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2011年5月14日 (土)

60キロレール

下の下の下の4月30日の記事『日高本線に乗る』に掲載した軌条の、JIS表記は「40kgNレール」。
通称40キロレール。
1m当たりの重さがほぼ40kgであることが、その名の由来である。

特急が走るような幹線は、40キロレールよりも首下がやや長く・厚く、かつ足もとの広い「50kgNレール」が敷設されている。

新幹線(だけではないのだが)は、更にその上の「60kgレール」。(Nは付かない)

60kgrail_2【画像:上】
知内駅。
北海道最南端(注1)の駅で、北海道新幹線敷設レール基地である。
敷設を待つ60キロレールが駅構内に集められている。

【画像:下】
上にも書いたように、60キロレールは新幹線のみに使われているわけではない。(注2)

タンポポの群生の中、室蘭市内で見つけた実稼動中の60キロレール。
40キロレールと比べると、締結金物のピッチが短い。

(注1)
知内駅のひとつ上り(南)の吉岡海底駅もJR北海道所属駅で、これが北海道最南端駅だったが現在は休止駅。

(注2)
40キロであったにしても、50キロであったにしても、60キロレールであったにしても、どんな鉄道車輪も転がることができる。
鉄道車輪は片フランジ(片つば)ゆえ。

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コメント

KON-chan号船長さん こんにちは

わぁ~ホントに“たんぽぽ”!
もう綿毛になってるのもあるんですね。

線路脇、なぜか“フキ”なども成長が早いように
思います。
敷かれた石で温められるのでしょうかね。

レールに多くの種類があるなんて知りませんでした。
しかも車輪がエラい!
全てのレールに対応しているなんて(^O^)


投稿: はるさん | 2011年5月14日 (土) 12:53

はるさん、こんにちは。

道南バスの停留場の新日鉄前から輪西九条通あたりまで、JR線路脇で野菜や花を育ててる人がいますね。
おっしゃるように、線路脇は植物の成長に好ましい環境なのかも。

車輪は確かにエラいと私も思います。
日本ではレールの製造メーカーというのは複数社ありますが、鉄道車輪を作るのは1社1工場しかありません。
大阪にその工場があるのですが、その製造過程を見学させてもらったことがあります。
赤黒い鉄の塊を型で成型して作ります。
100%独占製造品でありながら、気を抜くことも改良をおろそかにすることもなく作られていました。
大したモンです。

投稿: KON-chan | 2011年5月14日 (土) 21:10

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