明日は明日の風よ吹くな
風の無い日の風鈴、鯉のぼり、海辺に立つ長い髪の少女、なんてのは実につまらない。
風鈴が風に鳴り、鯉のぼりが風に泳ぎ、海辺に立つ少女の長い髪が風にそよいでこそ絵になる。
ヒラメやサケを狙う時も、少し風があった方が釣りやすい。
本日は、12、3ノット(6~7m/s)の風があり、絶好のヒラメ日より。
いや、違った、絶好のヨット日より。
本日『社会人ヨット教室』、第2日目。
13時45分出航、乗船艇はシーホッパー。
講師同乗と言うか、講師の操船で南北に置かれたブイを周回するコースをグルグル。
東の風だから、ブイを回る時以外はアビーム(注1)での航行となり、気持ちがいい。
ブイ周回をタック(注2)で行う場合、南進時は左舷から風を受け反時計回りにブイをかわして北転、逆に、北進時は右舷から風を受け、時計回りにブイをかわして南転する。
今日程度の風の時に、これをジャイブ(注3)で行おうとすると、大きなヒール(注4)を招き、加えて同乗者がヨット未経験の場合は、かなりの確率で沈(注5)することとなる。
我が艇の講師、ブイ周回の全部をタックでかわし、艇の大ヒールを回避。
もっとも乾舷10cmほどの小さなヨットだから、下半身はグショ濡れで、沈したのとさほど変わらず(^^;
(注1)真横からの風を受けての帆走で、艇の安定が良い
(注2)風上への方向転換
(注3)風下への方向転換
(注4)傾くこと
(注5)転覆すること。〝ちん〟と発音する
ヨットから降りると現金なもので、明日は吹かないで欲しいと思いながらKON-chan号を下架した。
明日はヨットなら半日掛かる海域まで遠征のつもり。
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