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2019年8月

2019年8月31日 (土)

富士山を歩く

〝アタマを雲の上に出し〟という文部省唱歌『ふじの山』の歌詞は正しい。(注1)
下界は一面の雲。
そんな時でも、飛行機からは富士山々頂は見える。

深田久弥は、『日本百名山』で、富士山を、
 〝ただ単純で大きい〟
と記している。
そして、
 〝 大衆の山〟
 〝 偉大なる通俗〟
であるとも。

要するに、富士山は俗人の山だということ。
で、私は俗人(^^;

ということで、昨日、山梨県富士吉田市富士スバルライン(2305メートル)へ。
富士山を北東側から登る。

残高1471メートル。(注2)

GPSログの始まりは、ここ。

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背中に山中湖が見えているのだが、上空には笠雲。
好天とは言い難く、時々、耐風姿勢。

7合目。
標高2906メートルの山小屋に着いたのは19時近く。
すでに闇の始まり。
夕食後、しばし休憩後、23時、山歩き再開。

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火口縁にて。

成層火山の場合、登山者は火口縁の一周グルリを山頂と見なす。
だから、火口縁に到達したことで、下山してもいいのだが・・・
ここは、3720メートル。

なので、火口を回って剣ヶ峰(けんがみね)まで。

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下山後、振り返り見る富士山。
裾がわずかに見えるだけ。

背中は山中湖。

富士山は俗人の山。

 〝ただ単純で大きい〟
 〝 大衆の山〟
 〝 偉大なる通俗〟

たくさんのヒトがこの山を歩いている。
私のような たくさんの俗人が (^^;
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(注1)

頭を雲の上に出し
四方の山を 見おろして
かみなりさまを 下に聞く
富士は日本一の山

この歌が文部省唱歌に採用されたのは、1911(明治44)年。
それより前、1895(明治28)年には、帝国による台湾統治が始まっている。
台湾には富士山より高い山が2座あり、
 ・玉山(ユイシャン:新高山(にいたかやま) 3952メートル)
 ・雪山(シュエシャン:次高山(つぎたかやま) 3886メートル
だから、富士山が日本3位の山だった時代が半世紀ほどある。

いやいやいや。
期間は短いが、帝国が統治していたニューギニアやマレーシアには4000メートル超の山が9座ある。
〝富士は日本一の山〟と歌ってはいても、実は〝富士は日本12位の山〟だった時代があるわけだ。

(注2)
富士山は、羊蹄山に登るのと同程度の負荷。

富士山・羊蹄山とも、その生成機構が同じ成層火山で火口径もほぼ同じ700メートル。
山容の傾斜角もほぼ同じ。
だから、富士山の上半分が羊蹄山であると考えていい。

吉田ルート、5合目降車場(標高2305メートル)からの残高は1471メートル。

羊蹄山は標高で400メートルないところから脚を使わなくてはならない。
真狩コースだと、残高1590メートル。
富士山のほうが稼がなくてはならない標高差が100メートル少ない。

また、水を背負っていかねばならないのが羊蹄山。
対して、富士山には山頂付近にまで売店・山小屋があって、水も温かい食事も手に入る。
なので、ザックに入れていくのは雨具とヘッドライトくらいのもの。
羊蹄登山時よりも、背負うザック重量を2キロは減らせるだろう。

空気の薄さを言うヒトがいるが、走って登るのならともかく、私はチンタラ登山。
この程度の標高で酸素の薄さを感じなければならないほどの、運動強度の高い登山はしていない。

東京の主要ターミナルから出ている富士登山口へのバスに、日帰りに使える出発便はない。
夕刻まで登って7合目か8合目の山小屋に泊まることを前提にする便ばかり。
東京起点の登山者の多くは、登って下りてくることに2日掛ける。
それが標準的富士山行。

山小屋に入れば、食事・寝床が用意されている。

羊蹄山に一日で登って下りてこられるヒトは、富士山なら余裕で登って下りてこられる。
なお、登山口に早朝に至る手段のあるヒトなら、日帰りが可能。

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2019年8月28日 (水)

