船上沖干し
前回の出漁時は、Tシャツにサンダルという軽装だった。
しかし、やはり9月、それも下旬。
今日は高いところまで日が昇った7時15分の出航だったけれど、その時刻で気温は13℃。
さすがにTシャツの上に長袖を着て、長靴ばきで出航した。
先日もそうだったけれど、防波堤を出てちょっと沖に出ると、ものすごい数のイワシがあちこちに固まっていて魚探が大きな反応を拾う。
どこかにフクラギもいるはずなので、本日はルアーロッドとジグを持って出航し、いつもは防波堤を出たら南下するところを、北上した。
それらしい反応が出るごとにジグを沈めてみたけれどスカ。
小さなサバはいるようでブルブルっという魚信は何回かあったけれどフッキングに至らず。
そうこうしている内に、9時過ぎには虻田沖水深60m海域まで船が進んだ。
ここにもイカがいる。
浮きスッテを入れてみると、タナ40mでイカが付く。
太平洋の150m海域にいるイカより2回りほど小さいけれど、何せ噴火湾は最深部でも100mしかなく、この虻田沖のイカ海域はベタ底まででも60mと浅いから作業が楽。
浅いから手返しが早く、従って数が伸び、1時間もしない内に80ハイほどの水揚げとなった。
100ハイどころか、300ハイはいくペースだったけれど、こんなことになるとは考えていなかったので、氷の準備も沖漬けの準備もしてこなかったため、全数、開いて沖干しとした。
実はイカの沖干しを作るのは初めての経験で、80ハイを開いてロープにかけるまでの作業に水揚げ時間の倍の2時間を消費。
沖干しを作るのにこんなに時間が掛かるものとは・・・
正午頃にやっと、この作業が終わったけれど、再びイカ仕掛けを入れる気にはなれず、帰航。
画像上:左舷沖干し。まな板の上にも。
画像下:右舷沖干し
進出海域は以下の通り。
N 42°30′
E140°41′
さて、イカを開く作業を始める頃には、気温も上がり、快晴の秋の高い青空から沖干しにふさわしい陽光が船上に降り注いできた。
私も、Tシャツ1枚になり、長靴からサンダルに履き替え、往航時同様、帰航時にも、それらしい反応が出るごとにジグを沈めながら2時間。
沖干しの方は丁度いい干し具合となったけれど、結局ジグへの反応はゼロ(^^;
いつもお世話になっている、マリーナスタッフに50ハイほど釣果分け。
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コメント
Konchan おばんです。
イカの船上干し・・壮観ですな(笑)
すでに、ご覧になっていると思いますが、私は昨日職場の仲間を連れてレンタルボートで・・
アキアジ&カレイを狙っていました。
ちょっとしたアクシデントが・・朝一、アキアジ狙いでテトラの積み上げ内で停船・・アンカーを落とすすとロープからはずれ、海底へ鎮座・・これでは、あの河口域でのアキアジ狙いは無理・・ってなもんで、今回はアキアジ釣りをしていません。あそこのアンカーってロープに石の大きい奴をくくっているだけなんですよね。
仕方なく、第2のターゲットカレイへ・・
本当はマガレイ狙いだったのですけど、女将に教えていただいた棚が30m・・適当に梵天を引っ掛けた海域が、27m・・
いきなりきました!クロガシラの47cm・・子の子、職場の仲間の女の子・・他の2人は釣りは全く初めての輩で、彼女だけが何度か遊猟船に乗ったことのある経験者・・
その後、ドシローとの仲間にもクロガシラの35cmがかかる・・
私は、マガレイは何枚か釣れたけどアブラコ三昧でした。
クロガシラと言えば磯では日本海、太平洋側は港内と思っていましたが、そうではないのですね・・・
今日、実は初めてレンタルポートで5人乗りを借りました。今までは最高で3人乗りだったので9.9馬力・・なんとも・・外洋に出るには心もとない雰囲気だったのですが、今日のは25馬力、和船もでかい!!昨日も昼頃、波が出始めたのですが、航行能力に雲泥の差があるとお思いましたね。
