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2021年11月

2021年11月30日 (火)

そういう海。 そういうことなのだろう。

平日。
だけれど、あれこれあって私は公休。
であっても、
 ・土日に遊んで
 ・平日も遊ぶ
というのは、罪悪感とまでは言わないものの、それほど気分の晴れるものではない。
バカになりそうな気がする。
いや、すでにバカ(^^;

9時、出航。

サケの跳ねを探して、南から北へと。
しかし、跳ねず。
そういう海。
そういうことなのだろう。

魚信を求めて、南へ下がる。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
空気が湿り、オカがかすむ。

根で竿を出すが、掛かるのはガヤのみ。
そういう海。
そういうことなのだろう。

と、帰航の途の終日(ひねもす)号と、洋上で会合。
アッチの海域で、良型のサバが掛かるとな。
で、港に帰る終日号と反対方向、アッチの海域へ。

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サバ海域で、40分ほどジグを放る。


ジグを沈めないと、掛かるのはリリースサイズ。
カウント25まで沈めると良カタ。
そういう海。
そういうことなのだろう。

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2021年11月29日 (月)

『あなたとなら食べてもいい』を読む

女性作家7人が、1人1編ずつ。
副題の、『食のある7つの風景』の通り、作中に食べ物が出る短編小説集。
登場する食べ物とは、
 ・黒豆
 ・エクレア
 ・のり
 ・焼うどん
 ・アスパラガスの冷製スープ
 ・アップルパイ
 ・チューインガム

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こんな喫茶店で、読み始め。

2編目は、推理小説仕立ての作品。
殺人が起きるわけでも、金品が盗まれるわけでもない。
TVドラマ撮影現場で、主役が食べるシーンに使うためのエクレアが消える。
そのため、撮影が滞ってしまう話。
推理小説を短編に仕上げるのは、難しい。
文中に犯人につながる伏線を書かねばならないが、短編ゆえ それがどうしても浮く。
当該編、私のようなボンクラでも、半分も読まない内に犯人を指摘できた。

食って、腹が満ちる。
その時、向かいに座っているのがあの女(ヒト)なら、そりゃもォ(^^;

本夕、読了。

書名は『あなたとなら食べてもいい』だが、一緒に食べることで不愉快になる編も。

1人も悪くない。
と、私は思う。
喫茶店。
 1人で飲むコーヒー。
山のテント。
 1人で食べるお湯で戻したフリーズドライの山メシ。

沖で食べようと、持って出た菓子パン。
思いがけぬ好釣で、それに手を付けずに持ち帰る。
食わずして、腹が満ちる気分になることも時にはある(^^)

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2021年11月28日 (日)

冬山を歩く 1

等圧線が縦に並び、冬の気圧配置。
空は明るいが北西の季節風が強く、我が小船では沖に出られない。
山へ。

 登り:西尾根コース 
 下り:南尾根(夏道)コース

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ペトトル川の源流をひとまたぎ。
登りに取り掛かる。

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西尾根825メートルピークにて。

空は濃い青。
山を歩く者のみが知る色だ。

右奥に見えるのは、登別沖太平洋。

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山頂近くで樹氷。

入山時の気温は1℃。
このあと、気温が上がり、高度を上げても気温は下がらず。
そのせいで、樹氷がゆるみ、風が吹くと音を立てて枝から崩れ落ちる。

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室蘭岳山頂にて。
山頂寒暖計は、3℃。

この山頂標識が埋没するまで あと2メートル雪が積もる。

ここで、雪を溶かしコーヒーを淹れた。

アイゼンを持たずに上がってきた。
沢沿いを歩くつもりでいたが、南尾根から下りることにした。

山歩き時間3時間15分。
13962歩。

全給水量は、300CC
 ・Starbucks ハウスブレンド 2ドリップ
 ・グリコ ビスコ焼きショコラ 3個

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2021年11月26日 (金)

『世界でバカにされる日本人』を読む

書名のすぐ下に、
〝今すぐ知っておきたい本当のこと〟
とある。

著者の就労経験は、日本・米国・英国・イタリアなど各国で。
日本を外から見る環境にいたことになる。
今現在は、英国住まい。
やはり、日本を外から見る環境にいる。

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こんな喫茶店で、読み始め。

バカにされているとまでは言わないまでも、日本人が〝日本はスゴイ〟と思っているほど、日本はスゴイ国じゃない。
ということが、著者の言いたいこと。
止まった成長、生産性の低さ、政治の品のなさ、これもダメ、あれもダメと、著者は日本のダメなところを10も20も30もあげる。
著者の言う、〝今すぐ知っておきたい本当のこと〟がこれらのダメなこと。

