2023年4月
2023年4月30日 (日)
2023年4月29日 (土)
〝これぐらい〟も〝我が艇らしい〟も、〝上品〟と同義語(^^;
コープやホームストアに、白老産と記されたサクラマスが並んでいる。
獲れているようだ。
それ行け、サクラマス。
が、朝いち、グダラグダラして、出航は8時。
の前に、終日(ひねもす)船長に架電。
で、返ってきたのが、白老沖だか社台だかで船中80本。
ヤマセ(東風)が強かったが、意外なことに太平洋の波は悪くない。
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
オカが煙る。
我が艇、白老沖にも社台沖にも行かず、そのはるか手前で出竿。
アタリは頻繁。
しかし、掛かるのは、水深15メートルにまで浮かんだスケソとソウハチ。
マスは掛からず(^^;
帰港途中に寄った根もパッとせず。
画像のほかに小ぶりのソイとホッケ。
これぐらいが我が艇らしい。
〝これぐらい〟も〝我が艇らしい〟も、〝上品〟と同義語(^^;
正午、沖上がり。
2023年4月23日 (日)
『何でも測定団が行く』を読む
かつて、ブランド名を隠してコカ・コーラとペプシ・コーラを飲み比べさせ、どちらがウマいかを言わせるTV・CMが流れていた。
この味の評価法を 〝官能評価〟 という。
JISは、アルファベット26文字からI・J・N・O・U・Vを除く20部門に分類整理されている。
A:土木及び建築
B:一般機械
C:電子機器及び電気機械
・
・
・
で、最後が、
Z:その他
この Z:その他 には、あらゆる測定法が記されている。
〝官能評価〟もそのひとつ。
こんな喫茶店で読み始め。
初版発行が20年近く前。
東京都市大学が武蔵工業大学と称していた頃に、50人以上の教職員が集まって〝はかる〟をテーマに編纂した本。
〝測定する〟ことは〝評価する〟こと。
樹木の年齢は、切り株の年輪を数える。
では、木を切らずに樹齢をはかるには、
・樹木の芯に横方向に筒状に掘り抜くコアボウリング
・エックス線CT
大ゲサな方法だが、測定位置での樹齢は分かる。
しかし、その測定位置(高さ)にまで成長した年月は分からない。
それは切り株の年輪を数える場合にも生じる問題。
年輪があるのに、樹木の真の年齢を測定するのは意外に難しい。
本夕、読了。
〝総合的に考えて〟という評価法がある。
そのようにしか言えないので そのように言う。
〝官能評価〟の類だろう。
〝アンケート〟による評価法がある。
数が集まれば客観性は高そうだが、ネット上では問題も発生している。
〝経験値〟
反論のしようがない。
しかし、あんたの経験値なんて信用できない。
と、言われる可能性大(^^;
2023年4月22日 (土)
『科学の目 科学のこころ』を読む
著者は生物学者。
文系の学生に、〝科学とは何か〟を教えるのが仕事。
その職に就いて以来、
科学を外からながめること
科学と社会のとの関係を考えること
が、多くなったと。
本書について、著者は、
「科学という人間の営みに関して思うこと、考えることを、書きつづった」
と書く。
とは言っても、しゃちほこばった内容はない。
寝転がってでも読み進められるエッセー集。
こんな飯屋で読み始め。
明治になって、hydrogen や carbon という言葉が入ってきた時、それを
hydrogen を 水素(すいそ)とする案と みずね(水根) とする案
carbon を 炭素(たんそ)とする案と すみね(炭根) とする案
があったそう。
結局、大和言葉の〝みずね〟ではなく 漢語の〝水素〟が採用されたように、学術用語の多くは漢語で表現される。
そんなこともあって、科学洋書の翻訳には、とんでもない間違いがあるという。
本書であげている例では、〝放射性の:radioactive〟。
〝hot〟にも 同じ意味があって、それを知らないで〝できたてほやほやの〟と翻訳された文献があるのだと。
本夕、読了。
狭い業界でしか通用しない用語があって、用語集を配布している企業も多い。
例えば、
