乾燥した納豆
1ヶ月ぶりに、ナギの日曜日。
本日5時40分出航。
28ノットの高速航海で地球岬をかわし、太平洋へ。
ソウハチ狙いの100隻を超えようかという大船団が、早春のもやった空気を通して、こんな具合に海も空も陸も灰色に見える海域で竿を出した。(この大船団とKON-chan号間の距離は2海里強。この画角では東西に広く展開する船団の20%も写っていない)
ところで、胆振沖太平洋のサクラマスライセンスの規制期限は昨日まで。
このライセンス制が導入されたそもそもの目的はと言えば、『資源保護』と『漁場輻輳の緩和』。
3月16日からライセンス規制がなくなるということは、3月15日まで規制すれば、この目的が達成できるからということになる。
つまり、この時期、この海域には、保護すべきサクラマスはいないし、漁場輻輳のもとになるスケトウダラも職漁船やトロール船が漁を成り立たせるほどにはいないということで、それが証拠に、ここ2週間ほど、マスに関するいい話が聞こえてこない。
しかし、魚のこと。
3月16日を境にして、全くいないくなるというわけでもないだろう。
ということで、KON-chan号は、ソウハチ大船団を突っ切り、141度11分海域でマス毛鉤を泳がせた。
ベタ底から、仕掛けを5mずつ上げては毛鉤を泳がせる作業を4時間以上も続けるも、アタリもサワリもなし。
魚釣りでここまでネバったのは初めて。
が、ネバリも限界。
もう、止めて、あのソウハチ船団の中に入ろうかなァという気になりかかった11時ちょっと前、タナ85mでチビマスヒット。
その10分後、同じくタナ85mでレギュラーサイズがヒット。
先にも書いたように、今日からは正午で海域から退去しなければならないといったライセンス制限がないから、いつまでも、この海域にいて、マス仕掛けを泳がせていてもいいのだが、気分はとっくに乾燥した納豆状態。
ネバリっ気なし。
正午、海域離脱。
【追記1】
実は昨日も10時から14時まで海上にいて、舟見町沖根、地球岬沖根、トッカリショ沖根、イタンキ沖根で仕掛けを入れました。
20cmのギス1尾
根には、私のウデでは掛かる魚がいるように思えません。
【追記2】
今日、沖で会ったOctopusⅢ艇長さんへ。
KON-chan号は、あの後、西に0.5海里移動し、水深130mに入りました。
で、上記のような次第。
あの海域には、もう狙って釣れるほどのマスはいませんね。
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