ンなこと、本書を読むまでもない。
米国・英国・イタリアで働いたこともない、英国に住んだこともない私でも知っている。
私でも、さらに100はダメなところを追加できる。

本夕、読了。

〝今すぐ知っておきたい本当のこと〟を知った今、
 だから、どうする。
あるいは、
 どうもしないか。

本書は、そこから始めるべきだろう。
が、著者のレベルの低さ、マヌケ・オフザケと言うか、本書に、それは書かれていない。
であるのに出版した営業策に引っ掛かった私のレベルの低さ(^^;
本書、読むに値せず。

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2021年11月25日 (木)

『猟犬探偵』を読む

マンガ。
『セント・メリーのリボン』と『サイド・キック』の2作。
 ・月2回刊行誌に9回連載したのが、『セント・メリーのリボン』
 ・隔月刊誌に8回連載したのが、『サイド・キック』
発表された時期も連載誌も違うので、両作はそれぞれに独立した物語。
だが、2作を通して1作としても読める。
だから、書名の『猟犬探偵』の横に〝完全版〟と付く。

原作は、稲見一良(いなみ いつら)。
(私は、このヒトのことを本書で初めて知った)
作画は、谷口ジロー。

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こんなパン屋のイートインカウンターで、読み始め。

狩猟先で行方不明になったイヌや、盗まれたイヌをさがすのを商売にしている男が主人公。
探すのは猟犬だけで、ペット犬や小型犬は探さない。
ということにしているが、盗まれた盲導犬や厩舎から連れ出された老サラブレッドを探すことも。

盲導犬は吠えない、嚙みつかないように訓練されている。
かかえられて盗まれている さいちゅうにも、盲導犬は吠えないし嚙みつかない。

その、盗まれた盲導犬を主人公は探し当てる。

本夕、読了。

作画家は、原作を読み編集者にマンガ化を打診するもかなわず。
それから過ぎること十数年。
作画家より16歳年上の原作者は64歳で逝去。
原作者逝去のさらに数年後になって、このマンガの連載が始まっている。

マンガだから・・・
と、言っては失礼かもしれないが、作画家も あとがき で言うように、ストーリーは荒唐無稽・ご都合主義満載。
しかし、イヌを飼ったことがあり、そのイヌに死なれた経験のあるヒトは、涙越しに読むことになるページがあるかもしれない。
私、『セント・メリーのリボン』を読んでいる途中で、不覚にも落涙(^^;

『セント・メリーのリボン』の〝セント・メリー〟は、盲導犬の名前。
『サイド・キック』の〝サイド・キック〟は、相棒・親友のこと。

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2021年11月23日 (火)

『大人のクイズ』を読む

〝大人の〟という枕ことばから、エロを連想させるが、内容はいたって清潔。
著者は電子工学科出身の情報学者。

瞬答できるクイズもあるが、鉛筆を持たないと答えにたどり着けないクイズもある。
書名の前に『論理力が身につく』とあるが、それ以前に、論理力が身についていないと解けないクイズも多い。
なので、論理力が身についていない我が身。
答えを見て、納得するクイズもある。

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こんな喫茶店で、読み始め。

以下、本書から。
<問>
 1から9までを1回ずつ使った9ケタの数を2つ。
 その差が、また1から9までを1回ずつ使った9ケタの数にするには。

<解>
    987654321
  - 123456789
  ーーーーーーーーーーー
    864197532

これは、論理力満載のヒトでも難しい。
私も当然、解答できず。
しかし、これを知ったあとでは、ケタを1つ増やした次の問いには瞬答できる。
以下、私の作問と解答例。

<問>
 0から9までを1回ずつ使った10ケタの数を2つ。
 その差が、また0から9までを1回ずつ使った10ケタの数にするには。

<解>
    9876543210
  - 1234567890
  ーーーーーーーーーーーー
    8641975320

この程度の数なら総当たり式のプログラムを組むのも容易。
9桁も10桁も、これ以外の答えがあるのかもしれない。

本夕、読了。

以下も、本書から。
<問>
 ある映画館、
 普通席は、1300円
 指定席は、1800円

 一人目の客が黙って2000円を出すと、窓口嬢が、
 「普通席ですか、指定席ですか」
 ときいてきた。
 二人目の客が、やはり黙って2000円を出すと、窓口嬢が、
 「指定席ですね」
 と、200円の釣り銭を返してよこした。
 なぜ、指定席だとわかったのか。

<解>
 一人目の客は、1000円札を2枚出した。
 二人目の客は、1000円札1枚と500円玉2個出したから。

前書きに、〝頭のエクササイズをする本〟とある。
このエクササイズ、繰り返しがきかない。
再読時は、全問 瞬答可(^^;

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2021年11月21日 (日)

