『シニア右翼』を読む
〝シニア〟も〝右翼〟も、それを定義するのは難しい。
本書の前半は、それの定義に随分とページを使っている。
しかし、本書を読むにあたっては、そう難しく構える必要はない。
副題は、『日本の中高年はなぜ右傾化するのか』。
本書で言っているのは、年を取ると右傾化するヒトが増えるということ。
こんな喫茶店で読み始め。
著者は、日本史を専攻したヒト。
戦後の日本が、国家として、戦争への原因の調査・総括をしなかった。
そのことで、戦前の大モノが戦後も大モノとして活動できた。
近年は、高速インターネットで、右に寄った動画の発信・受信が容易になった。
と、論が進む。
よってもって、高齢者が右傾化する。
ホントかなァ・・・
本夕、読了。
論が、一本道。
一本道の議論は、右・左問わず世にあふれている。
それはそれで、分かりやすいし正論に聞こえる。
しかし、歴史を語るのにそれでいいのだろうか。
読中も読後も、私の気分は、
ホントかなァ・・・
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