表大雪を歩く 2
表大雪を歩く際の重要起点はいくつかある。
先日踏んだ旭岳(2291メートル)はそのひとつ。
黒岳(1984メートル)も重要起点のひとつ。
【画像:1枚目】
この黒岳のピークを踏むのは難しくない。
標高670メートルの層雲峡温泉からロープウェイとリフトを使って、脚を使わずとも標高1520メートルまで上がれる。
だから、黒岳山頂を踏むのに稼がなければならない高度は460メートル。
460メートル上がれば、2000メートルの風が吹く高原を歩くことができる。
今日の2000メートルの風は速く、冷たい。
気温11℃。
寒い。
標高1984メートル。
黒岳山頂にて。
【画像:2枚目】
大雪渓を登る。
この大雪渓の最下端から、音を立てて雪解け水が流れ、沢を作る。
忠別川となる沢、すなわち石狩川の最源流となる沢だ。
【画像:3枚目】
北海道の最高峰は、先日踏んだ旭岳で標高2291メートル。
第2峰は北鎮岳(ほくちんだけ)、2244メートル。
先日、旭岳からアプローチした際には雲が出てきたので、この山には寄らないで下りルートに入った。
今日は是非とも。
大雪渓を登った先が北鎮岳。
北鎮岳山頂、標高2244メートルにて。
【画像:4枚目】
復路、黒岳への登り返し前。
一面のチングルマの綿毛。
右手前の黄色はコガネギク。
【画像:5枚目】
高度を下げると。タカネトウウチソウを見る。
画像は、リシリトウウチソウ。(注)
【画像:6枚目】
雲が湧く。
黒岳山頂では、風の行方の右へ千匹のアキアカネ。
山歩き時間7時間00分。
30560歩。
全給水量は、
・300CC
下りリフトに乗りながら、
・イオン ビスケットゴマスティック 9本
(注)
タカネトウウチソウは高嶺唐打草と書く。
リシリトウウチソウは利尻唐打草と書く。
〝唐打〟とは、組みひも(リリヤン:リリアン)のこと。
大型青モノを掛けるフックを、リリヤンで結ぶ釣師もいる。
コメント
そーいえば、コンロはガスでしたっけ?
昨日、別荘のご近所3人でキャンプしたときに
ランプに使っている、ガスボンベが冷たくなり、手で暖めたり、火に近づけたけど、さほどの効果無く、そこで
コッヘルの蓋にお湯を少し入れて、ガス缶を置いたら
長いこと調子よくガスが出続けました。ランプも明るくなり、良かったです。コンロも同じだと思います。
是非、検証してください。
投稿: oxy | 2016年8月20日 (土) 06:04
JETBOILはそんな事、しなくてもOKなのかもしれませんね。私のガスランタンもガスコンロもこの手でOKです。
これからの季節はガソリンタイプを持ち歩く事になりますけどね。
投稿: oxy | 2016年8月20日 (土) 06:08
oxyさん、こんにちは
ガスを使ってます。
JETBOILも同じで、ガスカートリッジを温めるような仕掛けはありません。
プロパンの濃いタイプのカートリッジを秀岳荘で買いましたが、寒い時期に外で使ったことはまだありませんので効果のほどは?
