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2016年6月 7日 (火)

羊蹄を歩く 1

昨年の私の羊蹄山の登り始めは6月20日。
その日は、雪渓を踏んで高度を上げた。
登り納めは、10月7日。
すでに、8合目から上は雪山だった。

9月の末から5月いっぱいは、雪山装備を必要とする山。
つまり、年12ヶ月の内の8ヶ月が冬の山だ。
残りの4ヶ月で、春・夏・秋が進行する。
今日 登って見た花・虫が、1週間後に再び登った時には、もう咲く花・飛ぶ虫・這う虫が変わる。

Mtyohtei【画像:1枚目】
先の日曜日、黄金沖から見た羊蹄山。

平面的にも立面的にも、安定した天候を得られない背の高い独立峰。
山のこちら側では雲が湧いて濃いガス、しかし、火口縁を回って向こう側に出ると青空ということはしばしば。
山頂は雲の上で快晴、6合目から下は土砂降りということも。

難しい山ではない。
ただ、長い。
とても長い。

でも、あの頂に立ちたい・・・

160607【画像:2枚目】
ということで、羊蹄山へ。

真狩コース。
上の画像の真ん中を登り詰め、火口右端の最高点を目指す。

9合目から火口縁に上がるまでは、雪渓を踏んで高度を上げる。

【画像:3枚目】
雪の割れ目に花。

そうだ。
この山では、生きることを急ぐ必要がある。
植物も動物も虫も1年を4ヶ月で生き、8ヶ月眠らなくてはならない。

【画像:4枚目】
火口縁を時計回りに歩いて最高点を目指すも、気象観測所跡付近でハンガーノック(シャリバテ)(^^;(注)

ンなわけで、観測所跡でザックをおろし、食事休憩してから火口歩きを再開した。

最高点にて。

山頂気温は、登山口より13℃低い予報。
1500メートルまで高度をあげたところで、空気が変わり、ほんのいっとき冷えた。

が、その後、気温が上がるいっぽう。
加えて、無風。
1800メートルを超える高所にいるのに暑い、暑い。

登りの給水は100CC。
以降で、1000CC飲んだ。

山歩き時間12時間00分。
29874歩。

全給水量は、
 ・1100CC

気象観測所跡で、
 ・キッコーマン アーモンドファーム バナナ 200CC
 ・コープ パスタソース カルボナーラ 1袋
 ・札幌パリ アルメット 1/2個

(注)
早い話が腹ペコ状態。

Gpslog_6








登りの始めの方で、トラッキングがうまくいっていない。
原因不明。

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コメント

コメ遅れました(-"-)

頂上からの絶景画像は無かったんですね。
真狩コースでも人多くいますか?。
平日登ってみたいと思っておりますが
まだ雪があるうちは、当方無理のようです。

投稿: きーさん | 2016年6月10日 (金) 15:22

きーさん、こんにちは

今度の11日が山開きです。
その前の入山でしたから、7日に真狩ルートから上がったのは5、6人でしょう。
他ルートも含めて10名いなかったものと思います。
山開き後は、グッと登る人が増えると思います。

火曜日は雲底3000メートルほどの高いところに薄い雲がかかっただけで、終日、全山 晴れ渡りました。
これで11回この山頂に立ちましたが、火口一周中に一瞬も雲によって展望が途切れなかったというのは初めてでした。
洞爺湖、その向こうの噴火湾を挟んではるかに駒ケ岳。
支笏湖もアンヌプリの手前を走る函館本線、国道5号も見えました。
日に白く光る水をはった田んぼ、畝起こし中の畑、畝を起こし終わった畑、既に緑に萌える牧草地も。

2合目の大木の林にはクマゲラがあちらにもこちらにも、エゾシマリスも。

ブログには登頂証明用の画像しか載せていませんが、シャッターだけはたくさん切りました。
ありふれた絵ハガキ写真ばかりで、ネットでいくらでも拾えるショットばかりですが、一人ニヤニヤしながら見るわけです。(^^;

雪は全然問題ありません。
登りも下りも、ストックを使うこともアイゼンを使うこともありませんでした。
ブログに載せた雪渓を、昨年の6月20日は右から左へとトラバースしたのですが、今回は直登しました。
200メートルほどです。

山開き後だと明瞭なトレースが付くはずで、ルートを失うということもないでしょう。
真狩コースだと、6月いっぱいはこの雪渓だけはどうしても踏まないと火口縁に上がれません。
雪が完全に腐ってますので、靴に防水スプレーをたっぷり吹いていくことをお勧めします。

高度を1500メートルくらいに上げるまでは、背丈を超える段差が結構あります。
登りはいいのですが、下る時にヒザを壊さないように。

今回のルートは、昨年の6月20日、初めて羊蹄山を歩いた時と同じです。
その時は先行する某大学のワンダーフォーゲル部の新入生歓迎登山パーティと、1400メートルくらいまではほぼ同じペースで登れたのですが、今回はその時より3時間以上時間が掛かりました(^^;

食事休憩やら眺望を楽しんだり火口(お鉢)回りしたりを含めて9時間で登下山できたのが、今回は山の中で何だかんだやっていたとはいえ12時間(^^;
ちょっと鍛え直さなければなりません。

登った分だけ下らなければなりません。
この下りがとても長く感じます。

山の夕暮れは早いですし、雲の中を通過することもしばしばです。
早立ちをお勧めします。

投稿: KON-chan | 2016年6月10日 (金) 18:42

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