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2018年4月

2018年4月30日 (月)

『北の山』を読む

日本で最も伝統のある登山者団体は〝日本山岳会〟。
創立は1905(明治38)年。
その日本山岳会が創立七十周年を記念して大修館から出版したのが、絶版山岳書24巻と資料3巻の復刻版。
七十周年を記念してだから、出版は1975(昭和50)年。(注1)

『北の山』はその中の1巻。

復刻版だから、装丁も当時のまま。
本書は、いわゆるフランス綴じ。
ペーパーナイフを持って読み進む本。

North_mountainこんな喫茶店で、最初の袋とじを切って読み始め。

著者は伊藤秀五郎。(注2)
著者30歳の1935(昭和10)年に出版されたものの復刻。
当時の販売額は弐圓伍拾銭。

・紀行編
・感想小論随筆編
と組まれていて、大正から昭和の初め、著者が学生時代の山行記録・随筆を主に編まれている。

本書内の言葉を借りれば、まだ〝北海道の登山が若い〟頃の山歩き。

使われなくなった峠道を歩き、廃村寸前の漁村をガケ下に見たりと、今から1世紀近くも前の北海道の風景なのに、すでに廃道・廃村という言葉が見える。

日勝峠の開道はずっと先、北見峠で石北本線も分断されていた頃だ。
〝北海道の登山が若い〟。
著者も若い。

語彙が豊か。
表現が多彩。
しかし、本書内の文章は騒がしくない。

フランス綴じ。
ページを切るには0.4秒か1.3秒か2秒か・・・
3秒はかからない。
4ページごとにやってくる ペーパーナイフを使うための短い読書の中断。
この短い時間に、次のページで見えてくるだろう景色、風、霧、岩に思いがいく。

本夕、読了。

自由に車を使えない時代。
本著者は、駅・停留所に降りて、四里、五里、八里、二十里と歩いて、山の取り付きに近づいてゆく。

〝雨。 いちにち 天幕で暮らす〟
〝ひとりで十日ほど山を歩く〟

うらやましい時間の使い方だ。

一人歩きなら私の常。
自由だが孤独。
本著者も、一人歩きの自由と孤独を書いている。

〝旅〟という言葉が何度か出てくる。
〝旅〟の一文字が明るく、そして重い。

(注1)
今も大修館から出版されている。
ただし、分売はされていないので全巻一式の購入が必要。

(注2)
1905(明治38)年-1976(昭和51)年。
生物学者。
帝大時代の北大の初代山岳部々長。
『北の山』の序文は、1935(昭和10)年1月2日著。
その翌日に米国留学の途についている。
のち、道教育大教授など。

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2018年4月29日 (日)

試運転の釣り

我が艇、発電機能を喪失してドック入り。

昨日、山から下りた その足でマリーナへ。
喪失していた機能が回復したことを確認。
マリーナメカニシャンによれば、まだ何かあるらしいが、浮かぶことには問題ないと。

システムの立ち上げは、
 ・パーツの単独試運転
 ・総合無負荷試運転
 ・総合実負荷試運転
とたどる。

まだ何かあるらしいということだから、工程は総合負荷試運転の途中ということになる。
ということになるのだが、総合負荷試運転は終わったことにして、総合負荷試運転へと工程を進めた(^^;。

18042901_2【画像:上】
朝一は風。
それが吹き止むのを待って、5時40分出航。

試運転だから、何かあった時の用心で、船が集まっている海域へ。

雅Ⅲ船長に誘導してもらう。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

良ナギだが高曇り。
オカがかすむ。

時刻が進むにつれて気温が上がり、上着を脱いで腕まくりの釣りとなった。

18042902【画像:中】
50枚あげたら帰港するつもりだったが、72枚あった。

【画像:下】
本日の出航目的は、負荷試運転。
さらに、負荷試運転の前に総合が付く。

であれば、沖根へも行かねばと(^o^)

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2018年4月28日 (土)

春山を歩く 1

入山時は、靴の下で崩れる霜柱の音を聞いた。
山の高いところは残雪。
しかし、風が吹いても舞い上がることのない 融けていく一方の春の雪だ。
雪を踏むより、土を踏むほうが多い山歩きとなった。

奇跡の季節、春。
タイトルも〝雪山を歩く〟から〝春山を歩く〟に変えた。

 登り:西尾根コース →  室蘭岳山頂
 縦走:室蘭岳山頂 → 596メートルコル → カムイヌプリ山頂
 下り:カムイヌプリ山頂 → 596メートルコル → 水元沢コース

