シケ明けの釣り
以下は、ある程度以上の深さの海域での話。
(波が打つような岩の近くや、波が底をさらうような岸辺では話が別)
水面にどんな大きな波が立とうが、その真下の海底から水が離れることはない(海底と海水の間に空間ができることはない)。
だから、海底では横方向の動きはあっても、上向きに水が動くことはない。
海面が波立っている時、どれほどの深さまで潜れば静かな世界になるのだろう、ボート釣師なら知りたいところ。
凡人(未満)の私が知りたがる程度のこと。
頭のいい人が、すでに答えを用意してくれている(^o^)
左は北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』から。
赤丸や青線は私のいたずら書き。
エイッヤーっと、赤丸径は15メートル。
すなわち、振幅7.5メートルの波。
気象台では、これを『波の高さ15メートル』と呼称する。
青線は波長、こちらもエイッヤーで30メートル。
さて、答え。
海中で水の横方向の動きが波の高さの1/1000ほどになるのは、つまり水の横方向の動きが±7.5ミリ(両振幅15ミリ)となるのは、波長とほぼ同じくらいの深さ。
北斎の描いたこんな波の日でも、30メートルも下では静穏そのものなのだ。
【画像:上】
とは言っても、大シケの翌々日。
深場の根が良かろう(と思う)。
9時15分、出航。
出航が、大潮の今日の最干潮時刻と重なった。
今日の出竿は、こんな景色の見える海域。
【画像:下】
ナギは昼まで持つか持たないかとの予報。
喰いの立ち始めた11時、沖上がり。
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