今日もサケⅠ
ただ海中に垂らしてあるだけのルアーに(また、ただフォールしていくだけのルアーにも)、サケは口を使わない。
サケにルアーを追わせるには、ルアーを水平方向に泳がせなければならない。
その泳がせる速度はできるだけ遅く、1.3ノット程度以下で。
できるだけ遅くとはいっても、それには限度がある(ような気がする)。
私の経験から得たサケが喰い付くルアーの速度は0.8±0.5ノット。(注)
エンジンが船尾にあるプレジャーボートの多くがそうであるように、KON-chan号も艇の特性上、風に背を向けて流れる。(風下側に船首が落ちて流れる)
KON-chan号の場合、風速4m/sの時だと風に押されて流れる速さは0.5ノット前後。
こんな風が吹く時は、船尾方向にルアーをキャストしたのなら、ルアーはだまっていても0.8±0.5ノットの範囲内で泳ぐ。
こんな時はリールのハンドルを回す必要はない、回してはいけない。
同条件で、逆に船首方向にルアーをキャストしたのなら、リールのハンドルを回さなければならない理屈。
であるから、船尾エンジンのプレジャーボートでの単独釣行の場合は、サケの跳ねを船尾側に見るように操船すると釣りが楽(と、簡単に言うけれど、これが大変に難しい)。
てなことを考えつつ、今日もサケ釣り。
今日の風はサケ釣りには最適。
風に押されてKON-chan号の流れる速度は、0.6から1.2ノット(^o^)
6時出航、10時30分沖上がり。
【画像:上】
好天の秋空のもと、ナギの青い海からサケをあげることができれば、それは何より。
しかし、雲に日がかげり、色を失った暗い海にシケを呼ぶ風が降りてきて波の頭が尖りかけているそんな日。
そんな日に釣り人の竿を絞るサケの引きは、ナギの日のサケのそれよりも、重く、太く、強い。
今日の漁場はこんな風景が見えるところ。
この朝の太陽は程なくして雲にかげった。
海は色を失い、暗い。
寒い。
【画像:下】
寒い。
寒いが、本日好釣。
14本。
銀ピカが多い(^^)
こんなことになるとは思っていなかったので、用意していたベイトは10切れ(^^;
たちまち消費し、友艇SeaRoman号から、海上にて1パック分けてもらったのでした。
SeaRoman船長に、深々と2礼。
(注)
私の感覚だから、ウソかも知れない(^^;
遅く泳がすと同時に、できるだけ一定速度でルアー泳がすことが大事というのはホント。
さらに遅合わせ、これもホント。
コメント