« クルージングをしたってことにしよう | トップページ | 倉橋由美子に寄せて »

2005年6月12日 (日)

ブナ里フィッシング塾

051
一昨年と昨年も参加した〝ブナ里フィッシング塾(フライフィッシング塾)〟に、今年も参加してきました。
昨日は開講前に、黒松内町を流れる某川に入渓して、3時間もかかってやっとヤマメが2尾。

さてさて、フライフィッシングは条件さえ揃えば実に面白い釣りができます。(フライフィッシングに限らず、何でも条件さえ揃えば上手く行くものですが)
ただ、キャスティングに技能が必要で、初心者がロッドを振るとラインが綺麗に飛びません。

キャスティングが上手くいかないと自分の気が滅入るのは当然ですが、はたで見ている人の気持ちも落ち着かないようで、それを矯正してあげたくなるといったゴルフ練習場でよく見かける光景がフライフィッシングの世界でも見られます。
もちろん、私は矯正させられる側。
実釣の場でこんなことになると、昨日免許を取った人の運転する車の助手席にベテランが乗るようなもので、どちらも疲れることになります。
従って、フライフィッシングの世界でもゴルフのレッスンプロみたいな人がいてもおかしくないわけで、現に釣具店等が主催するフライ教室もあるし、英国や米国にもこの種のスクールがあるそうです。

私は根が怠け者で〝練習〟だとか〝努力〟だとか〝継続〟だとかが大嫌いだし、釣れる時にはどんなキャストをしても釣れるという経験もしているので、魚を釣るのになにゆえ〝塾〟になんか入る必要があるだろうかと考える性格ですが、どういうわけか今年もブナ里塾に行っちゃったァ・・・
その自分自身を分析してみると、カッコつけて言うなら、どうもフライフィッシングに〝美〟とか〝精神性〟を求めているようで、ローズのバッティングフォームをよりは、ボテボテのゴロに終っても清原のバッティングフォームを見たいって心境があるようです。
しかし、考えてみれば、魚を相手に〝美〟だとか〝精神性〟などと能書きを〝語る〟ところが少年性を丸出しですネェ。
私の場合は本当のところはただのファッションに過ぎませんから、少年にまでも届かない幼児性丸出しなのですが(^^;

と、まあ、ああだこうだと、釣り人はそれぞれのこだわりを持っていて、〝語る〟口数が多いものですが、とりわけフライマンは多い。

私も能書きをたれたいほう。
だけど、このフィッシング塾、〝塾〟とは銘打っていても、ウデに覚えのあるフライマン仲間の年1回の同窓会みたいな雰囲気で、語られる内容そのものは理解できるけれど、実釣の裏付けが希薄な私じゃ会話に参加しにくいところがあります。
なわけで、上で、〝美〟だとか〝精神性〟だとかって単語が頭に浮かんだのもすっかり忘れ、魚釣りってのは要するに魚釣りだから、釣った魚の数を上げなきゃダメだだってんで、今朝、朝食前に某川に入渓・・・ウッ、できなかった。
昨夜の雨のせいで川原がなくなっていて窮屈な格好でロッドを振っているうちに、風になびいたフライが草を釣っただけでした。

やはりフライフィッシングは〝美〟と〝精神性〟ってことにしておいた方が私には都合がいいようです(^^;・


写真上:開講式
写真下左:タイイングの練習
写真下右:雨が降っているから宿の前でフル装備でキャスティングの練習。もちろん、ここまでして練習した人は一 人だけ。ロッドをもっている方が講師。

« クルージングをしたってことにしよう | トップページ | 倉橋由美子に寄せて »

コメント

お久しぶりっす
今年も行かれたんすねー
美幌から僕の知り合いも参加したはずです。

投稿: トーシロー | 2005年6月20日 (月) 21:55

お久し振りです。
個人情報保護法のせいでしょう、参加者名簿には住所の記載がありませんね。
上に書いたように、私、あまり話の輪に参加できていません。
でもトーシローさんの知り合いというのなら分かるような気がします。
サファリの○中さんじゃないですか?
私と淡水の接点は、今はこの〝塾〟だけになりました。来年も参加すると思います。

投稿: KON-chan | 2005年6月21日 (火) 06:11

あゝ、そうだ。この塾への参加のきっかけは、トーシローさんの見事なダブルホールを見たからだってのは、以前、NIFのBBSに書いたことがあります。
今年のFlyRodders3月号で、『厳選!春いちばんから楽しめるフライフィールド10』という記事に、山梨の道志川、長野の木曽川などといった有名河川と一緒に大聖寺川が紹介されていましたが、この川を見てきました。思っていた以上の大川で、こんなロケーションで、トーシローさんのダブルホールを見てみたいなァと思いました。

投稿: KON-chan | 2005年6月21日 (火) 07:52

毎度っす~
実は一緒に釣りをしたことはないんですが、沈めることが多いローカルの中でドライでなんとか釣りたい、釣れるはずだと頑張ってる田○さんという人です(^^  彼も毎年通ってるって話でしたねー。

そうそう船長、なんか錯覚してると思います(^^;; 僕のはなんちゃってホールっす。

投稿: トーシロー | 2005年6月21日 (火) 23:19

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブナ里フィッシング塾:

« クルージングをしたってことにしよう | トップページ | 倉橋由美子に寄せて »