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2018年12月 7日 (金)

『酒味酒菜』を読む

白紙に、フリーハンドで大きく〝〇〟をひとつ。
それに、『まる』だか『えん』だか『冬眠』だか『宇宙』だか『人生』だか何だかという題名を付けて一編の詩とする。
その作者は草野心平だと、何かで読んだような記憶がある。

以上は、私の記憶違いかもしれない。

Photoこんな喫茶店で読み始め。

本著者の草野心平は、詩人として高く評価されたヒト。
また、料理人としての才にも恵まれ、中国、横浜、新宿で居酒屋や焼き鳥屋を経営していたこともある。
畑も持っていたようで、本書中にもそこで育てた野菜を使って酒の肴を作るページがある。

長い話もあるが、5行、10行で終わる話もある。
2行で終わる話さえある。

呑ン兵衛の詩人。
だから、その短い文章に、鋭さ・ヒラメキ・酩酊が見えるかというと、言葉の使い方は平凡。
書いているのが、食う飲む話。
詩才を散らすほどの話ではないと考えていたのだろう。

本夕、読了。

本書を書くにあたって、草野心平は筆に全く力を込めていない。

解説が料理家の高山なおみ。
文筆家という肩書きも持っているヒトのようだが、この草野心平の力の抜け方を受け止めたような力を抜いた文章。
それが作りモノめいていてイヤらしい。
私は、そういうイヤらしさが大好き(^^;

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