『紀州犬 熊五郎物語』を読む

高知の闘犬。
闘わせるのは土佐闘犬で、土佐犬とは別種。
純血の日本犬ではない。
土佐闘犬は、日本犬(土佐犬)と洋犬の混血。

純血日本犬とされているのは六種。
・柴犬
・紀州犬
・四国犬(土佐犬)
・甲斐犬
・秋田犬
・北海道犬(アイヌ犬)

フチと名付けられたアイヌ犬1頭だけを相棒にヒグマを追った猟師自らの書いた本は、拙ブログで'16年1月に 『羆撃ち』を読む で話題にした。
『羆撃ち』を読んだときに感じた、山の厳しさ・恵み、背中に担ぐ獲物の重さが 今でもよみがえる。
何よりも、フチとの別れがつづられたページでは、読書スピードが急速に落ちたことを思い出す。

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こんな飯屋で読み始め。

本書は、道東の観光ホテル経営者の鉄砲撃ちが飼っていた紀州犬の話。

紀州犬は猟犬としての才に優れ、それを見込まれイノシシ猟に使われていたという。
和歌山が産の紀州犬が、九州の育種家によって育てられていた。
その幼犬1頭が、道東羅臼に。

エゾシカもヒグマもイノシシより大きく、特にヒグマはイノシシより はるかに強い。
純血の紀州犬ということが、猟にどう作用するかが描かれる。

今夕、読了。

日本に先にいたのは縄文人。
のち、弥生人が渡来する。
その歴史と犬の歴史がリンクする。
頭蓋骨で区別するようだが、イヌにも縄文系と弥生系があるそうな。
北海道犬は縄文系。
紀州犬は弥生系。

遣隋使・遣唐使の時代から中国犬が入り、さらに明治の開国で洋犬が入りして混血が進み、純血日本犬は少ない。
孤立した集落で飼われていた純血日本犬を探すことが、戦前から行われていた。
本書に書かれている熊五郎は、そうやって見つけられた紀州犬の純血子孫。

血統がどれほどのものだ、と思う。
が、やはり血統ってのはある。

イヌでもヒトでも。

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2019年8月25日 (日)

夏山を歩く 3

北西風強く、我が小船では釣りにならない。

山へ。
駐車場からヒュッテまでの道には、小川状に水の流れ。
山は下界とは違う雨の降り方をした模様。
鷲別川の渡渉を繰り返す水元沢コースに入れば、靴の水没必至。

で、
 登り:西尾根コース
 下り:夏道コース
と、無難なルートを。

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西尾根825メートルピークにて。
仰ぎ見る室蘭岳山頂には雲が懸かっているが、右奥 登別沖太平洋は陽光の反射。

このあたりから、タテハやベニシジミがノハラアザミの花に しがみついているのが見え始める。

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山頂にて。

山頂を踏む頃には、雲の底が上がってガスっ気が消えた。
山頂寒暖計は13℃。

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山頂から見る室蘭港。

北西から南東への雲の流れが速い。
ただし、雲の底が刻々上がり、見晴らしが良くなっていく。

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縦走装備の若い登山者が上がってきた。

しばしの立ち話。

この夏、私が荒天予報を受けて山行を諦めたのがトムラウシ山。
愛知からの彼は、そのトムラウシ山から旭岳への縦走を終えて、ここに来たと。
移動手段は公共交通機関。
室蘭岳登山口に取り付くことも大変だったろう。

私が失って久しい若さと健康な筋肉。
それは無茶の源。
そして、その無茶は健全だ。

まだ一週間、北海道を歩くとのこと。
この先も、良き山行を。

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もう少し歩きたいが、午後から所用。
樹間にヒュッテの屋根の赤が見えてきた。

ここで、山を抜けることに。

山歩き時間2時間50分。
15563歩。

飲食なし。
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2019年8月22日 (木)

『アインシュタインが信じた宇宙論』を読む

以下は、本書からの受け売り。
私が理解できていることはひとつまみもない(^^;