150投150アタリ

昨日は月食。
太陽と地球と月が直線状に並ぶ時に起きる天文現象。
その翌日だから、今日は大潮。

風予報が悪いほうへ悪いほうへと変わり、風が出る予報。
なので、日曜版の紙面数の多い朝刊を読みながら、牛乳の多い紅茶を飲んでいた。

と、ネットで白鳥大橋の風速を見ると3メートル。
ならば、と竿を担いでマリーナへ。

8時20分、出航。

防波堤を出てすぐは、正面からくるウネリで大揺れ。
水深40メートルまで沖出しすると、12ノットまで増速でき、さらに噴火湾奥方向に船を進めると22ノットで航れるナギとなった。
やがて、ベタナギ。

サケの跳ねを求めて40メートルラインを、ゆっくりと。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

海は暗い。

35メートルから沖は、ベイトの濃い反応。
トリが水面に多数。
また、低いところを海面を舐めるように飛ぶトリも多数。

探しているサケの跳ねはついに見つけられず(^^;

ベイトの反応が凸状になっている海域にジグを放ると、一度の外れもなく、必ずアタる。

150投150アタリ(^^)
サケ用のルアーにも、根ザカナ用のワームにもアタる。

ただし、サケ海域で放ったサケルアーにサケは掛からず(^^;
根に落としたワームにもソイは掛からず(^^;

2尾だけホッケ。
残りは、全てサバ。

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小さいのが多い。
リリースは100尾以上。

サバは口からベイトの尾を見せるくらいの飽食時でもジグを追うし、釣り上げても滅多に吐かない。
滅多に吐かないそのサバが吐いた。(画像下中央)

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2021年11月18日 (木)

『まっくら』を読む

鉄鉱石とはFe(鉄)とO(酸素)が結び付いた、言ってみればサビの集合。
 鉄原子1個に酸素原子1個 FeO 
 鉄原子2個に酸素原子3個 Fe2O3
 鉄原子3個に酸素原子4個 Fe3O4
さらに、水酸化物や硫化物が結合しているものとかとか。

ごく手短に言うと、その精錬のスタートは、
 FeO+CO → Fe+CO2
工業規模の精錬では、この反応に必要な高温と一酸化炭素を石炭から得る。
近代製鉄では、鉄鉱石1トンを精錬するのに0.7トン程度しか石炭を要しないが、本書が扱っているのは明治の後半から戦後間もなくくらいまでのこと。

当時だと、鉄鉱石1トンの精錬に、石炭を今の倍以上、1.5トンも要していた。

ところで鉄鉱石の見掛け密度(嵩(かさ)密度)は4くらい。
石炭のそれは、1.5くらいだから、体積で言うと、石炭は鉄鉱石の6倍近くも必要だったことになる。

官営八幡製鉄所で使う石炭の供給は、筑豊炭田から。
筑豊の中核 直方市にある石炭記念館を訪れたことがことがあった。
本書表紙の絵を、私はそこで見ている。

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こんな飯屋で、読み始め。

本書は、筑豊で坑内労働をしていた女性ら(坑内労働婦)からの聞き取りを、一人称で語る体裁。

工業規模で石炭を扱うヒトは、それを〝スミ〟と呼ぶ。
本書の坑内労働婦は、それを〝イシ〟と呼ぶ。
〝イシ〟
重い言葉だ。

入坑を、ヤマの者たちは〝さがる〟という。
斜度30°。
かがまないと進めない狭い坑道を、口に安全灯をくわえて切羽(きりは)までさがる。(注1)

坑内では、掘られた石炭を竹製・木製の函(ハコ)に詰め、やはり安全灯を口にくわえて引きずりあげる。
すぐ上で、〝かがまないと進めない〟と書いた。
荷を引きずって、斜度30°を上がって行けるのは、その坑道が狭いから。
手足・背中で突っ張ることができる。

ダイナマイトを1日に600本も使って炭層を崩す。(注2)
ダイナマイトを装填した穴をふさぐドロは坑内では得られない。
それを背負ってさがる。

これらが、坑内労働婦の仕事。

出坑を、ヤマの者たちは〝あがる〟という。
坑口近くまで上がり外の光が見えると、彼女らは思う。

「あゝ、生きてあがってこれた。 子供たちの顔を見られる」

生きてあがってくる、そのたびにそう思う。

本夕、読了。

1日、12時間から16時間の労働。
2交代。

夫婦で坑内に入る者が多かったようで、ヤマには幼稚園も24時間保育所もあったことが書かれている。
それでも子供は子供、母親は母親。
ぐずる子を背負ってさがることもあったと。

