気合十分、技量不十分
防波堤を出て、右に舵を切るか(北上するか)、左に舵を切るか(南下するか)で、その日の釣果が決まってしまう。
母川に帰るサケは、噴火湾では南から北に向かうことになる。
水曜・木曜と爆釣だったのは南海域。
それから3日。
当然、右に舵を切り船首を北に向けねばならない。
ここまでは、昨夜どころか16日の木曜日には推測できていたことで、誰しも考えることは同じ。
どの船も迷うことなく伊達沖を目指した。
私は、『鮭袋5枚入り』というのを3パック持参した。
つまり、サケを15本掛ける準備をしたというわけ。
本日の日出は6時31分なのに、まだ薄暗い6時に出航した。
オォ、気合十分。
が、現場海域に着いてみると、出航前の気合の入り方はどこへやら。
時折、跳ねが見えるから魚は確かにいるのだけど、私には全然釣れる気がしない。
鮭袋15枚分の気持ちは、1時間もしない内にゼロ枚分にしぼんでしまった。
結局、使った鮭袋はたったの1枚。
それも、スレ掛かりできて、リリースできなかったブナ♂(^^;
帰港してから、KON-chan号が浮かんでいたのとほとんど同じ海域で、7本掛けた人や12本掛けた人がいたと聞かされた。
この数字は、すなおに納得できる。
今日のサケには技量が必要だったというのが、現場海域にいた者の実感。
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