1915年、アインシュタインが『一般相対性理論』を発表している。
理論の根幹を成す式は、ニュートンの万有引力の法則を拡張したもの。
この式には、宇宙は膨張も収縮もしないように補正が加えられていた。

Einstein 
こんな飯屋で読み始め。

アインシュタインが信じていたのは、膨張も収縮もしない静止した宇宙。
ところが、1929年、宇宙は膨張していることが観測される。
アインシュタインも直ちに自分の誤りを認め、式に埋め込んでいた補正を外す。

宇宙の始まりは、とんでもなく高温、とんでもなく高密度、とんでもなく小さかったのだが、それが膨張して今の宇宙がある。
そのスタートがビッグ・バン。
空間も時間も、全てがその瞬間から始まった。

2011年のノーベル物理学賞受賞テーマは、1990年頃の研究成果の『宇宙の加速膨張の発見』に対して。
宇宙の膨張は加速し続けているという観測事実は、〝万有引力があるからビッグ・バン後の宇宙の膨張速度は遅くなっても早まることはない〟という常識とは反する。
しかし、宇宙の年齢の見積もりの問題などを解決できることから、この観測結果を天文学者は歓迎したようだ。

同時に、膨張を加速させるために、引力と反対の力(反発する力、斥力)の存在が必要となる。
その量は、宇宙全体のエネルギーの7割以上となるのだが、その正体は不明。

本夕、読了。

本書に書かれている内容の科学的信頼性の深さ・確かさを、私に評価する力はない。

しかし、次は言える。

本書、作りが大変に雑。
多分、編集者は著者から原稿をデジタルデータでもらい、それをただ印刷しただけ(のように見える)。
校正作業は完全に手抜き。
誤字脱字重ね字多数。

それ以前に、著者の原稿作りが、いいかげん。
Wikipediaのコピー・アンド・ペースト多数。
インターネットから拾ったデータ多数。

著者は日本人。
生年と出身校は明らかにしているが、筆名をK・クリアキンとして現実の姿を明らかにしていない。
そうせざるを得ないのも分かる。
そんな本の作り(^^;

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2019年8月18日 (日)

我が心は一瞬もおどらず(^^;

もう少し、歩きたい。
なので、山を歩く準備をしていた。
が、朝 起きたら気が変わった。

7時20分、出航。

港内で活餌(いきえ)を探すも、イケスに入ったのは3尾のみ(^^;

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域や、

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こんな風景の見える海域でも。

日は一瞬も陰ることがなかったが、我が心は一瞬もおどらず(^^;

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サバが掛かった。
ジグを放ったが、2尾目は掛からず。

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2019年8月17日 (土)

夏山を歩く 2

この週末は山で過ごそうと、昭文社の『山と高原地図3 大雪山』を眺めていた。
しかし、当該山域は荒天(^^;

当地の雨は上がった。
近場の山へ。

14日の山歩き程度では、靴の履き慣らしにはならない。
今日は、もう少し距離を長く、
 登り:水元沢コース → 596メートルコル → カムイヌプリ山頂
 縦走:カムイヌプリ山頂 → 596メートルコル → 室蘭岳山頂
 下り:室蘭岳山頂 → 西尾根コース

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水元沢コースは、鷲別川の源流域を何度も渡渉する必要がある。
普段は、飛び石伝いで渡渉、脚を濡らさずに済むのだが、しかし、昨日から今日未明までの雨で大増水。
ヒザカブまでの渡渉を4ヶ所で強いられる。
以降、一歩ごとに靴の中からクチャクチャ音(^^;

新調登山靴の履き慣らしには、これくらいの試練は必要だろう。

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沢沿いに歩き、滑滝にて。

暑い。
汗が目に入る。
豆絞りの日本手拭いをこの滝の水にひたし、ハチマキにする。

ここで左の急斜面を登り、沢を離れる。

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カムイヌプリ山頂にて。

右から左へ、強風。
山頂標識の向こう、樹間に縦走先の室蘭岳があるのだが雲の中。

靴を脱ぎ、中の水を捨て、水を吸った登山靴下を絞りたい。
が、脱いだが最後、ふやけた足を再び靴下に入れ、靴を履く自信がない。
ンで、一歩ごとの靴の中からのクチャクチャ音を継続させることに(^^;