労務課とか勤労課と呼ばれる管理セクションの職員が、坑内でセナ(テンビン棒)でこずきながら作業者を監督する。

14時間働いて、さてあがろうと坑内労働婦が5人、6人で。
と、さがってきたセナを持った監督者。
 監「ノソン(早引き)しよるか、バカもんが」
 婦「なんがノソンえ。 人を監獄行きみたいにこき使うて」
 監「なんや、もういっぺんいうてみ」
 婦「ああ、いっぺんでもにへんでも言うよ。
   うちらも人間ということ忘れるな」

で、ヤマのオンナたち。
奪い取ったセナで、監督者を病院送りになるまで打ち付ける。

成熟前だったから、と、言っていいのかどうか。
動労・全逓・日教組など官公系組織の労働運動は、要求・実力(スト)行使、そして処分の循環だった。
ヤマは国策事業だった。
炭労もまた、要求・実力(スト)行使が先鋭的だった。
病院送りになった監督者の職制の長。
組合幹部と向かい合う立場のその彼がエライ。
彼女らを罰することをしていない。

筑豊炭田における坑内採掘の終わりは、1973(昭和48)年。

(注1)
安全灯とは灯芯を金網で包んだランプ。
適切に使えば、坑内発生ガスへの引火を防ぐ。
引火を確実に防ぐ・・・
わけでないから、怖い。

(注2)
今の我々が思うようなダイナマイトではないようだ。
1本のダイナマイトで崩せる炭層は、函に数杯分くらいだった由、書かれている。

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2021年11月17日 (水)

『美しい数学入門』を読む

本書によれば、我々の習う、
 小・中学校の算数・数学は、古代ギリシャ時代のもの
 高校数学は、中世ヨーロッパのもの
なのだそう。

以降が現代数学。
特に19世紀初めのガロアからの数学は、宇宙の構造を解く重要な考え方と接点を持つ。
著者は数物連携宇宙研究機構に籍を置き、物理学者とのディスカッションで日々を過ごす数学者。

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こんな喫茶店で、読み始め。

文科省の学習指導要領では、
 小学校算数には、集合を採用し、のち除外
 高校数学には、行列を採用し、のち除外
している。
私は両方とも習ったような気がするが、さて・・・(^^;

本書は、今は教えていない集合と行列を紹介し、現代数学の入り口のガロア理論(群論)に進む。
その先で、行列と群論を使って特異点(例えば、円錐の頂点や紙を4ツ折した時の尖った角)解消(特異点をなくすこと)が説明される。

本書内で使われる数学は、義務教育範囲。
でないと、私ごときが読めるはずがない(^^;
薄い本なのに紙面を惜しまず、
 素数とは、約数が1と自分自身のみ
といったところから丁寧な説明が始まる。

本夕、読了。

本書には、〝美しい〟と〝対称性〟という言葉が何度か現れる。
数学者とは美しさを求めるヒトたち。
数学者とは対称性を美しいと感じるヒトたち。

著者は、だから、対称性を捨てることで日本人が受賞した二つのノーベル賞をあげて、数学者と、化学・物理学者との感性の違いに触れる。
 '01年 化学賞
 キラル触媒による不斉反応の研究
 (鏡像異性体の片一方のみを選択的につくるというもの)
 
 '08年 物理学賞
 CP対称性の破れの起源の発見

正直に告白しよう。
一字一句漏らさず、本書を私が読んだのは確か。
読んだのは確かだが、読んだだけなのも確か(^^;

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2021年11月15日 (月)

『知ってるつもり』を読む

本書副題は、『無知の科学』。

原著題は、〝THE KNOWLEDGE ILLUSION〟。
原著副題は、〝Why We Never Think Alone〟。
 知識の錯覚(幻想)
 なぜ私たちは一人で考えられないのだろう
くらいの意味だろう。

日本語著書名から連想されるような雑学本ではない。
米国の認知学者二人の共著。
400ページ近い大著。

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こんな喫茶店で、読み始め。

1945年、ニューメキシコ州の砂漠で行われた史上初の核爆発(プルトニウム239を核分裂させる原爆)実験。
この実験では、核分裂の連鎖が大気にも伝わり、地球全体を焼き尽くしてしまうのではないかということまで懸念していた。
そのため、試験原爆の起爆は慎重な検討を行ってのち。

本書のスタートは、その9年後のビキニ環礁で行われた これもまた史上初の水爆(核融合)実験から。
この実験にあたっては、当然のこと、その爆発威力を事前に見積もっている。
が、その見積もりが、大間違い。
実際の爆発力は見積もりの2倍半もあった。
また、実験当日の風向・風速の予測にも失敗。
結果、観測機乗員や240キロも離れた環礁の住民もが放射線被曝するという事態を引き起こした。
第五福竜丸船員の被曝もこの時。

