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2018年6月21日 (木)

『深読み!日本写真の超名作100』を読む

日本で写された最初とされる写真から、木村伊兵衛、土門拳といった写豪(注)、現在の写真家まで、101人による101葉の写真について語られる。

Photo_2こんな喫茶店で読み始め。

日本の写真史。

掲載されている写真に、その撮影者自身のコメントはない。
写真家自身、胸のうちで思うことがあるのかもしれないが、発表した作品にああこうは言わない。
そして、思うことがあったとしても、それほど〝深い〟ものが写真家にあるようにも思えない。

〝超名作〟を選択し、〝深読み〟のコメントを付けているのは編著者。
ただし、〝深読み!〟と、ビックリマークを付けるほど〝深い〟話が書かれているわけではない。

写真の黎明期から、トリック撮影や撮影後に手を入れる技術が使われていて、その狙いとセンスは現代と全く同じ。

日本の写真史とは、変わらない歴史でもある。
多分、世界の写真史も、同様だろう。

本夕、読了。

モノクロからカラーに、印画紙への焼付けからデジタルデータの編集・インクジェットによるプリントアウトへと道具の変化はあるけれど、最終的に〝見せる〟ことに変わりはない。
どこまでも忠実を追求できるし、どこまでも芸術へ進める。
そのつもりなら、それを誰かに指示するだけで、自身は指1本使わずにその写真を撮ることも可能。

これが写真と釣りの違うところ。
釣りでは、竿先を揺らし腕に伝わるリアルな感触がどうしても必要。
それだけでいいとさえ言える。

それが、写真師・釣師という言葉があり、写真家という言葉はあっても釣家という言葉がないゆえんだろう。( って、口から出まかせ(^^; )

(注)
〝写豪〟とは、〝文豪〟〝剣豪〟〝強豪〟などから連想した私の造語。
ところで、〝酒豪〟、〝性豪〟、〝雀豪〟は分かるが、〝釣豪〟はイメージしにくい。
釣りの世界は、やはり〝釣りバカ〟・〝釣りキチ〟だろう(^^;

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