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室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は17℃。
雲中。
眺望は得られず。

風が当たって山が鳴る。
ここで、バーナーに火をつけコーヒーを淹れた。

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西尾根825メートルピークにて、振り返り見る。

画像左端、雲が懸かっている室蘭岳山頂。
室蘭岳の右、雲の下は太平洋登別沖。

空に青が見えてきた。

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ペトトル川の源流も瀬音が高い。

山歩き時間6時間50分。
28545歩。

全給水量は、
 ・600CC

カムイヌプリ山頂にて、
 ・柳月 十勝この実  1個

室蘭岳山頂にて、
 ・柳月 三方六の小割 1個 
 ・エチオピア・シダモ 2ドリップ
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2019年8月15日 (木)

『週刊誌風雲録』を読む

創刊が1895(明治28)年、現在も発行を続けている『週刊東洋経済』は別格。

『週刊朝日』と『サンデー毎日』の創刊は戦前。
1922(大正11)年。
発行部数が大きく伸びたのは戦後10年ほどしてからで、『週刊朝日』にいたっては150万部発行した週さえある。
今現在、この2誌の毎週の発行数は、20万部いかない。

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こんな飯屋で読み始め。

著者は、『女性自身』・『宝石』の編集経験があり雑誌出版業界に詳しいヒト。

『週刊朝日』・『サンデー毎日』の発行母体は新聞社。
雑誌編集を知らない新聞社々員が週刊誌購読者を大きく伸ばす過程には、
 ・戦略(本の構成・取材網・販売網の構築)
 ・それを考え出すリーダー(編集責任者)
 ・複数の取材ネタから1本の記事に仕上げるライター
の知的な活動があった。
ただし、リーダーの使う言葉は乱暴、記事ネタ取材は強引、記事の原稿書きは徹夜。
そんなことを問題としない時代。
アタマの働きが良くフットワークのいい編集員・記者・ライターがいたからこその成功。

その後、新潮社(週刊新潮)、徳間書店(週刊アサヒ芸能)、集英社(週刊明星)など出版社を母体とする週刊誌が次々と発行される。
本の作り方は同じ。
 ・戦略
 ・リーダー
 ・ライター

ジャーナリズムを語る何だか面倒くさいライターがいる。
使いにくいライターなのだが、そんなライターに限って筆が立ち記事を仕立てるのが早い。
ジャーナリズムを言う前にカネ勘定を考えねばならないのが経営者だが、ジャーナリストとしてのプライドはある。
どちらの立場も満足できる週刊誌隆盛の時代があった。

本夕、読了。

『週刊文春』と『週刊新潮』は同じ年の創刊で、1959(昭和34)年。
今の週刊誌発行部数の1位・2位はこの2誌で、40から60万部。

『週刊朝日』と『サンデー毎日』は新聞社系。
ジャーナリズムの王道を歩む雰囲気を感じる。
『週刊文春』と『週刊新潮』は出版社系。
ヤンチャ。
行儀がいいとは言えない。

しかし、読者自体も行儀がいいわけではない。
多くのヒトの興味は、
 ・著名人のゴシップ
 ・成功者の失敗
 ・皇室
 ・猟奇事件
 ・ファッション

『週刊文春』・『週刊新潮』がワン・ツゥーなのも分かる。

釣り師にとっては、週刊誌レベルの速度の情報はそれほどありがたくない。
もっと早く。
海に浮かんでいる その時に、「こっちで釣れてるぞォ」

が、私の受ける情報のたいていは、「さっきまでは食いが立ってたンだけどォ・・・」(^^;

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2019年8月14日 (水)