これは、核の知識がまだ充実していなかったからという言い訳ができる。
本書は続けて、
 ファスナーの開け閉め動作原理は?
 ミシンの縫製原理は?
と問いかけ、身近な具体例、さらには科学・政治に対し、
我々は、
 何を考えているか
 どう考えているか
の考察が語られる。
考察の裏付けは豊富で、論理の展開は納得できる。

知らないことを知らないことも多いが、知らなくても実害のないことも多い。
この、知らないことを知らないがために、時に戦争で傷付き、テロで死ぬはめに陥ったりすることもある。

本夕、読了。

〝知ってるつもり〟は、誤解・カン違い・無知からくるもの。
まァ、ヒトゆえ。
一方、〝知ってるふり〟は故意。
〝知ってるふり〟は〝故意〟だから、それなりのツジツマ合わせ・理屈をコネる。
知ってるヒトの前に出ると、たちまち馬脚を現してしまうのが〝知ってるふり〟。
だが、我々の多くは〝知ってるヒト〟ではないから、この〝知ってるふり〟に、かなりの確率でダマされることになる・・・

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2021年11月13日 (土)

『ことばの言いかえ便利帖』を読む

沖に出て、竿を出す。
竿が曲がってくれる日もある。
しかし、竿が曲がらないままに船から上がる日も多い。
貧果。
私はそれを〝上品〟と言いかえる(^^;

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こんな喫茶店で、読み始め。

1ページに、言いかえひとつ。
 1章 頭も品もよく見えることば 31
 2章 ほとばしる気持ちが表れることば 27
 3章 情景がありありと浮かぶことば 28
 4章 大切に思う気持ちがしっかり伝わることば 28
 5章 由来を知ったら面白いことば 28
 6章 使ったら一目置かれることば 42
 7章 漢字で書いて送りたいことば 16
計、言いかえ事例200。

本書に掲載されている例から三つ。
 〝おいしい〟は、〝舌鼓を打つ〟
ただし、〝したつみ〟と言うと、笑われる。
〝したつみ〟。

 〝ぞっとする〟のは、恐怖から
 〝ぞっとしない〟なら、感心しない、面白くない
後者は、フォローする言葉を重ねないと現代人には気持ちが伝わらない可能性 大。

 〝この人、スゴイ!〟は、〝頭が下がる〟
心に深く感じ、感服するのが〝頭ががる〟で、弱みや引け目があって対等な関係に立てないのなら〝頭ががらない〟。
どちらにしても、頭は下を向いている。

本夕、読了。

上司に、
「コンちゃん。
 言い方だ。
 言い方次第で、カネ(予算)はいくらでもつけてもらえる。」
てなこと言われて、〝(プレゼン及びそのバックデータ)資料〟を作って、で、作り直しを命じられ・・・(^^;

 〝言い方〟
が、
 〝正しい考え方〟
 〝正しい結果の予測〟
を示しているのは明らか。
だが、正しいデータのみを使って という前提付きだが、実は大ウソも許される。
 〝正しい考え方だと思い込ませる(正しく誤解させる)ロジック〟
を駆使、文末の〝思う〟を〝考える〟に言いかえ、
 〝納得してもらえる結果の予測(予測にウソはない)〟
を導くワザを指導してくれたのがその上司。
どうしているだろう、その上司。
会えば、今でも〝頭が下がる〟し〝頭が上がらない〟と、思う・・・

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2021年11月12日 (金)

船長、スイーツを作る(^^) 9

秋になると、 
 サツマイモを使ったスイートポテト
 クリを使ったマロングラッセ・モンブラン
 ロッテのラミー・バッカス
が、洋菓子店、菓子コーナーで目立つようになる。

昨秋は、わかさいも本舗風皮付きスイートポテトを作ってみたが、皮の処理がチト面倒。
スイートポテトのレシピはネットでいくらでも拾えるが、ホームメイドでは皮付きのものは見当たらない。
皮は意匠、見栄え。
家食いなら、まァ、なくてもいいかなっと。
わかさいも本舗のスイートポテトの材料表示を眺めると、〝みりん〟が書かれている。
ネットで見るレシピには、ラム酒を使うものはあったが、〝みりん〟を使っている例はなかった。

であればということで、今回、私の作ったスイートポテト はフルスペック。
 サツマイモ
 ラカントS(エリスリトール)
 無塩バター
 生クリーム
 鶏卵
 ラム酒
 みりん
で。
ラカントSを甘味に使うことでカロリーを抑えたが、サツマイモ重量の15%量のバターを使っている。
健康食品(^^;

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何でも直せ、コーヒーもパイナップルも育てる、大型バイク乗りのNorthWave船長は、パン・菓子作りも。
その彼に教えてもらった冷凍パイシートはとても便利。
ミートパイでもアップルパイでも簡単にできる。
今回は、マンゴーパイを(^^)

