『台所に敗戦はなかった』を読む
本著者の著作は以前にも読んでいて、拙ブログに、『食べ方上手だった日本人』を読む と記事にしている。
本著者の実家は九州で百年以上続く割烹料理店。
舌は確か。
こんな喫茶店で読み始め。
書名の『台所に敗戦はなかった』は、
戦争に負けようが、進駐軍が来ようが、ご飯は作らにゃ
ならん。
腹を減らせば赤子は泣く。 あれがない、これがないと
言ってる場合じゃない。 あるもの、手に入るものをい
かにおいしく食べられるようにするか。
敗戦した その日も、「この子に何か食べさせなきゃ」と
おかあさんたちが台所に立っていたことをいう。
話は、敗戦の前後10年くらいのこと。
著者は、その頃出版の婦人雑誌の料理記事を読み解き、実際に再現調理してみる。
お汁粉
葡萄酒
コーヒー
などなど。
本夕、読了。
古い婦人雑誌の料理のページを数多く読み込んでいる著者は、日本人にとって、サンドウィッチと握り寿司は同じカテゴリーの料理ではないかと書く。
カツオブシサンド
すき焼きサンド
塩ザケサンド
漬物サンド
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著者が言うには、
奈良漬けを酒粕ごと はさむと、ウソ偽りなしにうまい!
とのこと。
ピクルスとクリームチーズのサンドウィッチになるらしい。
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