夏山を歩く 1

丸5年。
歩いた距離は、2021.6キロ。
累積標高は、124567メートル。
革とゴアを縫製した登山靴での私の山行歴。

こんなシチュエーションが考えられる。
 悪天候。
 登頂はできない、引き返そう。
 そこに山はある。
 次の機会がある。
 山は逃げない。
と。

いや、山は逃げる。

脚力もバランス感覚も右肩下がり。
その下がり方も急勾配なのが今の私。

去年登った山。
今年は去年の1.2倍の時間を要する。
来年は去年の1.5倍の時間をかけても登れないだろう。

山は逃げる。

登山靴は、アッパーカットのイタリア製。
2021.6キロ歩き、124567メートル登った。
私の足によくなじみ、ビブラムの靴底はまだグリップ力を失っていない。
しかし、ゴアに随分と傷がつき、水の浸入を防止する機能を完全に失った。

で、登山靴を新調。

新調した靴で、テントとシュラフを背負って山を歩くつもり。

ヤマセ(東風)が強く、我が小船では沖に出られない。

新調した靴でテントとシュラフを背負って山を歩くその前に、履き慣らしってことで、実登時と同じ負荷で近場を山歩き。
65リットルのザックに、テント泊装備を詰め込み14キロ超。
私の実績最重負荷の80%。

脚力とバランス感覚の衰えは、歩速を抑えることで埋め合わせ。
ゆっくり脚を使えば、いいだけのこと。

ファッションは完璧(^^)
サポートタイツにランニングパンツで入山。

登り:水元沢コース
下り:西尾根コース

入山時は小雨。
登山靴にとっては、相手に不足ない環境。

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水元沢コースは、鷲別川の源流を何度か渡渉する。
あえて、靴を濡らして渡渉し防水性能をチェック。

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沢沿いに歩き、滑滝にて。
このあたりで雨が上がり、雨具を脱いでザックに収めた。

滝の水はとても冷たい。
豆絞りの日本手拭いをこの滝の水にひたし、首に巻く。
800メートルから上は雲の中。

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雲中の室蘭岳山頂にて。
山頂寒暖計は14℃。

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西尾根825メートルピークにて、振り返り見る。
中央上には室蘭岳山頂が見えるはずだが、雲の中。

右から左へ、猛風。

2019081409
ここまで下りて、やっと風から逃れた。

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ペトトル川の源流をひとまたぎ。
このあと、等高線で3本登りヒュッテ。

山歩き時間4時間30分。
20496歩。

全給水量は、
 ・400CC

室蘭岳山頂にて、
 ・グレープストーン 東京ばな奈「見ぃつけたっ」 1個
 ・六花亭 夏衣 1個

さて、新調した登山靴。
前の靴より両足で500グラム重い重装備仕様。
この靴は、私をどんな山の頂に立たせてくれるのだろう(^^)
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2019年8月13日 (火)

サイズアップ

イカ海域からの帰航々海も間もなく終わりという頃。
噴火湾上空の雲が割れ、秋の星座が。
見上げる東の空高く、ぎょしゃ座の五角形、主星カペラ。

おォ、釣行好適日となることが約束されたようなもの。

8時、出航。

活餌(いきえ)が確保できたら、ヒラメは釣れたも同然。

ただし、釣果は竿を持つヒトのものではない。
活餌が釣ってくれたようなもの。

そういう釣りは下品。
やってはいけない。

が、やる(^^;
活餌が確保できたら、ヒラメは釣れたも同然なのだから。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

活餌は石炭ヤードに沿って進んだ先で、入れ食い。
何と好い響きの単語だろう。
入れ食い(^^)

が、良カタのアブラコは掛かったが、本命狙い魚のヒラメには噛み跡を付けられただけ(^^;
〝釣れたも同然〟なんぞと、釣りをナメちゃいかん、と深く自省。

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港内で掛かったサバが、昨夜 太平洋のイカ海域で掛かったサバより三まわり以上大きい。
サイズアップを果たした。
と、いうことにして納竿。