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2021年11月11日 (木)

『奴隷のしつけ方』を読む

製造業では、
 3S(整理・整頓・清掃)
 4S(整理・整頓・清掃・清潔)
の励行が言われる。
安全や品質の維持を狙う基本的な行動原理、手段が3S、4S。
手段なのに、目的となりがちなのが、この3S、4S。
さらに、安全行動、品質維持行動を習慣化するために5番目の S 躾(しつけ)が加えられ、
 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
ともなると、いよいよ手段が目的化され、3S、4Sを習慣化することだけに 躾 が使われることになりがち。

ところで、
 5Sの整理・整頓・清掃・清潔・躾
に異を唱える者は労使ともいないだろう。
5Sは、
 規則正しい生活・適度な運動・暴飲暴食の慎み・偏りのない食事・十分な休養
などと同様、当然の振る舞い・・・

さて、〝しつけ〟の S が加わった 5S は、しつける側の〝使〟だけを楽にしたわけではない。
しつけられる側の〝労〟も、楽になった・・・

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こんな喫茶店で、読み始め。

著者は、ローマ帝国(2世紀頃)の貴族、マルクス・シドニウス・ファルクス。
現代の英国の古典学の研究者ジェリー・トナーが、それに解説を付けている。

という体裁をとっているが、マルクス・シドニウス・ファルクスという架空の人物の名を借りて、全文、ジェリー・トナーが執筆。
彼は、ローマ帝国の研究者としての豊富な知識を用いて、帝政ローマの人々の生活、奴隷の扱いを語る。

ローマ帝国の
 総人口は7000万
 首都ローマに限れば、人口は100万で、内、三分の一が奴隷
これだけの数の奴隷がいれば、仕事の配分、進捗の管理が必要。
食わせること寝かせることも必要。
もちろん、当時のこと。
拷問とか死という言葉も出てくる。
が、奴隷とはいっても、ムチで打たれて丸太ン棒を担いだり、食うものも食わずに夜明けから日没まで土木仕事をさせられたりとは、ローマ帝国でもなかった。
ローマ帝国の言葉を知らない奴隷の集団には、通訳奴隷も必要。
管理業務を行う奴隷もいたし、事務職の奴隷がいたことも分かっている。

書かれているのは、2000年近くも前の世界。
現代社会の、
 上司と部下
 士官と兵
 主将とチームメイト
 リーダーとパーティ
 教師と生徒
 キミとボク
とは、大いに違う関係がある。
また、全然違わない関係もある。

本夕、読了。

上で、
 〝しつけ〟の S が加わった 5S は、しつける側の〝使〟だけを楽に
 したわけではない。
 しつけられる側の〝労〟も、楽になった・・・
と書いた。

現代の労使交渉の場。
交渉と称してはいるが、分析・予測、つまりデータ・論理は、決まって〝使〟から〝労〟へ示される。
要求を通すために〝労〟から〝使〟へ行使する手段をサボタージュ、ストライキに頼るのは、全くの時代遅れになった。
データ・論理に対抗するのに、サボタージュやストライキではあまりにも下品過ぎる。

〝しつける〟主人が楽で、〝しつけられる〟僕(しもべ)がつらい。
とは、必ずしも言えない。

現代。
わざわざ公務員試験を受験、公僕を目指す者も多い。

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2021年11月 9日 (火)

『痛覚のふしぎ』を読む

本書の第1刷は'17年。
温冷・痛みを感じる仕組みの発見から、20年くらい経た頃。
著者は、その発見を〝驚き〟と表現する。

本書の副題は、
『脳で感知する痛みのメカニズム』

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こんな飯屋で読み始め。

今年のノーベル生理学・医学賞は二人の米国人に与えられた。
その授与理由は、〝温感と触覚の受容体の発見〟。
カプサイシン(トウガラシの辛味成分)の刺激を、熱さ、さらには痛みとして感じる組織(受容器:レセプター)を発見したというもの。
本著者が、〝驚き〟と表現した発見がこれ。

その〝驚き〟の発見後、
 トウガラシ と 熱さ・痛み
だけでなく、
 ハッカ・ダイコン・ワサビ と 冷たさ
の関係なども明らかになり、痛みや温度の受容器が、
 味覚とか嗜好
 舌が肥える
といったことにも関係していることが分かってくる。

本夕、読了。

ニューロン・シナプス・神経伝達物質など、高校生物範囲の知識は説明なしで使われる。
なので、そういった知識から離れて年月の経った者には、本書を読み進めるのはなかなか困難。
私がそうで、Wikipediaのお世話になること数十回で、やっと最終ページ(^^)