4月22日の逆回り。

18042801【画像:1枚目】
西尾根825メートルピークから見る室蘭岳山頂。

この先の尾根は雪を踏んで歩くことになる。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

1週間で1メートル以上雪が減って、山頂標識がすっかり顔を出した。

山頂寒暖計は3℃。

18042802

【画像:3枚目】
室蘭岳から下った596メートルコルにて。

カムイヌプリへと続く残雪には、シカの足跡。

18042803

【画像:4枚目】
カムイヌプリ山頂にて。

山頂標識の右手に△形状にヒトの背丈以上に積もっていた雪が消えた。

春がすみで、眺望がかすむ。

【画像:5枚目】
カムイヌプリ山頂より、ついさっき山頂を踏んだ室蘭岳を望む。

【画像:6枚目】
鷲別川の源流域の渡渉を繰り返しながら、高度を落としていく。

残り渡渉2回地点にて。

成虫で冬を越したタテハが7、8・・・

画像のタテハは、クジャクチョウ。

200メートルの登り返し。
エゾエンゴサクの青が、そこここに。

山歩き時間5時間40分。
26441歩。

全給水量は、
 ・450CC

Gpslog

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2018年4月24日 (火)

『被差別の食卓』を読む

著者は被差別部落(特殊部落・同和地区:北海道・沖縄にはない)の出身。
子供の頃から、しばしば食べていた輪切りにした牛の腸の揚げ物が、部落の外では食べられていないと知ることから本書が始まる。

Discrimination_2こんな飯屋で読み始め。

話題としているのは、ソウルフード。 
差別、それもとんでもなく下の方に差別されている者たちの食事がソウルフード。
(〝ソウルフードの定義は?〟みたいな面倒な話はしない。 ここでは、本書の言葉の使い方にならう。)

各地を旅し、ソウルフードを食べる。

旅して見た差別されている者たち、差別されてきた者たちとは、
  米国の黒人
  ブラジルの黒人
  ブルガリア・イラクのロマ(ジプシー)
  ネパールのサルキ(カースト最下層民)
そして、自分自身、日本の被差別部落民のこと。

彼らを差別している(差別してきた)者たちが食材としない(しなかった)モノ、例えば、牛豚の内臓とか飼料用トウモロコシとかハリネズミなどを食べる。

今々現在のそれらは、ソウルフードを看板にしたレストランでないと食べられなかったり、食材価格が上がり決して安価な食べモノではなくなったりしていたりもする。

しかし、著者の書こうとするのは、食った・ウマイ・マズイではなく、

・被差別者となった歴史
・独裁国家に対する国際正義(であると信じている米欧的価値観)と独裁国家に住む被差別民が持つ国際正義と正反対の価値観
・糞尿垂れ流しの場で、今まさに死に至らんとする若者のほんの短い過去
・その悪臭にヘドを吐く現地の若者の心情
・著者の顔面に香水を吹きかけ、悪臭からのがれさせようとしてくれる現地の若者の心情
・ネパールのサルキと欧州のロマと日本の被差別部落民とのつながり

のこと。

ソウルフードを食べる旅をして日本に戻ってきた著者は、改めて自分のソウルフードの輪切りにした牛の腸の揚げ物を食う。
そして言う。
被差別の食卓は、被差別の歴史であると。

本夕、読了。

さて、これから夕食だ。
お湯を沸かしてジャー。
レンジでチン。
我が家のソウルフード(^^;

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2018年4月22日 (日)

雪山を歩く 4

カムイヌプリは750メートルしかない低山。
しかし、前々回の山行では、596メートルコルまでを1本西側の尾根からアプローチしたために この山ひとつ登るだけに えらく時間を使った。

今回は前々回の山歩きで得た教訓も踏まえて、

 登り:水元沢コース → 596メートルコル → カムイヌプリ山頂
 縦走:カムイヌプリ山頂 → 596メートルコル → 室蘭岳山頂
 下り:室蘭岳山頂 → 西尾根コース

と長いコースを。

18042201【画像:1枚目】
鷲別川源流域は、雪解け増水。
靴幅しかない流れも含めると、渡渉は10回を超える。
普段はナンと言うことのない瀬なのだが、今は、2番目と3番目の渡渉が難しい。

もう少し上流まで上がれば渡渉しやすくなるのだが、必要藪漕ぎ時間40分以上。

なので それはせずに、倒木を流れに入れたり、何だかんだと20分ばかり作業。

結局、何をやってもダメ。
強行渡渉(^^;

