『ヤクザ式 心理戦に勝つ「ものの言い方」』を読む
本著者が居酒屋で飲んでいた時に見た風景。
入ってきたのが、一見して分かるヤクザ。
店主が、
「すみません、カンバンなんですが」
その男、
「そこの客、飲んでるじゃないか。この店は、何時までやっているんだ」
その後のやり取りは、
「11時です」
「過ぎてるじゃねェか」
「お客さんが残ってらしたもんで」
「客がいたら飲ませるってことだな」
「いえ、そういうわけじゃ・・・」
「てめェ。客を選り好みすんのか!」
以上、本書より。
こんな飯屋で読み始め。
上記のやり取りで、心理戦に勝ったヤクザの「ものの言い方」の重要伏線は、
〝この店は、何時までやっているんだ〟
それに対し、不用意に
〝11時です〟
と応じてしまったのが敗因。
反射神経だけの会話のやり取りでは、相手によってはエライ目にあうことがある。
本書が教えるのは、その逆。
相手に対し優位に立つ「ものの言い方」。
それが45パターン。
本夕、読了。
我が小さな町にも、夜になるとパトカーが張り付いていた場所があった・・・
以下は、私のことではないが。
某ゴルフ場で。
先にプレーする組に、球を打ち込んでしまった。
で、打ち込まれた組の一人が、手を挙げた。
右利きのゴルファーは、左手にグローブをつける。
わざわざ、その左手のグローブを取って、手を挙げた。
手のひらの形はグー・チョキ・パーのパー。
そのパー、小指が短い。
打ち込んだ先は、小指の短いヒトの組(^^;
500万円ってのは、いくらなんでも・・・
5万か・・・
小指が短い。
だからといって、4万5千円を持っていったら半殺しにされるだろう。
40万も同様だろう。
って、打ち込んだそのヒトが用意したのは50万。
ものを言わずして、ヤクザは心理戦に勝つ・・・
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