ほぼ全魚種651種中の41種
ライブドア社の起業者で元社長だったH氏は、拘置所に収監中 百科事典を読んだという。
少年期の三島由紀夫は国語辞書を読んでいたそうな。
頭の使い方の活発な人は違うものだ。
私には、辞書・事典・図鑑などはとても読書の相手にはならない。
調べる必要のある時に必要項目のみを引くだけ。
そんな私だが、本夕、『北海道の全魚類図鑑』を読了。
新聞社が発行した図鑑ゆえ、想定読者は一般大衆。
目次・索引まで含めて482ページに651種だから、1種あたりの内容はそれほど濃くはない。
よって、活字は少ない。
H氏や三島氏が持っているような読書に対する根気。
それを持たない、すぐに読み疲れしてページを閉じてしまう私向きの図鑑である。
帯やまえがきには“北海道のほぼ全魚種651種”となっている。
また、まえがきには北海道の淡水魚は“およそ32種ほど”とある。
“ほぼ”とか“およそ”とか“ほど”とかとあるから、“全”とはちょっと違うようだ。
そういうあいまいな表現の理由は、目次の後に12ページある「北海道の魚類の多様性」を読むといくらか分かるような気にさせるが、気がしただけ(^^;
私の読解力ではよく分からない(^^;
そのページ以降は、ごく普通の図鑑。
カラー写真があって、その下に【形態】・【生態】・【分布】・【利用】・【英名】・【地方名】。
“北海道の”と銘打っているように、北海道の自然界で生きている外来種のグッピーやブルーギルなども掲載。
「フェドロフカスベ」・「ホホウロコカジカ」など、いくつかの種はカラー写真ではなく、白黒の絵。
これらは、“図:Dolganov,1985より”、“図:Bolin,1936より”などとあって、国内では標本を得られないようだ。
写真の多くは漁師の網にかかった魚を撮影したもののようで、ヒレがボロボロのものが目立つ。
それと、アンコウ・エイ・カレイなどは、その魚の独特な形が分かる平面写真が掲載されているのに、やはり平面形状に特徴のあるカジカの仲間は側面写真のみ。
この上記2点が残念。
本書に記載の651種中、私が掛けたことのある魚は、祭りの夜店で掛けたウナギ・網ですくったことのあるマンボウも含め淡水・海水合せて41種。
北海道のほぼ全魚種651種中のほぼ6%になる。
夜店で金魚もすくったことがあるが、これはカウントに入れてない。
本書によれば、北海道のほぼ全魚種651種中に金魚は含まれないようだから(^^;
コメント
こんばんは
ご無沙汰しております。
“海”には海のご都合もあるのでしょうが…
毎年この月は「出港不可」が多くて残念です。
まあ、先日のように煙が真横にたなびき、
港内でさえあれほど波が尖っていたなら、
キッパリ諦めも付きますが(^_^;)。
『北海道の全魚類図鑑』、面白そうですね。
う~ん、わが家はこの中の何種と対面したんだろう!?
【利用】とは…?
図鑑なのでもちろん調理方は載っていないですよね。
“たらこソフト”…言わぬが花ですか(^^)。
映像的には美味しそうだったのですが。
投稿: はるさん | 2011年12月11日 (日) 20:50
はるさん、こんにちは
私は今年はどうもなかなか寒さに慣れなくて、火の近くから離れられません。
1日1万歩もやめ、家でエアロバイクをこいでます。
この時期にマイボートで沖に出て釣りをするなんていうのは、10年ちょっと前なら、かなり特別な人たちだけだったようです。
今でも、大部分の人は船を出しません。
初めからシケていれば船を出しませんが、朝がナギで昼近くになると北西の風が降りてくるんですよね。
波にもまれてヒィーヒィー言いながら帰ってくるはめになったことが何度かあります。
まァ、無理をしないことです。
スケソはこの先いくらでも釣れます(^o^)
『北海道の全魚類図鑑』、136ページ、スケトウダラの【利用】は以下の通りです。
‐引用開始‐
新鮮なものは鍋物、塩焼き、煮付けなどにする。肉は練り製品の原料にする。干しだらは背割りにして塩干ししたものである。卵巣はたらこになり、精巣はたつとして鍋物の具に、肝臓は魚油にする。
‐引用終わり‐
さすがにレシピは記載されてません。
私は干しだらを作ったことがありませんが、この本によると、背割りにするそうです。
そんなことしてますか?
虎杖浜たらこ家。
1回目はたらこ丼(すけその親子丼)、2回目は天丼、3回目にたらこソフトを食べました。
私は舌が子供です。
うまいとかまずいとか分かりません(^^;
投稿: KON-chan | 2011年12月12日 (月) 03:24