過冷却
6時30分、出航。
空気が冷えて、出航時の気温はマイナス7℃。
先日来より、船中に置きっ放しにしてあった伊藤園の〝そば茶〟500mlPETボトルの中身もマイナス7℃のはずだが凍っていない。
ナギ良く、27ノットの高速巡航となったところで、その〝そば茶〟を飲もうとキャップをねじった際にボトルの内容物が振動したか、一瞬で、液体だった〝そば茶〟が凍った。
おォ、〝そば茶〟は過冷却(注1)状態にあったのか。
さて、高速航海の行き着いた先はサクラマス漁場。
サクラマスを肉眼で探すことはもちろんのこと、魚探を使っても探すことは非常に難しい(注2)
それゆえ、水温やベイトの反応を見て、出竿海域を決めると言う人がいるが、私の場合、大抵は集団心理に従うことになる。
すなわち、船が集まっている海域で竿を出すことが多い。
今日もそんな感じで、船が集まって見える20′、107m海域の片隅で竿を出した。
素晴らしいナギが続き、その後、正午まで一度もプロペラを回すことなく、毛鉤を泳がせた。
KON-chan号の沖側0.2海里海域のボートがトリプルで掛けたようだ。
KON-chan号の右舷0.3海里海域のボートでは8本あがったようだ。
H号は6本。
とかとか・・・
KON-chan号、ゼロ(^^;
港に入る前に〝根〟に寄るも、50m根はスケソがかぶさり、根釣りにならず。
70m根で、チョンチョンと竿先を揺らしてくれたのが、今日の釣果。
私の気分は過冷却水状態(^^;
(注1)
水は0℃以下では凍るはずだが、静かにゆっくりと冷却するとマイナス20℃(微細な水滴だとマイナス40℃)まで液体のままでいることがある。これが水の過冷却。
振動を与えたりすると、瞬時に凍る。
(注2)
サクラマスの跳ねを見ることはある。
が、ごくたまにだから、これに頼ってサクラマスを見つけるわけにはいかない。、
また、魚探の液晶画面の1ドットか2ドットの輝点を見てそれでサクラマスのタナを探す人もいる(らしい)と聞いたことはある。
« 再び、炎月 | トップページ | 再び、タラコ作り »
コメント
KON-Chanさん、こんにちは
土曜日は静内沖も絶好調だった様です。今日は大荒れで、こちらはまたしても出船出来ずです(笑)。
オフショアのマス釣りは、やったことがないので偉そうな事は言えませんが、日によってタナが違うそうですね。その意味では、単独でそのタナを探るのは難しいのでは?と思うのは素人の考え方でしょうか。あ、僚船の情報があるかな。
投稿: Hiroshi | 2009年2月 8日 (日) 08:51
Hiroshiさん、こんにちは。
浮きソウハチなんて、10年前にはその存在さえ知らなかったとベテラン船長が言ってました。
冬にレジャー釣行で沖に行くというのは、相当特別な人だけだったようです。
東胆振から日高にかけては、岸近くだと北寄りの風には強いですが、沖はダメですね。
まァ、なんだかんだ行かなくてはならないというもんでもないでしょう(^^;
10年前までの冬は、我が家ではスキーでした。
このまま貧果が続けば、その内、『再び、スキー』というエントリーが掲載されるかも知れません(^^;
マスは人がたくさん乗った遊漁船にかないません。
とにかく1尾掛けないことには、タナが分かりません。
たくさん毛鉤が降りている遊漁船では、確率的にもタナを知るのが早いです。
遊漁船に乗ったら、マスが掛かった時には大きな声で『〇△メートル』と叫び同乗者に知らせるのがルールです。
100メートルくらいから、時には仕掛けのサルカンが見えるような浅いところまでがタナになりうります。
70メートルでヒットしたその5分後に30mでヒットすることもあれば、90メートルでヒットすることもあり、僚船情報も、リアルタイム情報でなければ、混乱のもとになることもあります。
深ければ深いほどカタが良くなるという傾向がありますネ。
サクラマスは釣りにしても食材としても、好き嫌いがはっきり分かれるように思います。
それはおいといて、サクラマスの好釣を続けている人に共通するのは、『体を動かす人』ということです。
楽(金も体力も使わないでという意味)して、好釣に恵まれようとすると、私のようになります。
まァ、でも、これがKON-chan流です(^^)
投稿: KON-chan | 2009年2月 8日 (日) 10:10