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胆振沖太平洋の食物連鎖

サカナを掛けるなら釣行。
イカは頭足類。
サカナではない。
よって、釣行ではなく、イカ付けと言う。

夫婦(めおと)釣りさんにお誘い頂き、ご夫妻の愛艇SeaDoragonに乗船。

出航は昨夕16時。

夜のイカ付けへ。

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昨夜の出竿は、こんな風景の見える海域。
ガスに加えて18時43分の日没後。

星も見えず、オカも見えない。
闇。
ご夫妻のシルエット。

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船尾から入れた水中ライトの明かりに誘われて、プランクトンが水面にまで浮いてくる。
それを追って、小ザカナが。
そして、その小ザカナ食うサカナも浮いてきて、そのサカナを食うイカが浮いてくるという寸法。

19081203
しかし、イカはいない、どころか〝その小ザカナ食うサカナも〟いない。
この海域のこの食物連鎖は、〝それを追って、小ザカナが〟で終わり(^^;

船中釣果2尾。
イカスッテと大して変わらないサイズのサバの幼魚(^^;

23時30分、沖上がり。
SeaDoragon船長、奥様にはお世話になりました。
どうも、ありがとうございました。


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2019年8月11日 (日)

掛からないときは掛からない

家を出たときは霧雨。
絵鞆に近づくと、それが上がった。

7時00分、出航。

噴火湾にマグロが入った。
マグロの付いた鳥山目指して、何艇か出た模様。
ってことで、我が艇も。

が、海況かんばしくなく、やっと10ノット(^^;

噴火湾にサバも入った。
10羽ばかりの鳥が騒ぐ浅い海域でジグを放る。
・曲がる竿
・切れない糸
・刺さる鈎

5投3アタリ。
しかし、3尾とも小さい。
20センチあるかないか。

・曲がる竿
・切れない糸
・刺さる鈎
を使っていても、小さいのしかいなければ、小さいのしか掛からない(^^;

20190811
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

ガスっ気強く、空に青は見えず、夏の日射は海面まで届かない。

ヒラメはいるようで、竿の大曲がり2回。
・曲がる竿
・切れない糸
・刺さる鈎
を使っていても、掛からないときは掛からない。

2回とも針掛かりせず(^^;

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2019年8月 5日 (月)

『君がいない夜のごはん』を読む

ソムリエがワインについて語る。
テイスティング・コメント。

朝の森の香りがする。
澄んで冷たい深い湖の近くの森の香りだ。
酸味が柔らかく、わずかに若葉の味がする。
涼しさが口に残り、その涼しさにかすかに青リンゴの味がする。
柑橘系の味・香りは一切ないのに、フルーティな味わいだ。

みたいな、なんだか訳の分からない語りがテイスティング・コメント。

そのヒトの持つ言葉の範囲内でしか表現のしようがないのだから、五感をほかの人に伝えること、中でも〝味〟を言葉で伝えることは大変に難しい。

著者は歌人で、英日翻訳家。

2ページから4ページの短いエッセーが58編。
NHKの『きょうの料理ビギナーズ』のテキストに掲載されていたものだという。

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こんな飯屋で読み始め。

著者は正直なヒトなのだと思う。
自分の舌で評価できないことを、言葉にするヒトではないようだ。
言葉をつづることで食っているヒト。
しかし、ソムリエがワインを評価する際に言うような洒落たフレーズは一行も書かれていない。
味覚のこと。
歌人も我々も同じような表現しかできないものだなァ、っと(^^;

本夕、読了。

音に色を感じたり、匂いに色を感じたりする(感じることのできる)ヒトがいるらしい。
ならば、味に色や音を感じるヒトがいてもいいように思う。

食事のテーブルで、
『口に入れると〝薄い赤〟がしばらく続き、そのうちに〝朝モヤの向こうのシラカバの新緑の色〟に変わる』
だとか、
『舌にのせた瞬間〝ギターのCマイナー〟が聞こえ、その2秒後に〝15センチの高さから磨いた大理石の板に落とした500円玉の音〟が聞こえる』
なんてことを隣に座っているヒトが言ったりしたら、なんて素敵なことだろう。

