長江は大河である
【左図はGoogle Earthより】
長江(揚子江)河口の祟明島(Chongming Dao)の面積は1225平方キロで沖縄本島とほぼ同じ。
この島は、長江の流れが運んだ土砂が堆積してできた、つまり中洲(なかす)である。
その出現は7世紀。
形成の歴史のスタートが文章で残っているほどに新しい洲である。
この島の出現前は、当時の人々はこのあたりを、〝海〟と認識していたようだ。
長江は大河である。
大河ゆえと歴史の流れゆえとで、大戦前には日・米・英の軍艦(注)が河口から千km以上もさかのぼった流域にまで遊弋、示威航行していたほどだ。
昨日、出勤前。
長江河口まで。
【画像:上】
▼に立って対岸にレンズを向けた画像。
対岸の祟明島まで18km。
長江は大河である。
肉眼だと水平線に祟明島が確認できるのだが。
堤防下まで降り、長江の流れに直接触れた。
この水は淡水なのか海水なのか。
指先を舐めてみた・・・
【画像:下】
1時間ほど、長江の流れににフライを浮かべた。
ボーズ(^^;
昨日の午後より雨。
本日これより移動、パッキング中。
(注)
大砲・機銃を搭載した『砲艦』と呼ばれる100~500トン級船。
列強に国土の割譲・租借を強いられた大戦前の中国では、長江さえも中国自身の自由にはならず、この川は一種の国際河川ともいえる様相を呈していた。
そこに浮かぶ列強海軍の砲艦は、領事的外交業務をこなすこともあったようで、船自体は小さくても艦・艦長の格式は駆逐艦より上だったという。
スティーブ・マックイーン主演の『砲艦サンパブロ』は、長江に浮かぶ米国砲艦が舞台。
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