〝伝播:でんぱ〟。
業界・学界によっては〝でんぱん〟と読まないと笑われる。
〝腹腔・口腔:ふっこう・こうこう〟。
業界・学界によっては〝ふっくう・こうくう〟と読まないと笑われる。
〝抵抗値 Ω:オーム〟。
キロオームの千倍をメガオームと言うと笑われる。
メグオーム。
〝ステンレススチールのJIS記号:SUS〟。
エスユーエスと読むと笑われる。
サス。
学術用語を、和英・英和で羅列した『学術用語集』が、文部省(現文科省)の音頭とりで編集され、出版されている。
冊子を全部集めると50センチくらいになる。
それだけの厚みがあるのに、用語が並んでいるだけで、その意味は書かれていない。
意味を書くと、厚さ10メートルでも足りないだろう。
2023年4月21日 (金)
『最高の体調』を読む
ヒトが寒いという時は、私も寒い。
ヒトが暑いという時は、私も暑い。
何を食べてもウマイ。
ぐい呑み一杯の冷やザケがウマイ。
イタイところ、カユイところはない。
寝つきは良く、寝起きも爽快。
快便・快尿。
残便感・残尿感はない。
キレイなヒトより、カワイイ ヒトが好き。
私は、バカなのだと思う(^^;
こんな喫茶店で読み始め。
カラダの健康法・ココロの健康法のあれこれ。
裏付け文献をあげることで、説の信頼性を高める本の構成。
心身の緊張と弛緩
適度な運動
バランスの取れた食事
暑すぎず寒すぎず静かな睡眠環境
等々・・・
本書を読まずとも、カラダの健康を保つ方法・ココロの健康を保つ方法は誰でも知っている。
本夕、読了。
今々現在の、我々の生活環境はそれほど悪くはない。
ただし、上を見なければ、横を見なければ、アッチを見なければ、コッチを見なければ。
気まま・思うがまま・自然体。
それだけで生きていけるヒトはいない。
上を見る、横を見る、アッチを見る、コッチを見るのは、ヒトの常。
強いられる緊張もある。
弛緩する時間のない日も、時にはある。
寝不足の朝も、時にはある。
カゼのせいで発熱の夜半も、時にはある。
それでも、気分の悪い時間は去っていく。
私は、バカなのだと思う(^^;
2023年4月20日 (木)
『シニア右翼』を読む
〝シニア〟も〝右翼〟も、それを定義するのは難しい。
本書の前半は、それの定義に随分とページを使っている。
しかし、本書を読むにあたっては、そう難しく構える必要はない。
副題は、『日本の中高年はなぜ右傾化するのか』。
本書で言っているのは、年を取ると右傾化するヒトが増えるということ。
こんな喫茶店で読み始め。
著者は、日本史を専攻したヒト。
戦後の日本が、国家として、戦争への原因の調査・総括をしなかった。
そのことで、戦前の大モノが戦後も大モノとして活動できた。
近年は、高速インターネットで、右に寄った動画の発信・受信が容易になった。
と、論が進む。
よってもって、高齢者が右傾化する。
ホントかなァ・・・
本夕、読了。
論が、一本道。
一本道の議論は、右・左問わず世にあふれている。
それはそれで、分かりやすいし正論に聞こえる。
しかし、歴史を語るのにそれでいいのだろうか。
読中も読後も、私の気分は、
ホントかなァ・・・
2023年4月18日 (火)
『歌舞伎町と貧困女子』を読む
ラテンアルファベット26文字の始まりは A で最後は Z 。
フェアレディ Z
マジンガー Z
Z80
ロシア文字(キリル文字)に Z はない。
なので、ロシアの戦車に描かれている Z は文字ではなく記号。
右手。
手のひらを上にして握る。
で、親指・人差し指・中指を伸ばすと、空間の右手系の直交座標軸を表せ、
親指が、 X軸
人差し指が、Y軸
中指が、 Z軸
この伝で、
X世代(エックスせだい)は、
Y世代(ワイせだい)は、
Z世代(ゼットせだい)は、
と、いきたいが、はしょって Z だけを。
Z世代とは、
生まれた時からインターネットの利用が可能だった、デジタル
ネイティブ世代のこと。
中・高・大学生と、そのちょっと上あたりまでの世代。
予備知識として、トー横 を知っておく必要がある。
トー横の〝トー〟とは、