船舶免許保有者だけの特権・・アキアジシーズン10月末から11月の釣り・・流しの釣りになるので、1船舶1人限定でしょうか?出航することがあれば、レンタル25馬力でついて行きますので、声をかけてくださいませ。
投稿: shinya | 2006年9月24日 (日) 21:35
shinyaさん、こんにちは。
洋上には虫がいないので天日干しには最適です。
ただ、脚が取れないように開くのは結構面倒ですね。
家に帰ってから、自家消費分には、何も形にこだわることはなく、胴と脚がバラバラになっていてもいいのだと気が付きましたが(^^;
画像にちょっと海面が見えてますが、ベタナギ、快晴のボート釣り日和でした。
ところで、私は今年はマガレイを釣っていませんし、クロガシラは2003年7月に掛けたのが最後です。
この時は、港外で掛けましたが、港外のクロガシラを狙ってその真上に船をもっていくというのはなかなか難しいと思います。
アキアジですか。
あれは目のいい人にかないませんね。
私が後ろについて行きます(^^;
投稿: KON-chan | 2006年9月25日 (月) 01:35
お疲れさま~。解ってくれたかな?沖仕事の大変さ。
漁獲物の「沖詰」「船上活〆」の付加価値も痛感したのでは?(爆)
ところで、わざわざ串刺ししているようですが・・・
ロープの傾斜がきつくなければ、足が繋がっていればそのまま暖簾干しでもOKかと。
裂き方は、
まず裏側の胴を真っ二つに開き、
その後ゴロをエンペラ側から剥がす、
そして目のついている顔?を割って目玉を取る。
この順序でやれば大丈夫ですよ!
そして干す前に塩水に30分ほどでも浸けると、
さらに美味です!
投稿: SAKURA | 2006年9月25日 (月) 21:39
SAKURA改めリアル浜ちゃん、こんにちは。
下のほうの記事の“発泡魚箱落水”で、リアル浜ちゃんからもらったコメントに、『竹串も100本入り×5個買いました。』と書きましたが、その竹串を使ってます。
> その後ゴロをエンペラ側から剥がす
これがポイントですね。
これに気付いたのは、70ハイ目くらいをさばいている時でした。
それまでは、ゴロの脚の付け根側に包丁を入れてエンペラ側に剥がしていたのですが、エンペラ側から剥がしていくと手作業だけで取れるのですね。
これに気付く前のイカには胴と脚を縫うように横方向にも竹串を入れ、ロープから落ちないようにさらにまさに串刺しに串を入れてという風に作業をしています。
画像を良く見ると10ハイほどのイカには水平方向に串が入っていないのが分かります。
学習の成果です(^^;
ロープの傾斜はかなりきついです。
右舷側にルアーロッドが見えますが、こいつを振らなきゃならないので、物干しロープ状にロープを渡すわけにいかないのです。
今、考えてみれば船首側で干せば済むだけのことでしたが。
この作業、ソウハチの腹抜き・うろこヌル取り作業の次ぐらいに大変な仕事ですね。
私、ソウハチの処理も要領の悪い方法でやっているのだと思う…
100枚さばくのに4時間は掛かっているから。
塩かァ…、こいつはしなかったなァ。
しなかったけど、今年はもう沖干し作りをするつもりはありません(^^;
投稿: KON-chan | 2006年9月25日 (月) 22:42
おぉ~!なまら旨そう
投稿: むっち | 2006年9月28日 (木) 22:51
むっちさん、こんにちは。
家内から“イカはもういらない”と言われていたので、帰宅途中に知り合い宅にも置いてきたりして、結局、持ち帰りは10枚ほど。もうありません(^^;
イワシが大量にいます。
メザシ100尾なら、宅配できるかも知れません(^.^)
投稿: KON-chan | 2006年9月29日 (金) 06:04