昨日は上川地方の天気予報が外れて、一日中、雲。
山頂では眺望が得られませんでした。
黒岳に登り返す前に、石室に寄ってきました。
紅葉時期や夏休み時期でも、石室に泊まれないということはないと聞きました。
テントサイトは広くないですが、混む時期で30張りくらいだそうです。
旭岳温泉もそうでしたが層雲峡温泉もネットだと、どこも満室と出ますが、直接行ってみるとガラガラ。
まだまだ歩き足りない大雪の山々ですが、山に登っている時間より車の運転をしている方が長いですものね。
層雲峡を出て5分もしないところで速度取り締まりをしていました。
私の前の車がつかまりました(^^;
投稿: KON-chan | 2016年8月20日 (土) 08:09
そーですね。石室は止まれそうだけど、
なんか、泊まるのは遠慮したい感じ
テントの方がいいなって感じです。
北鎮岳は天気さえよければ、近いですし
是非今度、行ってください。
そうそう、高いガスを買わなくても
カセットボンベを移し替えるツールがありますので
コンパクトな専用ボンベに移し替えて使っています。
これは、本当に便利ですよ。
投稿: oxy | 2016年8月20日 (土) 12:24
100g入りのカートリッジを5個買いましたが、1個目が、まだ残っています。
お湯を沸かすだけならJETBOILは熱効率がいいので、ガスの消費量はわずかです。
テン泊はいですね。
裏旭も石室も街の明かりが全くこない所ですから、星がきれいでしょうね。
投稿: KON-chan | 2016年8月20日 (土) 15:02
そっか、何日もキャンプするわけでもないし、
お湯を沸かすだけなら、それでもOKてすね。
私たちみたいに、夜中までガスランタンつけて
こった、料理をするわけでもなかったら
問題ないですね。何しろカセットガスはどんな田舎でも
手にはいるのが最高なんです。
レギュラーガソリンみたいな物ですからね。
投稿: oxy | 2016年8月21日 (日) 14:35
oxyさんは、料理が上手いから。
旭岳へはマカロニを茹でて持っていき、山の中でレトルトのパスタソースで食べてみました。
スパゲッティより食べやすいです。
マカロニを茹でるとちょうど倍の重量になります。
しかし、乾燥状態で50g程度が一人分くらいのようですが、そんなに腹に入りませんね。
パスタやカレーのレトルト1パックだけだと物足りないし。
以前、食パンを1枚持って行って、レトルトカレーで食べましたが、あれは腹に入りやすかったです。
秀岳荘で買った乾燥食、10食以上在庫中です。
いつかみたいに長時間停電があったら、食べようと思っています(^^;
ガスはロープウェイ駅や石室でも売っていました。
富士山だと登山口で、登山靴まで売っているようですね。
投稿: KON-chan | 2016年8月21日 (日) 16:56
ロープウェイ駅や石室>
へぇー 最近はすごいですね。
便利と言うか、何というか。。。
以前、アポイ岳に登ったとき
パンを持って行ったら、
喉につかえて、入りませんでした。
せめて、サンドウィッチの方が
よかったのかもですね。
それ以来、パンはやめました。
投稿: oxy | 2016年8月23日 (火) 08:40
深田久弥は、山での昼食にアンパンを好んだようですね。
植村直己はビスケットをかじって山を歩いていたと読みました。
私はビスコやマンナなんて幼児が食べるようなお菓子を行動食に持っていって、しばしばむせてます(^^;
ああいうパサパサしたものは、山にはなじみませんね。
豆腐を山に持って行って冷や奴で食べたと誰かの書いた文章を読んだことがあり、私もカムイヌプリの山頂でアボガド豆腐を食べたことがあります。
山歩きでは脚だけでなく胃も疲れているんでしょうねェ。
私はあまり食べることができませんが、豆腐は喉を通りました。
山で挽いてコーヒーを淹れている人がいますが、あのコーヒーはウマイなァ。
一杯ご馳走させてもらったことがあります。
投稿: KON-chan | 2016年8月23日 (火) 17:06
前は、ドリップのアルミパックを持って行っていたのですけど、今はコップの中に細かいメッシュがセットになった物を持って行ってます。ただし、ちょっと落ちるのが早くて、薄味な感じです。
投稿: oxy | 2016年8月24日 (水) 08:00
行動中は何も混ぜないミネラルウォーターでの補水ですが、ザックをおろしたらやはりコーヒーですね。
ちょっと冷えるくらいの気温なら最高です。
私はパックのドリップコーヒーですけれど。
ニセコで山からおりて入った喫茶店で飲んだコーヒーもうまかったなァ。
投稿: KON-chan | 2016年8月24日 (水) 12:18