『物理学者、SF映画にハマる』を読む
'18年、UFOが日本に飛来した時の対応を野党議員から質問されたことに対し、安倍内閣が閣議決定した答弁は、
・UFOの存在を確認したことはない
・UFOが我が国に飛来した場合の対応について特段の検討を
行っていない
'20年、米国防総省が米軍機が撮影したUFOの可能性がある動画を公開したことを記者会見の席上で問われた河野国防相は、
・万が一、遭遇した時の手順をしっかり定めたい
今年の7月、米国防総省は、All-Domain Anomaly Resolution Office(AARO:全領域異常解決室)を新設。
そこではUFOも調査対象であることが発表された。
こんな喫茶店で読み始め。
本書の副題は、
「時間」と「宇宙」を巡る考察
著者は現役の第一線物理学者。
そんなヒトが、〝バック・トゥ・ザ・フューチャー〟、〝ターミネーター〟、〝スター・ウォーズ〟、〝ゼロ・グラビティ〟をネタに、
タイムマシン
宇宙人
宇宙旅行
等を、最新の専門知識を駆使して語る。
今年のノーベル物理学賞は、
〝量子もつれ〟に関する研究
に対して。
〝量子もつれ〟とは何のコトなのか私にはサッパリ(^^;
だが、本書には、
〝量子もつれ〟の関係にある2つの粒子の一方の状態を観測
すると、その粒子間隔がどんなに離れていても、瞬時に
もう一方の状態が確定する
ようなことが書かれている。
我が身は時間を行ったり来たりできなくとも、また、何光年も遠くの恒星を回る惑星には行けなくとも、情報は得られる(かもしれない)。
本夕、読了。
地球の半径は6400キロ。
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から離れること わずか400キロ。
なので、ここでの重力は地表の88%もある。
ISS内が無重力に見えるのは、強い遠心力による。
と、本書から。
一昨日、北朝鮮が発射したミサイルが到達した最高高度は6000キロ超。
ISSより、はるかに高い。
弾頭が渡島大島の西沖に落下したのは、この高さでも地表の27%の重力があるからなのと、水平方向にはそれほど速度が出ていないから。
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