2番目の渡渉点でも3番目の渡渉点でも、靴の中に、しかも両足とも水が入った(^^;

靴のアッパーはゴアなのだが、水の浸入には対応できず。
以降、靴の中はグニョグニョ(^^;

画像は2番目の渡渉点。
こちらからあちらへ渡渉する。

【画像:2枚目】
滑滝にて。

急速に進んだ雪どけで、沢の流れが速い。

18042202【画像:3枚目】
カムイヌプリ山頂にて。

雪がすっかり汚れた。

【画像:4枚目】
カムイヌプリ山頂より、これから向かう室蘭岳を望む。

18042203_2

【画像:5枚目】
室蘭岳山頂にて。

今週は気温が上がった。
雪に埋もれていた山頂看板が顔を出してきた。

山頂寒暖計は10℃。

【画像:6枚目】
室蘭岳山頂より、ついさっき山頂を踏んだカムイヌプリを望む。

チンタラチンタラと あのピークまで歩き、チンタラチンタラと あのピークからここまで歩いてきたわけだ。

低いところではエゾエンゴサクが見え出した。

ウグイスのさえずり。
クマゲラのドラミング。

セッケイムシ(雪渓虫)は3月の末の山行時から見えていた。
今日はそれに加えてジグモ・アリ。
また、成虫で越冬したのだろう、タテハチョウも。

山歩き時間7時間20分。
27682歩。

全給水量は、
 ・600CC

室蘭岳山頂で、
 ・ロッテ ラミーチョコレート 2本

Gpslog

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2018年4月17日 (火)

『山はどうしてできるのか』を読む

大陸移動説が唱えられたのは20世紀初頭だが、正当な学説としては扱われなかった。
半世紀近くを経た1960年頃になって大陸移動説が再評価され、プレートテクトニクス理論へと発展。
それを補完する観測事実・理論が世に出てきたが、日本の地球(地質)学者の中には、1970年代に入ってもプレートテクトニクス理論を認めない人がいたようだ。

さらに、1990年を過ぎてから提唱されたプルームテクトニクス理論で、プレートの動く方向を説明できるようになる。

これらの理論を使うと、どのようにして山ができたかという造山過程の説明が、それ以前の学説による説明とガラッと変わる。
現在の高校の地学の教科書には、そのガラッと変わった造山理論が記載されているらしい。

Mountain_2こんな喫茶店で読み始め。

噴火による造山は理解しやすい。
マグマが地表に出て山ができる、マグマが抜けた分だけ どこかが陥没する。

対して、ヒマラヤ・アルプス、日本の中央アルプス・南アルプス・日高山脈などは、山体から海底由来の化石が出たりするし、地質学的にも噴火によって造山したのではないことが分かっている。(注1)

すぐ上で、〝噴火による造山は理解しやすい〟と書いた。
しかし、それでは理解したつもりだけのこと。
噴火の原動力はどこからくるのか。

ヒマラヤや日高山脈はプレートの衝突で造山されるというが、どのような原理でプレートが衝突するのか。

本書は、それらを証拠をを示しながら説明してくれる。

地球学者の時間のスケールは長い。
万年、億年。

我々の1日の何と短いこと。
朝起きて・・・
もう、こんな時刻だ・・・(^^;

本夕、読了。

今の高校生の学ぶ数学は、せいぜい17世紀までの成果。
物理だと、20世紀の初め頃までの成果。
対して、地学の教科書には、プレートテクトニクス理論とかプルームテクトニクス理論といった、今現在まさに研究対象となっている最新の情報が記述されているらしい。


『新編 中学校社会科地図(発行:帝国書院 '16年)』は、文科省検定済教科書。
主だった山の頂は▲で、火山頂は
で記されている。

私の歩いた山々をこの地図で見ると、ほとんどが

ニセコの山々も羊蹄山も尻別岳も大雪山系の山々もホロホロ山も室蘭岳も

ところが、昆布岳(1045メートル)は▲マーク。

産業技術総合研究所地質調査総合センターが'12年に発表したデータ集に当たってみた。
それによれば、昆布岳は火山。
(注2)

高校の地学の教科書には最新の知見が記述されているようだが、義務教育の教科書の記述は何か特別な基準に基づいてされているようだ(^^;

(注1)
日本アルプスは富山から静岡にかけて、形に並び、上から北アルプス(飛騨山脈)・中央アルプス(木曽山脈)・南アルプス(赤石山脈)。
北アルプスには穂高岳・焼岳・乗鞍岳・御嶽山と火山が並ぶが、中央アルプス・南アルプスには火山がひとつもない。
日高山脈にも同じく火山がない。

