ベルソーブックス
1932年(昭和7年)に創立されたから、2001年(平成13年)に創立70周年、来年は創立80周年となる『日本水産学会』という団体があるそうな。
この『日本水産学会』が創立70周年記念事業として、「ベルソーブックス(出版:成山堂書店)」という全100巻のシリーズを刊行中で、現在までに36巻までの出版が進んでいる。
このペースだと、創立100周年の年に、丁度100巻の刊行が完了することになる。
「ベルソー」とはverseauと綴り、フランス語で水瓶座とのこと。
当シリーズの『刊行の趣旨』には、〝このシリーズは、高校生や大学生、一般の方々に、水産に関するさまざまな知識や情報をわかりやすく、提供することをめざしています〟とある。
私のような〝釣りが好き〟という以上のものを持たない水産の素人にも読みこなせそうじゃないか。
刺さりのいい鋼鉄の針、当たりに敏感で魚の引きを往(い)なすよく曲がるロッド、魚の引きにも切れないライン。
これらを持つ人間が魚に負けるはずがないというのが、釣れても釣れなくても私がいつも思っていることなのだが・・・
それでも釣り師としての私の心理が作用。
シリーズ4巻目の『魚との知恵比べ─魚の感覚と行動の科学─』と26巻目の『魚の心をさぐる─魚の心理と行動─』を購読。
どちらも現役研究者の執筆によるものだが、内容は〝水産に関するさまざまな知識や情報をわかりやすく、提供することをめざしています〟という言葉の通り。
読みやすい本だったが、〝知識や情報をわかりやすく、提供〟されたことと、私の今後の釣技に変化があるかは別な話(^^;
私の読解力の貧弱さを告白するようだけれど、正直な読後感は以下の通り。
私の釣り行動範囲内に限って言うならば、両書とも私の釣りに有効と思われるような知識や情報は書かれてはいない・・・
と、思う(^^;
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