本書に書かれている〝痛み〟は、化学的刺激によるもの。
痛みを起こす機械的刺激に対する受容器は、今でもわかっていないそう。
私が今までに経験した最激痛は、尿路結石。
結石がゴリゴリと尿路をコスって起こす刺激が、脳まで届くそのスタートが分かっていないということになる。

しかし、医学とはすごい。
そんなことが分かっていなくても、未明に病院に入り、その日の昼過ぎまでには快癒(^^)

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2021年11月 8日 (月)

『大人も知らない? ふしぎ現象事典』を読む

体裁は子供向け本。
実際、文字は大きいし、文章はやさしい。
すべての漢字がふりがな付き。
イラストも多く、それも絵本作家が描いたもの。

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こんな飯屋で読み始め。

体裁の割に、内容は深い。

例えば、
 眠れない夜、部屋で「シーン」という音が
 聞こえるの・・・
 ナンデ?

という疑問に対し、
 それは・・・ ダンス細胞の音
と、回答が示され、それについて解説される。

鼓膜の振動を、耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)で機械的に増幅して内耳に伝える。
ここまでは、大方のヒトが知っている。
しかし、増幅はそれだけではないようだ。
耳小骨での増幅はせいぜい3倍。
それがリンパ液を介してダンス細胞(外有毛細胞)を刺激、聴覚感度をさらに1000倍に増幅。
このダンス細胞の振動数が、毎秒20000回(20000Hz)なんだと。

この高振動数を発生させるタンパク質はすでに発見されているが、その構造も、従って振動の仕組みもまだ不明。
それが明らかになれば極超小型モーターの具現化などへと応用範囲は広い。
なので、医学・生理学者のみならず、産業界・学界の工学者も研究の渦中にいる。

本夕、読了。

 赤いペンで「」と書いてあると、実際に
 何色で書いてあるのか一瞬わからない・・・
 ナンデ?

あお」と答えるか、「あか」と正解したとしても時間がかかる。

質問2題。
<質問1> 何色で書いてある?
 青 あお  → 正答 赤

<質問2> なんて書いてある。
 赤 あか  → 正答 赤

発見者の米国の心理学者ジョン・ストループにちなんで、〝ストループ効果〟と呼ばれているそうな。
本書によれば、
 人は、書いてある字の意味をほぼ自動的に受け取る。
 それを無視して色にだけ注意を向けるというのはとても難しく、
 ストレスを感じるものなのだ。

それが、
<質問1>に回答するには時間がかかり、
<質問2>には瞬答できる
理由。

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2021年11月 7日 (日)

北西風が吹き下りてきた

秋深い。
今日は立冬。
8時、出航。
太陽の光は、雲を通して。

海は暗い。

サケの跳ねを求めて、水深40メートルラインを南から北へ。
しかし、跳ねない。

腰だめで、あんなところ、こんなところでルアーを放るも、スカ。
ルアーへの無反応を15回数えてのち、さらに沖へと。

50メートルちょっと手前で鳥山。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

鳥山の下は、コサバ。
握っているのはサケを掛けるつもりの竿なので、魚信が小さい。
さらに沖へ。
60メートルを超えたあたりで、コサバの群れから逃れた。

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とは言っても、小さい。
40センチ超えは掛からず。

北西風が吹き下りてきた。
正午、沖上がり。

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2021年11月 5日 (金)

今日ではなかった

毎春、北海道西沿岸に大群で押し寄せたニシン。
それを獲り・運ぶため、大勢のヤン衆が集まった。
オトコが集まれば、しかもそのオトコらの財布が膨らんでいるとなるとオンナも集まる。
飲み屋、女郎屋が店を開き、内地からは呉服商が反物を背負って行商に来たという。
いつしか、ニシンは来なくなった。

それから、70年、80年、90年。
近年、またニシンが獲れだした。

噴火湾のサケ。
シケっ早くなる今頃の釣り。
沖で跳ねるサケを追い、ルアーを放って掛けるのは、それほど難しい釣りではなかった。
毎秋、サケは来たし、沖でサケが跳ねた。

何年前からだろう。
沖でサケが跳ねなくなった。
いつか、再び、噴火湾にサケの跳ねる日は来るのだろうか。

その〝いつか〟は、来年かもしれない。
再来年かもしれない。
5年後かもしれない。
10年後かもしれない。

いや、今日かもしれない。

8時40分、出航。

サケの通り道は、知ってるつもり。
沖に出て、水深45メートルラインを南から北へと航海。
サケの跳ねをさがす。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

今日かもしれないという気分での出航だった。
しかし、今日ではなかった。
サケはいない。
いるのかもしれないが、跳ねない。
サケの跳ねの探索を諦め、サケの跳ねではなく、濃いベイトの反応にジグを放った。

