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2017年2月18日 (土)

冬山を歩く 18

北西風強く、我が小船では沖に出られない。
山へ。

水元沢コースを歩くヒトは、無雪期でも少ない。
積雪期には いよいよ少ないから、踏破を助けてくれるトレース(踏み跡)を期待できない。

積雪期は、だから、時計回りに、
 登り:西尾根コース
 下り:水元沢コース
と歩くのと、反時計回りに、
 登り:水元沢コース
 下り:西尾根コース
と歩くのとでは、歩きづらいのは後者。

だけれども後者、
 登り:水元沢コース
 下り:西尾根コース
を。

17021601【画像:1枚目】
沢に出るために、ヒュッテから200メートルほど高度を落とす。
その後、沢の渡渉を繰り返し上流へ。

滑滝。

南だけが開いている谷。
だから、頭の上のほうで鳴る北西風も、ここまでは下りてこない。

ここで沢を離れて尾根まで登り、冬の風を受けて歩くことになる。

【画像:2枚目】
踏むと音を立てて壊れるクラスト(氷化した雪)の上に、乾いた新雪。

人の足跡はもちろん、今日は動物の足跡も見えない。
その雪に、私の足跡を残しながら高度を上げていく。

17021607【画像:3枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下14℃。

【画像:4枚目】
樹氷の枝をくぐって西尾根に入る。

17021614_2

【画像:5枚目】
西尾根825メートルピークにて、振り返る。

雪庇の向こう、右遠くに山頂だが、吹雪で見通せない。

【画像:6枚目】
ここまで下りてくると、風がおさまり、林の向こうの空に青が見えてきた。

残行程わずか。

山歩き時間5時間00分。
16503歩。

給水なし。

室蘭岳山頂で、
 ・モロゾフ ウイスキーボンボン 2個

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コメント

山頂の〝室蘭岳〟がとうとう隠れてきました。
例年どおりですね。今時期 他にも
足跡あるのでしょうか?。山男のですが。

投稿: きーさん | 2017年2月18日 (土) 21:02

きーさん、こんにちは

水元沢はノートレースでした。

年に200日以上登る人が10人くらいいる山なので、水元沢以外は 誰か彼かの足跡があります。
ただし、新しい雪が降ると消えますし、今日のように風が強いと降った雪が動いて、これまた足跡を消してしまいます。

寒く風の強い日でした。
ボールペンは筆記不能、スマホ・カメラは保温を考えないと作動しません(^^;
低い山でも、これぐらい冷えて風が出れば油断できませんね。

投稿: KON-chan | 2017年2月19日 (日) 00:57

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