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2012年8月15日 (水)

博物館のイカツノ

120815【画像:上】
登別市がまだ幌別村だった頃に使われていたイカツノ(スッテ)。(注1)

登別市が幌別村だった頃というのは、1951年(昭和26年)以前のことだから、60年以上も前に使用されていたツノということになる。

【画像:下】
5時10分、出航。

イカはすぐれた眼を持っているものの、色の識別はできないそう。(注2)
だからモノトーンのツノもマルチカラーのツノも、イカの眼には同じこと。

60年以上前に使用されていたツノも、いま我々が使っているツノも大して変わらないゆえんである。

60年前のイカ漁師も、こんなふうにイカに風を当てていたはずだ。

船上干し24ハイ
氷漬け95ハイ

10時30分、沖上がり。

(注1)
登別市郷土資料館所蔵品

(注2)
『イカの心を探る』による。
同書によれば、明暗・コントラスト・形状差は認識できるとのこと。

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