無人駅にて
ここ数日、朝起きると新雪。
昼頃までにはそれがとけて道の乾きが進むが、翌朝は再び新雪という日々。
今日も、そうだった。
今朝、入院療養中の釣友を見舞う。
『船を出そうと思ったけれど、風。今日は出られない』と私。
ベッドの彼が笑おうとしているのが分かった。
顔に表情が見えるようになり、上半身はかなり動かせるようだ。
病院を出て、普通列車に乗った。
【画像:上】
中央やや左に、廃トンネル。
この画像左手すぐに太平洋。
近くに、地蔵がまつられている。
地蔵のべべ(よだれ掛け)は赤・・・
と、決まっているわけでもないようだ。
この地蔵がまとっているべべの色は白。
【画像;中】
このあたりは、大正年間には既に複線化を終えていた幹線路。
海が荒れるたびに、鉄道を運休させるわけにはいかなかった。
太平洋の波から逃げ、廃トンネルから山側数十メートルのところに新(現役)トンネルが掘削されている。
見えている線路は、手前側でトンネルとつながる下り線。
無人駅にて。
寒い。
【画像;下】
太平洋。
岸を打つ浪音が荒々しい。
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