昨日の情報にもとづき、対象魚を変えてもらった。
【画像:下】
マスだろうとサケだろうとソウハチだろうと、魚釣りなんて簡単なこと。
腹の減った魚の鼻ヅラに、エサに見える鈎を泳がすことができれば掛かる。(注)
この腹の減った魚がどこにいるのか、あるいはいないのかを知ることが、大変に難しい。
25ノットの高速航海で、昨日の情報海域に。
いました(^o^)
ソウハチが腹を空かせて。
私の釣果、実釣2時間30分。
132枚(^o^)
Hさん、私の1.5倍。
大型遊漁船のM船長に深く感謝。
(注)
井伏鱒二は〝はり〟を〝鉤〟と書いている。
私もひと頃は〝はり〟を〝鉤〟と書き、もっと以前は〝はり〟を〝鈎〟と書いていた。
〝つりばり〟を漢字で表すならば、〝鈎〟が正統だろう(と思う)。
中国語では、
針は、縫い針・磁針のようにまっすぐなもの
鉤は、チェックマーク(レ)のように先が曲がったもの、かぎ針や手かぎの〝かぎ〟
鈎は、〝つりばり〟のこと、釣鈎とか魚鈎と表現する
かねへんに〝句〟より、かねへんに〝勾〟のほうが〝つりばり〟らしいじゃァないか。
発音は針がチェン、鉤と鈎は共にゴゥ。
現代中国語では、〝釣鉤〟、〝釣鈎〟とどちらを書いても〝つりばり〟と理解される。
ンなことは、どうでもヨロシイ(^^;
コメント
途中雪が降り出しどうなる事かと思いましたが、良凪に恵まれた一日でしたね。 いつもながら船頭として「いい仕事」をなさったようで何よりです。 我が家も季節の釣り「浮きソウハチ」をと思うのですが、妻が処理を嫌がり今季一回ソウハチで出航出来ればと思っております(^-^)。
投稿: 夫婦釣り | 2015年2月 8日 (日) 11:51
夫婦釣りさん、こんにちは
いいナギでした。
SeaDragon艇では、根釣りで好釣、何よりでした。
我が家のルールは、釣った魚は釣った人の責任。
だから、私が処理をします。
ソウハチを家で処理するなんてとんでもないこと(^^;
なので、持ち帰り分は船上でウロコ取りと腹抜き。
持ち帰らない分は、もらっていただきます。
ソウハチやスケソウのようにドサッと釣果が出そうな場合は、船上から某さん宅に電話。
「もらっていただけますかァ」
「先日の分、まだ残ってます。今度お願いします」ということになれば、自分の家でいらないものを他家に押し付けるわけにはいきません。
そんな時は、ソウハチでもスケソウでも1本バリに仕掛け変更。
あるいはリリース。
竿を出し、掛かることが分れば、何と言うか、私、それで満足できるンです。
私、こう見えても、オンナのコを引っ掛けるのがウマイです。
でも、引っ掛けるだけ。
引っ掛けたあとは、リリース(^^; (以上、3行大ウソ)
投稿: KON-chan | 2015年2月 8日 (日) 13:35
ソウハチ大漁ですね!
マスがいないときはソウハチもいいですね~
なんとか日曜日に凪ぎになってほしいですが
なかなかなりませんね~
投稿: NAKA | 2015年2月 8日 (日) 20:27
ソーハチも、しっかり干せたのを、塩焼きで
食べるのも年に1,2回くらいで満足な私。
昔、ボートの無かった頃はたくさん釣りあげて
喜んでいたけど。。。(と言っても10匹ほど)
今は、嫁が食べてくれるので、助かります。
ご近所さまにも感謝です。
好きなのは、なかなかつれないホッケとガヤ
どうも、カレイ、鯖、ソイ、イカはダメなんだよね。
そうそう、サケは毎年たいへんお世話になってますね。
まだ、別荘の冷蔵庫にキープしています。
投稿: ja8oxy | 2015年2月 9日 (月) 05:01
NAKAさん、こんにちは
ソウハチは、141°06'~07' 水深95~120mあたり。
かなり広い範囲にいます。
20mまで浮いています。
アザラシが現れるとソウハチが沈みます。
このアザラシの数がスゴイ。
魚を深いところに沈めるというだけで、仕掛けを壊すような悪さはしませんが。
今度の日曜はどうでしょう。
ナギになって欲しいですね。
投稿: KON-chan | 2015年2月 9日 (月) 05:38
ja8oxyさん、こんにちは
滅多にないベタナギでした。
浮きソウハチ釣りは群を探して見つける喜びと、漁としての満足感は満たされますが、何せ釣れ過ぎますね。
まァ、〝釣れ過ぎる〟なんていうのはゼイタクな話です。
ホッケやガヤは狙って釣れる魚ではないです。
時々、ゾロゾロと掛かることがあります。
が、〝時々〟止まりですね。
投稿: KON-chan | 2015年2月 9日 (月) 05:58
何年か前は、今日はホッケ釣りに行こうと
沖の根でねばり3匹ほどつり上げたり
調子の良いときは1ダースほど
釣れたときもありましたけど
このところは外れですね。
その昔はアグネスの船長と2人でイタンキへ行って
大量に釣れたのは、懐かしい話です。
投稿: ja8oxy | 2015年2月 9日 (月) 12:35
根のホッケはデカクて、釣りごたえのある魚ですね。
でも、私はこの魚を狙って釣ったことはありません。
どこにいるのか分からないからです。
根に仕掛けを垂らしていると、たまに掛かってくれますね。
1尾掛かると、2尾、3尾、5尾くらいまで掛かることはありますが、2ケタまでになったことはありません。
ホッケを掛けた後で魚探を見ると、オキアミなのか小魚なのかプランクトンなのか、小さな点々がたくさん映っているところで掛かっているのが分かります。
但し、同じような魚探画面のところに仕掛けをいれても、ホッケが掛かるわけでもありません。
狙って釣るのは難しい魚です。
投稿: KON-chan | 2015年2月 9日 (月) 18:40