歌舞伎町に2015年に竣工した 地上30階建ての
新宿東宝ビル のこと。
トー横の〝横〟とは、
新宿東宝ビル周辺の路地のこと。
そこに集まるZ世代が、トー横キッズ。
こんな飯屋で読み始め。
石原慎太郎が東京都知事の座にいたのは4期、1999年4月から2012年10月。
この間、
2003年のディーゼル車規制
で、東京の空気が変わり、
2011年の暴力団排除条例
で、歌舞伎町からヤクザが姿を消した。
歌舞伎町には監視カメラの死角がない。
歌舞伎町は安全な街となった・・・
ホストクラブは、思っているより ずっと安い。
千円か2千円。
ただし、1回目だけ。
本夕、読了。
2回目、3回目・・・
そして、おかしくなる。
また、身を置いていたいと思える家庭がない。
あるいは、特段の理由もなく、トー横にZ世代が集まる。
トー横では、女が男を食わせる。
Z世代とは、中・高・大学生と、そのちょっと上あたりまでの世代。
そんな、若いカラダの歌舞伎町の相場はとても安い、1万5千円。
2023年4月15日 (土)
2023年4月 8日 (土)
ゆったりしたウネリに春の日射しが優しい
8時、出航。
ソウハチが欲しいとのリクエストあり。
が、防波堤を出て、さてェー(^^;
で、ラブーン船長に架電。
良ナギの海を、太陽に向かって船を航らせる。
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
この海域へと案内をしてくれたラブーン船長に、多謝。
画像のほかに、ホッケとガヤが掛かった。
さて、先日、初代アグネス船長の骨上げに参加させていただきました。
その際、火葬炉上に残った 親指と人差し指と中指でつまめるほどの量の骨灰を封筒に入れて持ち帰ってきました。
今日の釣行は、そのお骨と一緒に。
海からの、ここ、そこ、あそこの景色が見たいだろう。
と、彼が竿を出した海域の、ここ、そこ、あそこへと航海。
風穏やか。
地球岬沖はるか、眠りをじゃまされない深い海に散骨。
ゆったりしたウネリに春の日射しが優しい。
2023年4月 2日 (日)
2023年4月 1日 (土)
『うんち学入門』を読む
脚がない上に飛べない昆虫のユープケッチャは、体長15ミリ。
丸一日かけて、その場で反時計回りにクルリと一回転する。
直径15ミリの円内が、ユープケッチャの全世界。
食べ始めは日出。
食べ終わりは日没。
その間、食べ続け、フンを出し続ける。
食べるのは、バクテリアによって養分が再生された自分のフン。
安部公房の『方舟さくら丸』は、そんな究極の自給自足で生きる フン食い虫 の話で始まる。
ただし、ユープケッチャは公房の創作。
こんな喫茶店で読み始め。
本著者は、動物を捕獲せずに、排泄物を採取して遺伝子分析を行う生物学者。
その研究スタイルゆえ、排泄物、すなわち〝うんち〟に詳しい。
ヒトの大腸内に寄生する細菌の種類は500から1000。
数は600兆から1000兆。
重量で言えば、1から1.5キロなんだと。
ところで、うんちの8割が水分で、残りの2割のうちの、
3分の1が、未消化物
3分の1が、消化管からはがれた腸粘膜組織
3分の1が、腸内細菌とその死骸
1回あたりのうんちの重さは、100から250グラム。
中間値の175グラムを使って計算すると、うんち中の
腸粘膜組織が、12グラム
腸内細菌とその死骸が、12グラム
ヒトは、少なくとも 毎日
体の組織の12グラムが入れ替わり
腸内細菌の1パーセントが入れ替わる
といえそうだ。
本夕、読了。
動物のうんちを球状にして後ろ向きになって転がす甲虫のスカラベ(フンコロガシ)は、古代エジプトでは 聖虫 とされた。
古代エジプトの墓地では、近年、スカラベのミイラさえ発掘されているくらい。
ヒトだけが、生まれるやオムツをし、最期にまたオムツをする。
発射時、船外活動時、地球帰還時の宇宙飛行士もオムツをする。
排泄は必然。
かつ、重要で困難な事項だ。
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