『生き物の死にざま』を読む
阿川佐和子のエッセーに、〝生きざま〟という言葉が使われている一文がある。
それを読んだ父の弘之は、娘の佐和子に、
「〝生きざま〟なんて言葉を使うもんじゃない」
と言ったそうだ。
娘に 〝生きざま〟という単語を使うなと言った弘之の気分が、私には分かる。
本書は、〝生きざま〟ではなく〝死にざま〟。
こんな飯屋で読み始め。
書かれているのは、小はアリから大はゾウまで、30ばかりの生き物の〝死にざま〟。
チャップリンの「ライムライト」の一場面が紹介されている。
生きることに絶望した若いバレリーナに主人公(チャップリン)は、
生きていくことは美しく素晴らしいことだ。
たとえ、クラゲであってもね。
と語りかける。
クラゲは古い生き物で、生活史は複雑。
クラゲの出現は、5億年前。
その頃から、5億年間ずっと生き続けているクラゲがいるのではないかという説があるんだと。
本夕、読了。
以前、拙ブログに、
『身近な雑草の愉快な生き方』を読む
という記事を書いている。
同じ著者なのを本書を読み終えてから気付いた私はマヌケ。
私の〝死にざま〟はマヌケなのに違いない(^^;
コメント
こんにちは。
生きざま、死にざまかァ。
解釈が分かれますね。
若い頃は、これからの生きざまを考え、
この歳になると、死にざまが少々気になって
来ました。
まあ、結局はなるようにしかなりませんがね。
そだそだ、ブログ引っ越ししました。
旧タイトルで引っ掛かると思います。
今後とも宜しくお願い致します。
投稿: きーさん | 2024年9月 2日 (月) 09:53
きーさん、こんにちは
引っ越し先、フォローさせていただきました。
今後もよろしくお願いします。
私は、生きざまも死にざまも ほんの少しも考えたことがありませんねェ。
その日暮らし。
何をやるにも気まぐれ(^^;
明日、明後日くらいのことは考えますが、来週ともなると、遠いですねェ(^^;
そう。
なるようにしかなりませんね。
投稿: KON-chan | 2024年9月 2日 (月) 17:38