『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読む
本書の著者は、ドイツ近代史を専門とする二人の日本人研究者。
本書内で使われている言葉は日常語。
文章は平易。
また、書かれている歴史事実は、私のような者でも既知。
歴史の解釈・評価もストレート。
が、学問として歴史と向かい合うヒトたちの書いた本。
大変に高い位置からの著述が続く。
上で、〝私のような者〟と書いた。
〝私のような者〟とは〝バカ〟と同義(^^;
ところで、ナチズム(独: Nationalsozialismus)を、Google翻訳で 独→日翻訳すると〝国家社会主義〟。
こんな飯屋で読み始め。
本著者らの基本的立場は、
ナチスは「良いこと」もした
ではなく、
ナチスは「良いこと」をしていない
・アウトバーン
・歓喜力行団
・フォルクスワーゲン
・家族政策
・環境保護
・健康政策
をネタに、ナチスは「良いこと」をしていないと著者らは説く。
本夕、読了。
本書では、ナチズム(独: Nationalsozialismus)は、〝国家社会主義〟ではなく〝国民社会主義〟と訳すべきであるという。
ことほどさように、本書内の著述は七面倒くさい。
アタマをオーバーヒートさせないで読み進められるヒトは、強い脳ミソを持っているに違いない。
私は、読み進めるごとにアタマがクールダウンしていった。
上でも書いたように、〝バカ〟ゆえ(^^;
コメント
「良いこと」と「良くないこと」は、立ち位置でまるで逆になりますね。
簡単な話しではないと思います。
私なんかは主義主張も信仰もありませんから、結局なにが「良いこと」なのか判らない場面が多くあります。
そんなめんどくさいことを考えるのは、ヒトだけでしょうね。
投稿: めりー | 2023年8月 9日 (水) 08:21
めりーさん、こんにちは
私もメンドクサイ話はイヤ。
長いモノには巻かれろ
付和雷同
面従腹背
で、生きています。
私、本モノのバカです(^^;
本書、私には遠く、高いところからの言葉でした。
認識するということは、大変に困難なことです。
投稿: KON-chan | 2023年8月 9日 (水) 22:27