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2016年12月18日 (日)

『酒にまじわれば』を読む

〝特急すずらん〟は、室蘭-札幌を結び、上下各6本。
内、
上りの〝すずらん2号〟は例外で終着が東室蘭駅。 ほかは、終着室蘭駅。
下りの〝すずらん5号〟は例外で始発が東室蘭駅。 ほかは、始発室蘭駅。

Kenichinagira東室蘭駅より乗り込んだ、その例外の下り〝すずらん5号〟。
5両編成の5号車(先頭車)の最前列海側席にて、読み始め。

〝しゅにまじわれば〟と読む。
著者は、フォークシンガーのなぎら健壱。

酒に関するエッセーが94編。

この人、音楽の知識、ギターのウデはそれが本業とは言え、レベルが高い。
本書内には著者撮影の写真が9枚挿入されている。
この写真のセンスも相当なもの。

何をやってもソツなくこなすヒトっているけれど、この人、音楽・写真・文筆(話芸)でソツなくこなすの更に上、プロフェッショナル。

味覚も優れたものを持っているようで、利き酒をやると業界人のレベルを越す。

ところで私、食う飲むに関することで、若い頃からあこがれながらも、いまだできないでいるのが、
・寿司屋のカウンターに一人で座ってもサマになる年齢・風采を得ること
・ソバ屋でザル1枚頼んで、それが出てくる間に冷酒を1杯飲むこと(注1)
・ソバ屋で〝天抜き〟を頼むこと(注2)

この2番めと3番目が、本書内でも取り上げられている。

「冷(ひや)」と頼んだら、出て来たのが〝水〟。
「天抜き」と頼んだら、出て来たのが〝天ぷらの盛り合わせ〟。

著者、江戸っ子。
〝水〟や〝天ぷらの盛り合わせ〟を出すようなソバ屋の のれんをくぐる人とは思えない。
著者、頭がいい。
作り話もお手のものかと。

昨夕の、上り〝すずらん12号〟、5両編成の1号車(先頭車)の最前列海側席にて、読み終わり。

(注1)
北海道では、おかめそば(うどん)をメニューに置いてないソバ屋が多い。
よって、店の厨房にかまぼこがないから、板わさの頼みようがない。
ソバ屋で飲む酒の肴は、やはり板わさだろう。

(注2)
天抜きを頼めるのは、粋なオトコだけ。
滅多にいない。
一応確認のために書いておくと、〝天抜き〟とは天ぷらそばのそば抜きのこと。
温かいツユに天ぷらが浮いているもの。

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