(注2)
『新編 中学校社会科地図』には、伊達紋別岳(715メートル)や稀府岳(654メートル)や徳舜瞥山(1309メートル)はマイナーな山過ぎて記載されていない。
地質調査総合センターの資料で調べると、これらも火山。

ということで、本ブログでGPSログを掲載した山はすべて火山だということが分かった。

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2018年4月15日 (日)

絵鞆マリン倶楽部 安全祈願祭

当地では、室蘭岳に雪が見えなくなったらマガレイのシーズンだと言われる。
〝雪代が入らなくなったら〟ということを、〝室蘭岳に雪が見えなくなったら〟と言い替えているのだろう。
5月の連休時にはまだ雪が残っている室蘭岳だが、船釣師の多くは、マリーナや釣りクラブの安全祈願日をきっかけに、沖で竿を出すための準備をする。

絵鞆マリン倶楽部の安全祈願祭は今日。
今日が、絵鞆の船釣師の釣り元旦。

180415【画像:上】
小雨だが、冷たい。

神事は工場内で。

【画像:下】
外飯(そとめし)日和とならなかったのは残念。

パワーランチも工場内で。

吐く息が白い。
鍋からも盛大に湯気が上がる。

ジンギスカン、豚汁、焼きソバ、蒸しホタテ稚貝。

豚汁のゴボウのささがきは私の手わざによるもの(^o^)

ごちそうさまでした。

寒い日となったが、ヒバリのさえずりが聞こえた。

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2018年4月14日 (土)

雪山を歩く 3

山。

 登り:西尾根コース
 下り:水元沢コース

18041401【画像:1枚目】
クマゲラのドラミング。

何の鳥か。
キリギリスの〝ギー〟を20デシベルくらい音量を上げた鳴き声。

靴底の溝だけでグリップの効く雪で歩きやすい。

西尾根825メートルピークから、山頂を望む。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は3℃。

雪に埋もれていた山頂看板の支柱の頭が見えてきた。

18041402【画像:3枚目】
室蘭岳山頂より、カムイヌプリを望む。

596メートルコルまで、高度を落とす。
ノートレース。

【画像:4枚目】
596メートルコルからちょっと上がったところにて。

カムイヌプリへ縦走するつもりだった。
カムイヌプリは雪が付くと大変に歩きづらい個所ができ、先日は そこをかわすのに難儀した。
で、8ミリザイルを20メートル担いできた。

先日はここで、軽アイゼン(前爪のない6本爪)を付けた。
今回は前爪の付いた12本爪アイゼンをザックに入れて・・・

入れてきたつもりだった。
が、ザックに入っていたのは空っぽのアイゼンケース(^^;

縦走は諦めた。

18041403【画像:5枚目】
水元沢の雪は柔らかく、滑らないが踏み抜く。
踏み抜き100回。

しかし、積雪量は少なく、踏み抜いても知れている。

【画像:6枚目】
鷲別川源流の最後から2番目の渡渉。
向こう岸からこちらに渡渉。

渡渉の第一歩目、身長250センチのヒトのコンパスがなければ飛び石に乗れない(^^;
ここまできたら、脚を濡らしても大したことはないのだが・・・

右上の細い倒木に乗って、右。
小さな飛び石を伝って左。
そして、3個の大石を使って手前へと。

山歩き時間4時間10分。
17333歩。

全給水量は、
 ・150CC

Gpslog

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2018年4月11日 (水)

『自然科学の視点から考える 日本民俗学』を読む

〝自然科学の視点から考える〟とうたっているのは、著者が応用力学の専門家ゆえ。
九大名誉教授。
現在は、構造解析(数値実験・シミュレーション)会社を起業、経営。

Folkloreこんな喫茶店で読み始め。

私が言うのも僭越至極だが、題名とは裏腹、論理の展開は少しも自然科学的ではない。

〝民俗学〟とは何ぞや。
私はそれを知らない。
が、本書に書かれているのは〝民俗学〟を知らない私でも〝民俗学〟ではないことが分かる。
『下町の教育学』とか『路地裏の経済学』といった気分で、編集者が題名を付けたのだろう。

今の日本の世相のあれこれや、所属学会のこと、人文学も含めた学界のこと、自分の仕事(研究)のこと、食べモノがウマイとかマズイとか、家族のこと、老いのこと等々。
言いたいことを言い、書きたいことを書いているだけ

