大きな話
近鉄は営業キロ数が約500kmの日本一の路線長を有する私鉄である。
私鉄だから、その路線は経営する会社・法人の持ち物・資産である。
だが、とは言っても、JR同様 鉄道事業法の下に管理され、〝公共性・公衆性〟を求められている。
以下は、〝公共性・公衆性〟を求められない私道の話。
私道とはいっても、大変に規模が大きい。
【画像】
本日、宇部市内で仕事。
雨の朝となった。
ガス。
肉眼では、大きな橋が見えるのだが・・・
瀬戸内海に注ぐ厚東(こうとう)川にかかる興産(こうさん)大橋。
宇部・美祢(みね)高速道路の宇部側端近くにあって、長さは1020m。(注1)
大きな橋である。
この橋を含む宇部・美祢高速道路の全ては、宇部興産がセメント原料を輸送するために自身の資金で敷設したもの。
つまり、この道路は宇部興産所有の〝私〟道。
長さ28km。
私道だから、道交法も車両法も適用されない。
よって、ここを走る車には車検が求められない。
そもそも、車両法の規格を越える大型車両の通行をも目的として建設された道路である。
車検が求められないくらいだから、ナンバープレートも自賠責加入も求められない。
要するにここを走る車両は、法・規則の枠外。
だから、運転免許さえいらない。(注2)
そんな道路だから、一般車両の乗り入れはできない。
通称 宇部興産専用道路。
高速道路である。
高速道路だから、道路の設計速度は100km/h。
片側2車線。
(注1)
〝厚東川にかかる〟と書いたが、〝宇部港をまたぐ〟と言った方が適切。
航路をまたぐ機能は、横浜ベイブリッジや白鳥大橋と似ている。
興産大橋は、横浜ベイブリッジより160mも長い〝私〟橋である。
釣りバカ日誌12に、スーさん一行が山口宇部空港から萩市に向かうシーンがある。
そこに出てくるのが、スーさん一行を乗せたセンチュリーがこの橋を渡って行くところを空撮したカット。
(この橋は工場群の中にあるので、オカから撮影すると遠い。 確かに、空撮を必要とする。)
三菱自動車製のダブルストレーラー(35トントレーラーを2両牽引するトラクター)と並走するのだが、こんなルートをたどって宇部空港から萩市に行くことはできない。
映画の中の話。
あまりいい空撮ショットではなく、この橋の特徴であるきつい勾配が表現されていない。
(注2)
ここを走る車両は生産ラインそのもの。
一般車両よりもはるかに整備の手が入っている。
また、宇部興産構内専用のナンバープレートも付けられている。
法律は求めていないが、多分、運転者は大型及び牽引免許所有者だと思う。
《翌日追記》
上の画像の右の方に見える赤白煙突のやや右に、肉眼では興産大橋が見える。
もう少し、見やすい画像があった。






【画像:3枚目】
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