オフラインミィーティング
'87からパソコン通信サービスを開始したNifty Serveがその後infowebと統合してできたのが@niftyで、私はNifty Serveのサービス開始とほぼ同時の会員です。
サービス開始当初は、参加フォーラム毎にIDナンバーを幾つも持っていましたが、その内、各IDに届くメールを管理し切れなくなってそれを整理、IDを一つだけ残して今に至っています。
日本中にいわゆる〝草の根ネット〟ができ、私に限って言えば、〝通信〟がコミュニケーションの〝手段〟ではなく、〝通信〟すること自体が〝目的〟だったりした一時期もあります。
音響カプラーを使って、新幹線内の公衆電話から通信したりして喜んでいたものです。
このパソコン通信の世界で生まれた言葉に、OLM(Off Line Meeting)、OLD(Off Line Drinking)というのがあって、通信環境の外で、つまりパソコン通信のオンラインの世界から離れ、実際に会って話をしたり飲んだりしましょうというのがその意味です。
アマチュア無線の世界で言えばアイボール(Eye Ball)のこと。
こういった略語・暗語を共有することは、一種の仲間意識を醸成すると同時に、新たに仲間に入ろうとする者には壁にもなって排他感を持たせることにもなり、私は随分長いことNifty Serveのいくつかのフォーラムのメンバーであったにも関わらず、OLMに参加したことはありませんでした。
そのOLMに初めて参加したのが、『釣りフォーラム』内の『北海道会議室』の〝アキアジ0FF〟で'00年9月のことでしたから5年前。
その後、道東の〝西別川OLM〟にも参加させてもらいましたが、以降、Niftyと契約したシステムオペレーターが提供するフォーラムは急速に活発さを失い、私がOLMに参加した唯一の『釣りフォーラム』もこの9月末日を持って終了します。
インターネットがパソコン通信の閉じた世界を完全に席巻し、さらにblogに代表されるネット上のパーソナルな場が容易に、かつ、ほとんどタダで手に入り、情報のありようが、〝集中から分散へ〟と変化して、情報の共有にNiftyなどといった〝誰か〟が管理する場を必要としなくなったということでしょう。
と言うのは言い過ぎで、『出会い系』とか『自殺系』といったサイトはあるなァ(^^;
長い前置きでした。
OLMと言っていいのかどうか、On Lineですらここのところ随分ご無沙汰だったNiftyの〝釣りフォーラム〟で知り合ったshinyaさん、Hiroshiさんと土曜の夕刻、伊達温泉で会合。
この伊達温泉こそが、私が初めて参加したOLMの場だったのでした。
脂鰭フリークのお二人が、この時期にこの伊達温泉を選んだということは、当然、黄金の前浜のサケ狙いだったようですが、魚の姿はなかった模様。
明けて昨日の日曜日、KON-chan号に乗ってもらい地球岬付近でカレイ。
風波が出て釣り辛らい海況でしたが、自然相手ですから、まァこれはどうしようもない。
カレイ場への行き帰りには鳥山に遭遇したけれど、あの下には何がいたんでしょう?
ナギの時に、確かめに来て下さい。
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