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2010年2月13日 (土)

サクラマスとゼロ進法

100213

寒い。
港内も、波の無い海域は結氷した。

英国は、最近まで12ペンスで1シリングとする12進法通貨を使っていた国。
更に、20シリング(240ペンス)で1ポンドとする20進法も加わっていたから複雑。
(英国で、100ペンスで1ポンドとする10進法通貨が流通してからまだ40年ほど)

長さも12インチで1フィート。
写真フィルムの12枚撮り・24枚撮り・36枚撮り、1年12ヶ月も12進法と言えるだろう。

だが、1質量ポンドは16オンスで、こちらは16進法。

配管や金属棒やボルトの太さを示す単位に『分(ぶ)』があり、1/8を1分(いちぶ)と呼ぶ。
この1/8を基準数とする単位は英国由来。
4/8というような表記はせずに約分して1/2と書くが、読みは4分(よんぶ)と8進法。
1分は1/8インチ、4分はハーフインチのこと。
1/4は2分と呼ぶが、1-1/4(いちとよんぶんのいち)となると、インチ2分と呼ばずにインチ・クォーターと言うヒトが多い。
部分的に1/4(クォーター)を単位とする4進法。

ここまでの例で考えると、ヤード・ポンド制は4を基本数として、公差4の8、12、16、20と位取り法が展開しているように思える。
4、8、12、16、20の最小公倍数は240で、240ペンスで1ポンドとする通貨の数え方とも符合する。
1マイルは1760ヤード。
これは12では割り切れないが、4、8、16、20では割り切れるし・・・・・・
などと考える以上にヤード・ポンド民族の頭脳は複雑。
それだと、3フィートで1ヤードとする3進法が説明できない(^^;

コンピュータは2進法(バイナリ)。

料理の世界は3進法。(驚き)
大さじ1杯は、小さじ3杯のこと。

1両は4分。
1分は4朱。
と、江戸時代の日本の通貨は4進法。

そろばんは5進法。
ひとつ、ふたつと下から珠を上げていき、いつつめで上の珠を下ろす。

6尺で1間、6進法。
1里は36町、6進法の派生。

音程は8進法(7音音階、オクターブ)。

ラブ(0)、フィフティーン(15)、サーティ(30)ときて、最後がフォーティ(40)となるテニスはワケ分からん。

本日、9時10分出航。
ナギ良く、26ノットの高速航海で太平洋サクラマス海域へ。
11時30分、海域離脱。
以後、根回り。

胆振海区太平洋では釣りライセンス制約から、釣っていいサクラマスは1日10尾まで。
10尾をもって定量と言う。
典型的10進法思考。

今シーズン、マスの喰いがよく、定量10尾を掛けるのは珍しくないようだが、それはウデのあるヒトの話。

長い、長い前置きだった。

本日の私、ゼロ進法(^^;
ボーズ。

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