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2017年6月16日 (金)

『日本料理の贅沢』を読む

香辛料を求め、世界の海を帆船で航海した欧州人。
あらゆるものを調理し、世界中の中華街で中華鍋をふる中国人。

対して、日本料理には そんな大きな話も多様さもない。
調味料は、醤油・味噌・塩・ミリン・酢・砂糖、それとダシでほぼ全て。
〝旬の素材の味を生かすため〟と言ったりするが、表現に品のないこと・生意気なのを承知で言えば、日本料理には〝芸〟はあっても〝力〟はない(^^;

カプサイシン系の辛味と生ガキにはアタル(^^;
それ以外は、何を食べてもウマイと感じる舌を持っているのが私(^o^)

コメの飯がなければダメ、ということはない。
1週間続けて朝昼晩同じメニューなんてイヤ、ということもない。
肉の脂身はキライ、ということもない。

ンな私が、料理人の書いた本を読んで、ああだこうだ言うのもおこがましい話(^^;

Japanese_cuisine_2こんな喫茶店で読み始め。

著者は、対面接客で料理をふるまうカウンター料理人。
若くしてフランスの日本料理店をまかされ、帰国後、何店かで料理長を務めて独立。

食べ比べをせずには、白松がモナカ本舗のヨーカンと とらやのヨーカンを区別できない(と思う)。

5品の利き酒。
飲み比べをしていながらも、全部あてられる人は滅多にいない(と思う)。

3月に明石海峡で獲れたタイと8月に陸奥湾で獲れたタイ。
刺身を食べて、どちらであるかを言い当てられる人はいない(と思う)。

年に何度かしか出られない旅先での食事の写真をアップし、それがウマかったと書いてある記事はネットに ごまんと転がっている。
普段 大したモノを食べていないのだから、そりゃァ、ウマイだろう。
しかし、毎食それなりのモノを食べている舌の持ち主じゃないと、ヒトを納得させうるウマイまずいを言えないンじゃなかろうかと私は思う。
著者も同じ考えのようで、味を知るために持ち金をはたいて食べ歩いた時代を持つ。

著者の言う〝日本料理の贅沢〟とは、味を知った上での その先の話。

著者が究めようとするのは〝日本料理〟で、彼が言うには、それは料理屋の席に座らなければ食べられない料理。
著者はカウンター料理人。
彼が対応できる客は、8人まで。

本夕、読了。

客が最初に選ぶ酒、一杯目の飲み方で次に出す料理を決めるのだと書く。
店に用意してある日本酒・ワインの品数は多いし、著者自身も酒飲み。
だが、将来的にはアルコール飲料は飲まれなくなる一方だろうと考えている。

その著者が今考えているのは、食事の席に提供するノンアルコール・ソフトドリンク。

何を食べてもウマイと感じる私は、普段 ロクでもないモノしか食べていない証拠(^^;
ネットにごまんと転がっている〝ウマかった〟という話。
私にだって、そんな〝ウマかった〟経験がないわけではない。
が そんな話を本ブログに投稿できないでいるのは、普段 ロクでもないモノしか食べていないことを悟られるのが恥ずかしいから(^^;

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コメント

KON-Chanさん

食べ物の話、それも美味しい云々という事になると判断は難しいです。これまでの食経験、好み、体調によって感じ方が違ってきますから。

そんな事もあり、目の保養(写真では美味しそうに見えたりしますので)に○○ログとかネット情報を見る事もありまけど、全面的な信用など出来ませんよね。

話は横道にそれますが、旅の宿・・・旅行ではお世話になる事も多いと思いますが、よく書かれている常套文句に「素材の味を生かす」と共に「暖かい料理は温かいうちに。冷たい料理は冷たい状態で」なんて文言もありますが、こんな事を書いている宿で美味しいと思う事はまずありません。

当たり前の事を平気で書いているという事もありますが、特徴がないという事を公言しているようなものですから(^^;

その意味で旨いと感じるかは難しいですが、自信を持った料理を出している店は、それをきちんと出しています。

でも、結局のところ、偉い評論家先生が何を書こうが、実際に食べたときにどう感じるかは個々の舌と感性ではあります(笑)

投稿: Hiroshi | 2017年6月20日 (火) 17:30

Hiroshiさん、こんにちは

どうしたんですか、花の大撮り。
らしくないような(^^;

Hiroshiさんは、美味いとかまずいとか、高いとか安いとかという、ご自身の確かな寸法の刻まれたメジャーをお持ちのヒト。
私はと言えば、美味いとかそうじゃないとか、申し訳ありません、よく分かりません(^^;
高いとか安いとかも、私、分かりません(^^;

食い物の話。
これでも、中華と韓国料理だけは、本場の高級といわれる料理屋や何だか薄汚い屋台で上海蟹や北京ダックや火鍋やナマコもユムシも小籠包もポップルゴキも活蛸もウソルも食べてます。
チーズなら100商品以上は食べているでしょう。
馬齢を重ねてますからね。

でも、分からンのですよ。
それを文字にする気分が。
私、いい年して、美味いまずい・高い安いのメジャーを持ってないのですよ(^^;

沖に出て、風に吹かれての帰港。
唇を舐めた時の潮の味。
こいつだけは、値段を付けられないほどウマイです(^o^)

投稿: KON-chan | 2017年6月20日 (火) 19:27

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