言いたいことを言わず、書きたいことを書かないというのは、それはそれでシンドイこと。
だから、〝だけ〟でいいのだと思う。
そして、それを赤面もせずに公にできるのは、著者が専門分野で名を成したヒトだから。

著者の専門分野について書いてあることは別として、再び僭越至極だが、本書で書かれていること程度のことは何もアンタが言わなくても・・・ゴニョゴニョ(^^;

自分のことを、超多忙人間・超仕事人間だと書いている。
自分で自分のことを多忙人間だとか仕事人間だとかと言うってのは、ナンだかなァ。
そもそもにおいて、本書程度のことを書く時間のあるヒトが、超多忙人間・超仕事人間であるはずがない(^^;

本夕、読了。

上で、〝アンタ言わなくても・・・〟と書かずに、〝アンタが言わなくても・・・〟と書いた。

またまた僭越至極。
円熟、老成の域に達したヒトには、いくら無恥・無礼な私でも〝アンタに言われなくても・・・〟とは言わない、言えない。
円熟、老成の域に達しているそんなアナタには、〝本書程度のことは言わないでも〟という気分が、〝アンタが言わなくても・・・〟という失礼なフレーズに(^^;

グダラグダラ言うヒトがいる。
もっとも、言われなくては分からないし、言われなくては分からないヒトは言われても分からない。
オイラのことだ(^^;

グダラグダラ言い、グダラグダラ言われるから右耳から左耳に通り抜け(^^;

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2018年4月 8日 (日)

雪山を歩く 2

西風強い上に、我が艇はドック入り。
沖に出られない。
ンなわけで、山へ。

 登り:鷲別川源流コース(注) →  596メートルコル → カムイヌプリ山頂
 下り:カムイヌプリ山頂 → 596メートルコル → 水元沢コース

18040801【画像:1枚目】
先週は寒さが戻った。
里にも白いものがちらついたくらいだから、山は雪。
ザクザク雪の上に、新しい雪が積もった。

シカ、キツネの足跡多数。
人の足跡はなし。

【画像:2枚目】
一番下のGPSログは、国土地理院発行の2万5千分1地形図上に記録している。

左の赤線が登りの記録。
右の赤線が下りの記録。

この地図の範囲内に、川は1本しか見えない。
が、実際に歩くと、左の赤線が右に大きく折れるあたりまでは川があった。
その川の最源流部がここ。
このあたり一帯広い範囲で水が地面から湧いて、雪を溶かしていた。

18040802【画像:3枚目】
カムイヌプリ山頂にて。

雪がなければ、596メートルコルからここへはハイキング気分。
しかし、積雪時は別。
ここに至るルートのほんの一部なのだが、雪が付くととても歩きにくくなる場所がある。
登りも下りも滑る。

どういう風の吹き方をするのか、山頂標識が見えているのに、そのすぐ北側に雪が △ 形状に積み上がる。

雪の△の頂点の向こう、室蘭岳。

【画像:4枚目】
左の急斜面を下りて、ここ。

滑滝。

Gpslog_2山歩き時間8時間00分。
登りにえらく時間が掛かった(^^;
19407歩。


全給水量は、
 ・400CC

(注)
鷲別川源流コースというルートがあるわけではない。
アップダウンが多く、右左に小さくジグを切らないと上がっていけない。
今日歩いたルートは、雪がないとヤブ漕ぎ必至。

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2018年4月 7日 (土)

この丘から見る、あのあたりで

昨日は、里でも雪。
今朝も、白いものが混じった霧雨。
しかし、最後の交差点に近づく頃、それも上がった、

昼近くになると いきなり北西風が吹き下りてくる真冬に比べれば、今時期は風の変化が緩やかに経過する。
釣師が望むのは、風穏やかなナギの休日。
今日はそんな風穏やかなナギの週末となった。

180407_2私が定点観測場所としているイタンキの丘にて。
波高50センチほどのゆったりとしたうねりが、南から浜に寄せる。

水平線がはっきりしない春がすみ。
この丘から見る、あのあたりで竿を出すのだ。

日出が5時09分。
5時10分、出航。

沖はベタナギ。

なのに、航海開始20分後に、タイミングベルト切れ(^^;

この丘から見る、あのあたりで竿を出すつもりが帰港(^o^)

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2018年4月 4日 (水)