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サバは、入れ食い。
マサバ5にゴマサバ2くらいの比率。

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2021年11月 2日 (火)

『車掌出てこい!』を読む

先月31日、京王電鉄京王線(新宿-京王八王子)の特急電車内で、刃物で一人が刺され、その後、車内に放火されるという事件があった。
列車は、国領(こくりょう)駅に停車したが、正規停車位置とズレがあったため、電車とホームの間への乗客の転落を危惧、車掌はドアを開けなかった。
この車掌の判断は、車内事情を把握できていなかったゆえ妥当。
車掌が車内事情を認識できた時点では、窓から脱出している乗客がいて、すでに車両の移動は無理だった。

北海道の駅にはホームドアが設置されていないから、多少の停車位置ズレがあっても直ちに車両ドアを開けることに車掌はためらいを持たないだろう。
が、首都圏駅にはホームドアの設置が進んでいる。
国領駅のホームドアは、胸までの高さの壁。

国領駅のひとつ下り側は布田(ふだ)駅。
ここのホームドアはホーム天井まで壁が立っているタイプ。
このタイプのホームドアだと、車両のドアが開いたとしても、乗客は逃げられない。
安全システムは、設計時に想定した範囲外の事態には、むしろ危険側に機能することがある。

安全を考えるということは、大変に難しいことだ。

以下3行、蛇足。
京王線の軌間は1372ミリ(4フィート6インチ)。
JR在来線の軌間(1067ミリ:3フィート6インチ)より1フィート広い。
都電、函館市電も1372ミリ。

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こんな喫茶店で、読み始め。

著者は、保線業務を5年、車掌業務を11年半勤めた元JR東日本社員。

副題は、『英語車掌が打ち明ける本当にあった鉄道クレーム』。
高崎線乗務時、自動音声ではなく、日本語と英語でのアナウンスを肉声でしていたという。

・すし詰め列車で、
 「客が立っているのに、なぜ車掌が座っているんだ」
・遅れが出た列車で、
 「商談に遅れる。 どう責任を取るんだ」
といった、車掌への直接クレームの対応だけでなく、
・特急料金を払わずに乗り逃げしようとする乗客
・自分の指定席でない座席で眠り込んでしまった乗客
・乗り過ごしてしまった乗客
への対応など、著者の実体験が語られる。

車掌は、1列車に1人が基本。
著者は、15両編成の列車に、通勤・通学ラッシュ時には5000人の乗客が乗っている高崎線(上野東京ライン)の車掌。
乗務は、通算10000本。

200回以上の緊急停車を経験したという。


本夕、読了。

随分前のこと。
東京メトロ赤坂駅から1区間分の切符だけを持って、乗り換え3回、4時間以上もかけて しなの鉄道の信濃追分駅まで。
降車の1時間くらい前になって、車掌室をノック。
その時、車内清算をしてくれたのは若い女性車掌だった。
清算には20分か30分か、かなりの時間がかかった。
こんな乗客への対応も車掌の仕事。

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2021年11月 1日 (月)

『超短編! 大どんでん返し』を読む

30人のミステリー作家が、1人1話で30話。

帯には、
『1話4分。 あなたは30回、だまされる!!』
とある。

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こんな喫茶店で、読み始め。

短い物語が語られ、その物語の最後の1行か2行か3行で物語が急展開しオチがつく。
30話すべてがキレのいい終わり方をしているわけではない。
15話くらいは、半分も読み進まないうちに最後のオチが見えてしまう。
また、書きあげるのに、作家の呻吟・あぶら汗を感じさせるものも何話かある。
私が言ってはナンだが、そんな雰囲気を感じさせる話は不出来。

ではあるが、バカでは話を作れないし、ウンウンうなっていても話は出てこない。
やはり、才能ってある。
なのに、こんな風に十把一絡げに1冊に閉じ込んでしまっては、30人の才能を気の毒に思う。

本夕、読了。

〝木を見て森を見ず〟
という。
些末なことにとらわれ、大局観を失うこと。
岡目八目。

あるいは、
〝手段の目的化〟
という。
国家・民族の生命・財産・プライドを守るための軍事力が、いざ武力機能発揮の段階で、守るのは軍隊のプライドになってしまう。
これは、例えが大ゲサ。

〝本末転倒〟
健康維持のために始めたジョギング。
冷たい雨の降る日に走って肺炎にまで至ってしまう。
よくある話。

こういう本を読むと、4コママンガの植田まさしとか、ショートショートの阿刀田高の才能の鋭さを改めて認識させられる。
〝木を見て森を見ず〟・〝手段の目的化〟・〝本末転倒〟はありふれていて、ギャグにもミステリーにもならない。
いくつもいくつも〝ひらめき〟を生む頭はあるンだなァ、っと。

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