さァ、夕飯だ。
私にはどんな音が聞こえ、どんな色が見えるか・・・(^^)

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2019年8月 4日 (日)

バカ向きの作業

今日も沖。

日出が4時30分。
5時15分、出航。

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朝の早いうちはガスで、遠景がかすむ。

ベタナギ。
イカ海域まで航海するも、スカ(^^;
地球岬まで戻った頃には、夏の陽光。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

ベイトリールでキャスト。

で、スプールのブレーキの設定が甘く、バックラッシュ。


ラインを切るかほどくか。

ゲストがライントラブルを起こしたら、私は切ることを勧める。

自分が起こした場合。
私は、ほどく作業を始める。

世の中には、何をどうやっても解決できないトラブルがゴマンとある。
そんな深刻なことに対し、からまったラインをほどくことなんぞは時間さえかければ必ず解決すること、確実に終わりのある作業。
バカ向きの作業。(注)

2019080403
我が艇らしい、上品な釣果。

ガヤのカタがいい。
が、1尾のみ(^^;

(注)
単純反復作業はバカ向きの作業に思える。
しかし、バカに単純反復作業はできないのだとか。

バカは気持ちが続かず、単純に反復する作業だとすぐに飽きる。

かといって、複雑な作業、考えなくてはならない作業をバカができるわけがない。
つまり、単純反復作業を継続できるのは、感情を理性でコントロールできるアタマのいいヒトということになる。

からまったラインをほどく作業は、複雑な作業ではないが、単純反復作業ではない。
であるが、考える作業でもない。
ということで、からまったラインをほどく作業はバカ向き、オイラ向き(^^;

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2019年8月 3日 (土)

釣果は上品(^^;

こんなことばかりやっていて、いいンだろうか。
いいような気がしない。
いいような気がしないが、今日もサカナ釣り。

日出が4時29分。
4時20分、出航。

今日の出竿は、あんな風景の見える海域、
今日の出竿は、そんな風景の見える海域、
と、あんなとこ・そんなとこと大迷走(^^;

19080301 
今日の出竿は、こんな風景の見える海域でも。

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釣果は上品(^^;
イケスで生かしておいて、リリース。

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2019年8月 2日 (金)

『山の常識 釈問百答』を読む

山ガールとして有名な芸能人の筆頭は、市毛良枝。
市毛良枝の山行歴はそれをテーマにして講演会を開けるほど。
文章も大変にウマい。

本書の副題は『教えて! 山の超基本』。
市毛良枝なら、『登山の基本』とか『登山入門』という副題を掲げた本を書けるだろう。
実際、市毛良枝には山をテーマにした著作がある。

釈由美子の山行歴も市毛良枝ほどではないが、なかなかのもの。

実は市毛良枝を知ったのは、私が山を歩くようになってから。
釈由美子に至っては、本書を読んで知った。

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こんな飯屋で読み始め。

釈由美子の質問に対し、雑誌『山と渓谷』の元編集長が答えるという編集スタイル。
本当に、釈由美子が質問し元編集長が答えているのかは怪しい。
釈由美子を看板に持ち出しているだけで、『山と渓谷』社編集部の自作自演本かもしれない。

と、感じる理由は以下。
質問のレベルがそろい過ぎ、質問の範囲が広く、それぞれがユニーク。
早い話が、すべてが作りモノめいている。

ではあっても、私程度のチンタラ登山者にはジャストミートの内容。
・花に当たり年があるのはなぜ?
・山登りに有効なトレーニングは?
等々。

本夕、読了。

話は冒頭に戻り、加えて脇道にそれるが・・・
市毛良枝をマドンナ役にした『男はつらいよ』を観たかったと思う。

マドンナが彼女なら、私にでも話を作れそうな気がする。
マドンナと寅さんが、重いザックを担いで長い稜線を歩くシーンと、雪渓の下に広がる群生のチングルマかハクサンイチゲのお花畑の前で脚を止めてモノ思う寅さんを遠くからとらえたシーンは絶対に必要(^o^)

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