『知の逆転』を読む

初版が'12年12月。
私の購入したのは、'17年9月発行版。
5年の経過で、すでに21刷。
今どき、〝知〟を標榜した本がこれほど増刷されているというのはちょっと意外。
〝痴〟が服を着ている私が、この本を手にしたというのは、ちょっとどころでなく大いに意外(^^;

Wisdomこんな喫茶店で読み始め。

 ・ジャレド・ダイアモンド (生物地理学)
 ・ノーム・チョムスキー (言語学)
 ・オリバー・サックス (神経医学)
 ・マービン・ミンスキー (認知科学)
 ・トム・レイトン (応用数学)
 ・ジェームズ・ワトソン (分子生物学)

私が名前を知っていたのはジェームズ・ワトソンのみだったが、本書によれば6人は現代の最高知性。
それぞれが専門分野の常識を大きく変えたということを、『知の逆転』という題名で表現している。

本書は、この6人の知の巨人たちへのインタビューを収録している。

インタビュアーが優秀でなければ、これら6人の知の巨人たちから言葉を引き出せない。
インタビュアーは優秀。
元NHKディレクターで、脳科学・認知科学を修め、現在はコンピュータグラフィックスを研究している人。
知の巨人たちに「いい質問だ」、「素晴らしい質問だ」と言わせるほどに、よく勉強してインタビューに臨んでいる。
質問の質が高く、質問への回答に対する受け答えの切れもいい。

聞かれるほうも、ストレートなモノの言い方。
答えられないことには、「それは私には分からない」と。

優秀なヒト同士の語りなので、洗練された言葉が並ぶが、文章は平易。
再読しないと理解できないような文章は一行もない。
『知の逆転』という題名にそぐわず、知の巨人たちの口からは特別変わった話や驚ろかされるような話が出てくるわけではない。
着想の深さ、ヒラメキの鋭さが語られるわけでもない。
それぞれの見解が180度異なるテーマもある。

しかし、帯に書かれた『かくもゼイタクな教養書がこれまであったか?』は、うなずけるキャッチコピーだ。
優秀な知性が時間をかけて到達した立ち位置・見方・考え方の、何と整理されて穏やかなことか。

この世界にはとても頭のいい人がいるもンだなァと、ウンウンうなずきながらの読書はとてもゼイタクな時間だった。

本夕、読了。

この世界には、とても知性の優れた人がいるように、
この世界には、とても運動神経の優れた人がいる
この世界には、とても音楽の才の優れた人がいる
この世界には、とても美術の才の優れた人がいる
この世界には、とても演技の才の優れた人がいる
この世界には、とても料理の才の優れた人がいる
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この世界には、とても釣りの才の優れた人がいる

経験・教育・訓練は大事だが、持って生まれた〝才〟がやはり大きく影響するのは、どの世界でも同じ。
努力は報われると言うが、そういうフレーズは私のような〝才〟のないボケには無益な期待を持たせるだけ。

経験や勉強を積むくらいのことでは、釣才のあるヒトに追い付くことは絶対にできない。
それが現実。
開き直るわけではないけれど、それはそれでいいではないかというのが私の気分。

ってことで、私の釣りは気分・気まぐれ。
ンで、チョボチョボ掛けては、「食った」・「バレた」と。

それで楽しいンだなァ(^o^)

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2018年4月 1日 (日)

評価は、『スゲ-なァ』

日出が5時19分。
5時20分、出航。

ゲストをお招きしての釣行。

18040101【画像:1枚目】
札幌からHiroshiさん

【画像:2枚目】
もうおひとかた。
ご近所からshinyaさん

おふたかたとも、淡水釣師。

この時期に、ゲストに竿を出してもらうとしたらソウハチ。
ただし、今現在、室蘭近海で浮いているソウハチのムレは、カタが小さい側に寄っている。
北海道の4月に25℃の気温を期待できないように、掛かるサカナが大きい側に寄ってくれるのを期待するのは、ソウハチに限らず、できない相談。

【画像:3枚目
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

モヤってオカがはっきりしない。
しかし、寒くなく暑くなく、何よりだったのはベタナギが続いたこと。

船中、ソウハチ300枚。

【画像:4枚目】
乗船3人全員に、サクラマスのアタリがあった。

サクラマスの大きさを評価するのに、体長を言わない。
評価は重量。

私の感覚だと、
  2kg前後で、『オォ、いいカタ』
  2.5kgを越えると、『スゲ-なァ』
  3kg越えともなると、『一度、見てみたい』

2.9kgがあがった。
評価は、『スゲ-なァ』

18040103_2

船頭の釣果(^o^)

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