『あなたの中の異常心理』を読む
著者は精神科医。
本書には、
〝臨床医として現代人の心の危機に向かい合う〟
と、紹介されている。
こんな喫茶店で読み始め。
著者が、
〝現代人の心の危機に向かい合っている〟
ことはよくわかる。
〝心の危機〟とは、〝異常心理〟のこと。
もし、
〝異常心理〟は回避しなければならない
また、ひとたび身に付いた
〝異常心理〟は克服しなければならない
のであれば、その
回避法(予防法)
克服法(療養法)
が述べられてしかるべき。
が、本書に書かれているのは、〝異常心理〟の実例(分析)ばかり。
回避法・克服法は書かれていない。
本夕、読了。
本書の論調には大いに異議あり。
表面に行動として現れて、人間関係にトラブルを発生させる〝異常行為〟ならともかく、内面に隠れて 当人のみが知る〝異常心理〟をどうしろと。
そもそもが、心理に〝異常〟とか〝正常〟とかあるのだろうか。
ウラ・オモテのないヒト
カゲ・ヒナタのないヒト
見せられない 胸の内 のないヒト
ンなヒトの心理を〝正常〟と評価してよいものだろうか。
〝無害〟
とは言えるが。
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